THE SPECIAL STAGE

THE SPECIAL STAGE

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

2011.07.15
XML
カテゴリ: FIAT
​​【クラシックカーの魅力】愛され続けるイタリアの小さな名車「Fiat Topolino」​
(2025/6/9記事再構成)
コミカルなデザインのFIAT ​Topolino



みなさんは「Fiat Topolino(フィアット・トポリーノ)」という車をご存知でしょうか?
その名前の由来はイタリア語で「小さなネズミ」。ドイツ語では「Mäuschen(メウシュヒェン)」と訳され、その愛らしい外観からもその名にふさわしい印象を受けます。

この小さなクラシックカーを愛するオーナーたちは、今回、ドイツ・ドレスデン近郊で開催された2011年国際トポリーノミーティングに集結。Topolino を通じて、時代を超えた「人生観」や「ノスタルジー」を分かち合いました。

​最小の量産車、驚きの性能​
1936年に登場したFiat Topolinoは、当時としては非常に革新的な設計を持っていました。
当初の価格は8,900リラ。それでも以下の装備が標準でした:
油圧式ショックアブソーバー
油圧式ブレーキ
12ボルトの電装システム

エンジンはわずか659ccながら最高速度は80km/h、燃費は6L/100km。数値だけを見ると控えめですが、運転する楽しさは一切損なわれていません。

「一度でもTopolinoに乗って、仲間と一緒に風を感じたら、もう忘れられません。高速道路じゃなくて、のんびり田舎道を走るのが最高なんです」

オーナーのそんな言葉が印象的です。

​大衆車としての成功と文化的意義​
Fiatはこの車を1955年までに55万台も生産し、戦後ヨーロッパのモータリゼーションを支えました。
この功績から、**「イタリアのフォルクスワーゲン」**とも呼ばれ、今も多くのファンに愛されています。

イベントでは、山岳地帯をTopolinoの車列がゆったりと進みました。
わずか16.5馬力の水冷エンジンでは、登り坂がちょっとした試練となりますが、それすらも「味わい」になってしまうのが、この車の魅力。

​トラブルもまた、楽しみの一部​
今回は、ある参加車両が山道でオーバーヒートによりヘッドガスケットがぬけてしまうトラブルも発生しました。
しかし、4気筒エンジンは構造がシンプルなため、わずか3~4時間で修理が可能とのこと。
結局、その車は積載車に載せられて次の目的地へと向かいました。

​モーリッツブルク城でのフィナーレ​
ミーティングのハイライトは、美しいモーリッツブルク城での展示。
50台のTopolinoが一斉に並ぶ光景は圧巻で、訪れた観客も大興奮。
その価値は30,000ユーロ以上?と聞かれても、「売らないよ、これは宝物だから」というオーナーの一言が、この車への深い愛情を物語っていました。

​Topolinoはクラシックカー初心者にもおすすめ​
今でも状態の良い車両は多数現存しており、9,000ユーロ前後で入手可能。
クラシックカーの入門車としても評価が高く、整備性やパーツ入手のしやすさからも、Oldtimer(クラシックカー)初心者にはぴったりの一台です。

​まとめ​
Fiat Topolinoは、古い車というだけではなく、 それは、時代を超えて人々の心をつなぎ、笑顔を生む**「走るノスタルジー」**なのです。

皆さんも一度、この小さなイタリアンと出会ってみませんか?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.06.09 14:24:53
[FIAT] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: