与乃登のご祈祷日記

与乃登のご祈祷日記

2009年01月10日
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昨日のお話の続きです。

病気の原因は呪詛に負けたからだと見抜いた。
助けるように神霊から指示された。

与乃登は長い時間を掛けて、妹さんに呪詛を賭けた祈祷師を霊視で割り出し、呪詛返しを行った。

与乃登「相手方は5人。」

相手の祈祷師も女性だった。
与乃登は相手方が、呪詛に勝ったと油断している隙を狙って、対抗した。

与乃登「さて、やっかいな。相手方をつぶさねば、こちらがやられる。因業な事よ。」


与乃登「弁天様。お助け下され。相手の祈祷能力を奪って下され。」

やがて、長い時間が経って、ふっと、緊張した空気が和らいだ。

与乃登「止まったな。」

おそらく、死んではいないだろうが、もう護摩は焚けまい。

与乃登「さて、魂振りにはいるか。」

妹さんの魂を呼び、魂振りをかけた。

与乃登「もう、死ぬ気でいらしたか。ずいぶんと冷えておられる。まだ、お役目が残っておられますぞ。」
力一杯、十種神宝と共に御霊を振った。

そこへご相談者のお姉さんが来られた。

与乃登「これは、ようお越しです。」

奥さん「妹はずいぶんと良いようです。」



奥さん「妹は元に戻りますか。」

与乃登「それには条件があります。」

奥さん「何でしょう。」

与乃登「神様をお返しなさいませ。」

奥さん「それはちょっと。」



奥さん「えぇ、そうです。」

与乃登「妹さんは祈祷師としては優しすぎた。躰も祈祷師をする体力にはおそらく戻らないでしょう。」

奥さん「では、どうすれば。」

与乃登「教会は誰かに任せて、妹さんには普通の生活に戻ってもらってください。」

奥さん「妹は霊能者として生きてきました。今更、普通の生活なんて。」

与乃登「では、躰がもちませんよ。」

奥さん「何とかなりませんか。弁天様も助けるとおっしゃられたと。」

与乃登「そうですよ。助けて頂いたから、命があるのですよ。功徳ですよ、今までの。」

奥さん「なんと言うこと。妹は、死ぬも地獄、助かるも地獄です。」

与乃登「そうですか?妹さんはまだ若い。幸せな結婚も有りですよ。」

奥さん「元気になれば、妹に決めさせます。」

与乃登「そうしてもらってください。」

その後の噂では、妹さんは回復後、信者の声に押されて、また、祈祷師を始められ、間もなく亡くなられたと聞いた。

与乃登(よのと)の神霊心療室
与乃登の神霊心療室/
http://yonoto.com/









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最終更新日  2009年01月10日 17時48分52秒
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