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2011.06.07
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​​【WRCの醍醐味】マルコ・マルティンが魅せた、雨のグラベルでのすばらしいドリフト(2002アルゼンチン)​
(2025/6/8記事再構成)
WRCファンの中でも語り草となっている“あのシーン”。
2002年のラリー・アルゼンチンで、フォードの若き才能マルコ・マルティンが見せた、雨に濡れたグラベルを長く、美しく横滑りで抜けていく究極のドリフトシーンが、今も多くの人々を魅了しています。

📹 ▶ YouTube動画



​■ ヘビーウェットのグラベル、フォーカスWRC、そして“ラインを外さない”技術​
この映像のハイライトは、一つの左コーナーを、信じられないほど長い距離をドリフトでキープしたまま駆け抜けるマルティンの走りです。

通常、グラベルでこれほど滑らかに横滑りを続ければ、どこかでタイヤがグリップを失い、大きくアウト側に膨らんでしまうのが常識です。しかしこのときのマルティンは違いました。

ラインを外さずに車両を横方向にしたままコーナークリップまでいく
アクセルワークとカウンターの完璧なバランス
マシンと対話するようなステアリング操作
コーナー出口でピタッと前へ加速していく

そのすべてが「この一瞬」に詰まっています。

​■ 印象的なこのシーンは記憶に残る​
このシーンが印象的な理由は、派手なドリフトだからではないです。

マルティンはこの年、フォードからフル参戦を始めたばかりの若手ドライバー
このコーナーは雨でぬかるんでおり、リスクが非常に高い
にもかかわらず、まったく破綻せずに全開で駆け抜けるコントロール精度

このドライビングは、“芸術”としてのラリードライビングだと断言できます。

​■ フォード・フォーカスWRC '02の挙動も注目ポイント​
マシンは当時のFord Focus RS WRC 2002。このモデルはミシュランタイヤを履き、安定したトラクション性能と、鋭い応答性を持つことで知られていました。

特に注目してほしいのは:

リアの滑り始めと収束の自然さ
サスペンションが路面に追従している様子
エンジン音が切れることなく加速を続けるテンポ

このすべてが、マルティンの「攻めているのに優雅」という走りを支えています。

​■ WRCの美と醍醐味が詰まった“数秒”
この映像はわずか十数秒の中に、ラリーという競技の魅力を凝縮しています。

機械と人間の一体感
極限状態での判断力
滑る路面と戦う、繊細なバランス操作

WRCを知らない人にも、この映像一つで「なぜこれほど人が魅せられるのか」が伝わるはずです。

​■ 最後に:マルコ・マルティンという天才の記憶​
マルコ・マルティンは、速さと芸術性を併せ持つ稀有なドライバーでした。2005年に事故で親友マイケル・パークを失い、一線を退いた彼のキャリアは短かったものの、彼が残した走りは今なお語り継がれています。

ぜひ、以下の映像を見て、その“神がかった瞬間”を体感してみてください。





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Last updated  2025.06.08 16:50:24


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