与乃登のご祈祷日記

与乃登のご祈祷日記

2006年02月17日
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昨日のお話の続きです。

彼氏の仕事がうまくいかないといって若い女性が相談に来られました。
女性から、彼氏にお金を貸していること、結婚の約束をしながら彼氏は離婚が成立していないこと、を聞き出した与乃登はだまされているのではないかと直感した。
霊視の結果を聞いても、半信半疑の女性は与乃登に促されて彼氏のことについて、調べてみることにした。

後日、女性から電話があり

女性 「先生!私だまされていました。」

与乃登「何か分かりましたか?」

女性 「ひどいんです。わぁぁぁぁっ。」

与乃登「おちついて、泣かないでこちらに一度いらっしゃい。」



与乃登「どうしました?」

女性 「彼氏は私から借りたお金で奥さんにお店をさせていました。」

与乃登「そうでしたか。」

女性 「すべて嘘だったんです。」

与乃登「そうなの。真相が分かって良かったじゃないですか。」

女性 「それで私、死のうと思って川に飛び込んだんです。」

与乃登「え?無事だったんですね?」

女性 「はい。気が付いたら川岸に居ました。」

与乃登「それは良かった。無事で何より。そんな男のために死ぬもんじゃない。」

女性 「でも。彼氏が死ねばいいと願って私、自殺しようとしましたから・・・。」

与乃登「それでどうしました?」



与乃登「え!何ですって。」

女性 「周りは自業自得だろうというんですが、私、幽霊になって、運転中だった彼氏の首を絞めた記憶があるんです。」

与乃登「うーーん。これは難儀なこと。彼氏は重体ですか?」

女性 「はい、もう命に別状はないそうなんですが、私が来るといってうわごとを言っているそうです。」

与乃登「とにかく生きていて良かった。あなたも、彼氏も。命をもてあそぶものじゃない。」



与乃登「別れなさい。きっぱりと。」

女性 「でも、お金が。」

与乃登「そんなことは弁護士にでも任せてしまいなさい。」

女性 「もう、結婚は無理ですよね。」

与乃登「まだそんなことを!自分の命を絶とうとしたことと、彼氏を殺そうと思ったことの責任を考えなさい。」

女性 「あぁ。やっぱり死ねば良かった。」

与乃登「取り合えず一週間ほど、尼さん修行しておいで。お寺を紹介してあげるから。」

女性 「あー、それ良いかも。」

与乃登は知り合いのお寺に尼修行を頼んであげた。

与乃登「もう、死のうなんて思わないようにね。死んだらつらいのはあなたよりも、家族だからね。もし、彼氏の事後があなたのせいだったら、それもあなたの因縁になるからね。ゆっくり考えておいで。」

女性 「取り合えず、行ってきます。」

そういって女性は帰っていった。
人生が思い通りに行かなくなると安易に自殺に走る若者が多いが、残された家族の悲しみはいやされることがない。
自殺をしても、霊的には何の解決にもならないばかりか、自分の人生を放棄したことの罪の償いに苦労することを与乃登はかいま見て知っている。くれぐれも、自殺しないことだ。ましてや、誰かを殺そうなんて。殺さなくても、人はいずれ死んでいくものだ。短い人生を大切にして欲しい。

与乃登(よのと)の神霊心療室
http://yonoto.com/














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最終更新日  2006年02月17日 18時25分30秒
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