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ちょっとしたきっかけではじめた一日約一時間の散歩。飽きっぽい私にしては珍しく、2週間続いています。暖かい日が続き、降雪がないので外出しやすいという理由で続いているとは思うのですが、いい気分転換になっています。こんなことならもっと早く散歩に出ていればよかった、と思い始めてはっとしました。こんなに簡単なことさえも新しく始められなかった私。オットの両親が2人だけで生活できそうにない、というのがきっかけで、誰一人親戚や知り合いのいない土地に越してきてまる4年。映画館で映画を観る、レンタル屋で会員登録をしてDVDを借りる。音楽や講演を聴きに行く、人と知り合っておしゃべりをする。こんな簡単なことさえ、散歩と同様、つい最近まで出来なかったのでした。そしてこの「ペイ・フォワード」。DVDで見て心を揺さぶられ、原作があることを知って本を手にしたのが今日の午後。心と体に負った大きな傷や、過去の人間関係を清算できないなどの理由で、傷つき弱って、心を閉ざしている登場人物たち。私も新しい環境に慣れなくて、心を閉じて孤独になっていた一人だったのでした。(あははっ、大げさかも)誰かのほんの少しの助けがあれば、救われる人がいる。ちょっと間違えば、押し付けがましくなるこんなメッセージを、ラブストーリーに絡めて一気に読ませてしまう著者の力は素晴らしいです。映画と原作は違うものだと言い聞かせながら読んでいったのですが、やっぱり「ペイ・フォワード」提唱者の少年の運命は映画と同様でした。子供を持てなかった私ですが、自分の子供がこうだったら~と妄想します、、、この母親のように子供を愛し、きちんと育てることができるかな?(無理、かも~)そして、私も「ペイ・フォワード」できるかな?いままで私がしてきたことの中に、それはあるかもしれないし、ないかもしれない、、たくさん受け取っているのですけどね。この少年のように、身を削るようなやり方は出来ないかもしれないけれど、誠実に一日一日を生きていくことからはじめようと思っています。キャサリン・ライアン・ハイド著 角川文庫最後まで読んでくださってありがとうございます♪
2007年01月24日
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きっかけは、桐野夏生のエッセイ集。パトリシア・ハイスミスについての一文があった。それから、たまたま家にあった「太陽がいっぱい」を読み、「見知らぬ乗客」(両方とも映画の原作)で夢中になり。とうとう、こんなのがヤフオクに出ていたのを落札し、アマゾンで探し、ブックオフをうろつき、、、それでも、まだ手に入らないのが何冊かあります、、どの作品もはずれがない。心理描写が細かくて、読みながらため息ついたりドキドキしたり。中でも、「太陽がいっぱい」から始まる連作は、主人公リプリーの性格設定が、どうにもいやな怪しいやつで、自分のしたことを反省しないし、気に入らない相手を追い詰めるやり方はえげつない。こんなのが身近にいたら、絶対あやしい!!と思いながら憎めないのが不思議なやつなのだった。シリーズの中の「リプリーをまねた少年」を読んでいると、高村薫「李歐(りおう)」が浮かんでくるのは私だけでしょうか??(単に同性愛っぽい、というだけなんですが)偶然だけど、「老人と暮らし始める家族」の話が2つあって、両方とも、かなり皮肉な終結を迎えるのだけど、介護される老人、それを支える家族の関係とそれを取りまく人たちを冷ややかに観察する作者の視線が痛いほどでした。
2007年01月23日
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お隣の奥さんに誘われて、2年前から読書会に入っています。ひと月に一度、お茶とお菓子を楽しみながら、テキストの感想を話し合う気楽な会です。25年続いていて、発足当初からの方が2人いらっしゃいます。80代70代の方も。なんと私が最年少だから笑っちゃうよね。今度のテキストがこの本。藤原雅彦著。新潮社刊。2005年発行。昨年ベストセラーになり、あちこちの書評で取り上げられていました。最近の新書は読みやすいし。と高をくくっていたのが災いし、まだ読んでない!!明日の読書会に間に合わないではないか~今日、なにが何でも、とにかく読もう!と決心し、朝からとりかかりました。読むのだけは早い。そしてすぐニワトリ並みに内容を忘れるのが私の常。メモ代わりにここに書いておけば、あとでなにかの役に立つかも~で。読み終わりました。藤原先生の講演が元になっているからか、ユーモアを交えてわかりやすいお話でした。昨年のライブドア、M証券事件の主人公たちの発言への批判もあって、タイムリーが命、の新書らしい内容だな、と思ったのが最初。で、今までの歴史認識に新しい視点を示していて、それはかなり新鮮でした。思想家ロック、ホッブズから、アメリカ独立宣言の内容は、昔勉強したけど、こんな意味だったの?と自分のアホぶりを認識、、、も一度調べます、、と反省。アメリカ、イギリスの大学で教えていらした経験から、外側から見た日本の姿、そして、日本人のありようは果たしてこのままでいいのだろうか、、そんな思いが一杯なんだろうな、、海外渡航者の数や異文化で暮したり仕事をする人が増えている現在、この本の内容に共感する方が多いから、ベストセラーになったのかな?この本をたくさんの方が読んで、自分の座標軸を確認していけたら、世界、いや日本はいい方向へ変化していくだろうと予感させる本でした。読んで下さってありがとうございます。
2007年01月16日
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唐突ですが、私の読書記録です。9日にCATVで映画「A.I.」を見ました。主人公の男の子のかわいらしさにすっかりやられてしまって、この3日ほど検索しまくりでした。その原作本がこの「スーパートイズ」。短編集です。検索の結果、近くの公民館の図書室にあることがわかり、雨のなか、40分かけて歩いていったのです。受付の女性に「こんにちは~」と声をかけ、3つ並んだ書架のいちばん右の端に行って、目を上げたら、、いちばん上の段のいちばん右端にこの本がっ!!本屋に行って目当ての本を探し当てるのは早いほうだとは思うのですが、びっくりしましたよ~根拠なしに、今年はナンカいいことあるかも、と思ってしまった。さて、本題です。この表題の主人公の女性は、ロボットを息子に見立てて生活しているのですが、それにだんだん耐えられなくなってきます。それから、どうなるかは読んでからのお楽しみです、、巻末に、スタンリー・キューブリック監督との映画製作にまつわる話があって、面白かったです。映画を見てないと、「ピノキオ?鉄腕アトム?」で終わってしまう内容の短編でしたが、子無しの私にとっては、カナリずしんときました。それは、映画を見て考えたことでもあったのですけれど、、人間、いや私って身勝手だなって。それは、主演のハーレイ君が飲酒運転で怪我をした事を知ったとき、怪我はどうだったんだろう?と思うより前に、事故車の中から麻薬が出てきたとあったので、「これでは、あのホームアローンの子役と同じではないか。子役は転落するんだな、成長して可愛くなくなったら使い捨てなんだ」って思ってしまったから。それから。竹書房というところから、同名タイトルで単行本と文庫本両方出ているのですが、文庫のほうが収録されている短編の数が少ないです。削られた短編、私はあまり面白くなかったので、そういうことか、と思ったりもしました。この本を探しに本屋にいったら書棚に無くて、そのまま帰るのも、と約2時間かけてハインライン「夏への扉」立ち読みしました。単にSFつながりってだけですが、名作としてずっと人気があるのは納得、お勧めです。でも、今読むと、あの映画か?っておもってしまった~ネタばれなので、かけないのが残念ですが、、最後まで読んでくださってありがとうございます♪
2007年01月12日
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オットの母親Kさんには坐骨の周辺に床ずれがあります。前にも書いたとおもいますが、3年前のいちばんひどいときは肛門の上あたりに3ヶ所に親指第一関節半分ほどがすっぽりはいるほどの大きな穴が開いていました。今から考えると、やっぱり栄養状態が悪かったのですね。食事が十分取れていないということです。その当時、夕食時は食事介助で3時間かけてバナナ1本、小豆を甘く煮たもの(粒あん)を小さな器の半分ほど、3Pパックのプリンをひとつ、たっぷりのマヨネーズ入りポテトサラダ。コレだけが夕食。このほかの食べ物は口を固く閉ざしてしまって受け付けないから、このときだけ正気に戻るのかな?と不思議でした。このころ、発熱が多くなってきたこともあってかかりつけ医の判断で胃に穴をあけてチューブをいれてそこから液体栄養を注入する、ということになり、一日800Kcal(1000だと吐いてしまった)をつづけたら、見る見るうちに傷がよくなってきました。コレにはびっくりしました。でも、あの毎日3時間の食事介助はなんだったの??疑問が残る鬼嫁でした。
2007年01月09日
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年末年始はいかがでしたか?オットの母親のKさんは、デイケアが4日間お休みでしたので、家にいました。一日に、お下のお世話が4回、経管栄養の注入が3回。そして液体栄養と、水分を寒天で固めるという作業も加わりました。コレだけのことなのですがね~~ほんとめんどくさかったです。頼りにしている義姉は年内に帰宅して、入れ替わりに義妹一家がやってきました。にぎやかなお正月で、それなりに楽しかったのは確かなんです。私が作った料理もおいしい、と食べてくれたし、喜んでくれたら、作りがいもあるしね。でも、ですよ。なんかへん。数年前から彼女の言動が、うまく理解できない。Kさんのことでは感謝してくれているので、そのことで私にこだわりはないのですが、、、「娘の進学先なんだけど、私立を受験させようと思うんだけど、いいかなあ?」(決めるのは娘でしょ?私に学費払えって言ってるのかな~)「子供にお金がかかるから働きに出たけど、通勤がつらくて、休みは寝込んじゃっているの。ちょっとしかお金もらえないのに、こんなに疲れていては、病気になるからやめようと思う」(自分で決めたら?)「おにいちゃん(私のオット)は家事を手伝ってくれるからいいよね、私の!さん(彼女の旦那さま)は私がどんなに疲れていても、何にもしてくれない!この間は、はじめてベランダの掃除をしたけどそれだけだった!」(そんなにがあがあ言ったら、私だって二度と手伝うまいと思うよ)そのほかにも、「お母さんにもし何かあったら、自分も死んでしまうかもしれない」だって~聞き流していればいいだけなのですが、私もまだまだ未熟者。なんでそんな事言うんだろ???それとも、そんなこと言われて引っかかってしまう私が変なのかと思う今日この頃でした。
2007年01月06日
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