週末に上場しているドラッグストア21社の既存店の前年比売り上げのデータをエクセルで打ち込んで平均や分散をしらべて遊んでみました。未公開のマツキヨとネット販売のケンコーコム、データが乏しいレディー薬局は除外しています。
各会社の一年間(去年の4月から今年の3月まで)の前年比既存店売り上げについて調べました。各社の年間既存店売り上げ前年比率の平均は1.4%でした。ドラッグストアは年間通じて平均すると既存店プラスの業界なんですね。
ちなみに年間既存店売り上げ1位はコスモス薬品で10.8%増、2位は薬のアオキ6.6%(去年4月5月のデータはなし)、3位はウエルシア関東4.3%増、4位はスギ薬局4.1%増、5位はセイジョー2.6%増、6位はサンドラッグでした。上位3社は一度もマイナスの月がありませんでした。
去年の3月から今年の3月までの21社の既存店の売り上げの平均を、月ごとにすると上の図のようになります。左端が去年の3月で右端が今年の4月です。今年の2月、3月、4月がマイナスでした。これはドラッグストア業界では珍しいですね。花粉症が今年の春には流行らなかったことが原因と思われます。逆に去年の3月、4月の既存店の伸びは花粉症大流行のせいか、異常に高いですね。
エクセルでいろいろいじっていると、それぞれの会社の特徴がわかります。ただ残念ながらここは特別に割安という銘柄は見つけられませんでした。マーケットは、成長性や収益性からバランスの取れた評価をしているなと思いました。
ただしいて言えばレディ薬局が相対的に割高かもしれません。もしレディ薬局の空売りができれば、レディ薬局売り、サンドラッグ買い、でかなり確実な差益が取れるとは思いますが。でもIPO銘柄は空売りできないんですよね。
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