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こんにちは。
今回はフィンランドの天才ラリードライバー、 カッレ・ロバンペッラの
14歳でのラリー初走行動画
カッレ・ロバンペッラ(Kalle Rovanperä、2000年10月1日生まれ)は、フィンランド出身のプロドライバー。
2022年・2023年にWRC(世界ラリー選手権)で連続チャンピオンに輝くなど、
若年ながら“世界最強のラリースター”として知られています。
幼少期からラリー環境に恵まれ、元WRCドライバーでもある父ハリの指導のもとで育ちました。6歳で運転、
8歳には父がペダル到達可能に改造したトヨタ・スターレットでオフロードを駆け回っていたといいます。
まだ運転免許取得前であることもあり、移動区間(リエゾン)はコ・ドライバーが運転し、スペシャルステージ(SS)でのみカッレ本人がドライブ。
フィンランドの法律と地元の協力により、彼の安全かつ実戦的な“初ラリー”が実現しました。
以下、動画から読み取れる彼の特徴を深掘りします。
林道でもフラットにアクセルを踏む姿勢が印象的。これにより加速と車速の維持がスムーズに行われており、
すでにプロ水準の“スロットルコントロール”が垣間見えます。
グラベル路面で、ステアリングとアクセルとブレーキングのそれぞれのタイミングとバランス調整で荷重移動、コーナー全体で各
タイヤの前後左右方向の限界を保ちつつ、
リアを滑らせ
クルマの最適な向きと速度をコーナー出口まで自在に操り
ドリフトアングルを保つ技術は14歳の運転とは思えない。WRCでも要求される高度な車体バランス感覚がもうすでにあります。
それらの操作は路面変化や起伏に対し、リニアなリアクションではなく「先読み」で動いている点がプロレベル。
ラリーで最も重要と言われる“予測運転能力”をすでに体得しています。
タイトコーナーでハンドブレーキを駆使し、リアを向き直すテクニック。
これは後年のGRヤリス・Rally1における走りにも引き継がれるスキルです。
| 年齢 | 主な活動 |
|---|---|
| 6歳 | 父・ハリのKP61スターレットで初ドライブ |
| 8歳 | YouTubeで本格走行を披露(バイラル動画) |
| 14歳 | 初ラリー出場(Keuruuミニラリー) |
| 15歳 | ラトビア選手権R2クラス優勝 |
| 16歳 | オープンクラス優勝、国際的注目獲得 |
| 17歳 | WRC‑2で国際デビュー |
| 19歳 | WRCフル参戦&初優勝(ラリー・エストニア) |
| 22歳 | 最年少WRCチャンピオン(2022年) |
| 23歳 | 連覇達成(2023年) |
少年期からすでに世界基準の走りを見せていたカッレ。彼を育んだのは、まさに以下の3点です。
日本では難しい環境かもしれませんが、こうした取り組みから学び、
若い才能が育つ土壌の整備を考えてみるきっかけにもなるはずです。
この14歳時の動画は、世界チャンピオンとなったカッレ・ロバンペッラの“才能の原石”が
如実に表れた希少な記録です。ドライバー、育成者、ファン…すべてにとって示唆的な内容。
是非動画とともに楽しんでいただきたいです!
カッレ・ロバンペッラは当然ながら今も速い。日頃の訓練の成果もあるが、幼少期から反応速度が鍛えられていたのでは?と思いなぜか神経伝達速度について調べてみた。もちろんこれだけが速い秘密ではないと思いますがでも
これを鍛えることは車の動きに素早い対処ができるのではと考えました。
運転時の反応速度に影響する神経伝達速度は加齢によってゆるやかに低下しますが、しかしそれだけで運転能力が決まるわけではないと考えます。以下は、各年代における神経の伝達速度と、その影響が運転にどのように現れるかを整理した一覧表です。
| 年齢 | 平均神経伝達速度(m/s) | 反応時間(目安) | ドライビングへの影響 |
|---|---|---|---|
|
6歳
|
約80 | 遅い(発達途中) | 集中力・判断に課題あり |
|
8歳
|
約90 | やや速い | 反応速度は速いが経験不足 |
|
14歳
|
約100 | 非常に速い | 技術習得に適した時期 |
|
20歳
|
100~120 | 最速域 | 判断力・反応速度ともに最盛期 |
|
50歳
|
約90 | やや遅くなる | 経験でカバー可能 |
|
80歳
|
約70 | 遅い(最大50%低下) | 複数操作に遅れやすい |
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