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2010年01月24日
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カテゴリ: Book
読み終わりました~。

■『失われた私』


600ページにも及ぶ文庫本でしたが、引き込まれ読み切りました。

自分の中に16人(女性12人&男性2人)もの人格をもつ女性の実話。

生後6ヶ月から、実母による精神的・肉体的虐待、性的虐待を受けてきたシビル。
辛さや悲しみから自分を守る為に新しい人格が生まれ、その人格により生き延びて来た。
しかし、自分の中の他者の人格が表面に出て来ている時の本人の記憶はない。
大きな記憶の途切れは、頼りだった祖母が亡くなった時で、本人はその後2年の記憶がない。
しかし、目覚めてる本人シビルの記憶がないだけで、表面に出て来た別の人格がその間に

成長するに従い、その目覚めてる人格シビルが記憶をなくす時間が頻繁に置き、
自分が何をしていたのかわからない恐怖に常時襲われることになる。

自分が表現できなかった感情、願望が別人格として生み出されたシビルは空っぽの状態。
その空間を埋めるべく、各人格との統合への旅が始まる。

それにしてもこの16人が生き生きとしていて、それぞれが個性的。
容姿も出身も年齢も全く別で、こんなに違う人格がひとりの人間から生まれたことに
驚きが隠せない。
シビルはIQ170を越える天才だが、多重人格者=天才ではないと後述されています。

前半はシビルの壮絶な少女時代が明かされ読んでいて辛いものがあります。
この諸悪の根源の母ハッチーですが、彼女は精神分裂症だったそうです。
彼女の症状の原因は、独裁者的な父親にあり、彼が天才だった彼女を退学させて

愛されなかった彼女は愛することをしらず、また彼女の家系の何人かは同じく
精神を病んでいた。

シビルの父親ウィラードは、シビルに危害も与えなかったが、救いもしなかった。
本当に"なにもしなかった"人物で、放任し、現実から目を背け、自分はいい父親
であり、なによりも尊敬されるべき仕事人間だとして生きた。

極端に攻撃的で目立ちたがり、徹底した残忍さ。

シビルは母からの虐待、父からの放任と二重の虐待を受けていたことになる。
そのうえ、宗教に傾倒していた祖父からは毎日世界の終わりの話をされ、
宗教と自分にも悩まされる。

この悲しいことが多重人格を生み出して来たが、シビルとその他の自我の
確執をこえ、統合されて行くシーンには本当に清々しさを感じる。
読んで行くうちに、シビルとも他の自我とも友人になったような気がして、
その瞬間を一緒に喜びました。

人間は本当に不思議な生き物で、たくさんの可能性を秘めていると感じます。


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今日は大久保でプチお仕事。
帰って来てダンナとドトールで

夕飯はホタテの炊き込みご飯、白身魚のホイル焼き、菜の花のからし合え。





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Last updated  2010年01月25日 17時17分18秒
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