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連れ合いはご近所のおしゃべり会に出かけた。私は家の片付けをしたが、なかなか思い切れないところがある。***戦争が終わって80年を経過した。然し世界はそこここで戦争が進んでいる。時として日本が浮いて見えるような気がする。現政権も徐々に戦争への道を歩んでいるのではないかと思うことすらある。核兵器を忌避しながら、核の傘に甘んじて生きている現状を一体どう考えるのだろうか。よく抑止力として持つ核の話だが、それを誰が使わないと言い切れるのだろうか。被弾すれば、勝敗を考えることなく報復は必至だろう。そして、地球は壊滅することになる。地球絶滅の1大エポックになり得る話だと思う。以下のコラムは池上彰が沖縄県宜野湾市の若者たちを対象にした講演会での話だ。最も戦争の後遺症を受け継ぐ沖縄の若者はどう考えているのだろうか。先ず、沖縄には米軍基地が集中して存在する。さらに普天間基地(沖縄県宜野湾市)は返還されていません。治外法権があらぬ所まで幅を利かせ、悪を悪として裁けない状況が続いている。米軍から守って貰うためと言いながら、傷を負い続け、うやむやになる。少しくらいは進展しているのだろうか。2025年は戦後80年として日本の歩みを意義づける年になった。沖縄からすれば1972年の本土復帰から53年ともいえるっだろう。いまも米軍基地が集中している。なぜ、こうした事態になったのか現代史を少し振り返ってみると、20世紀の末期、ベルリンの壁が崩れ、資本主義と社会主義の陣営が鋭く対峙した東西冷戦が終わった。両陣営のリーダーだった米国とソ連は直接戦火を交えず、米ソの「代理戦争」ともいえる戦争が世界で繰り返された。莫大な軍事費や人的な犠牲を払い、経済や社会が疲弊していった。ただ冷戦を繰り広げた。一触即発的に場面もあったが、直接米ソの戦いはなく、今も代理戦争的な戦争が止まることを知らない。さらに、軍事費は増大し経済は疲弊していったのだ。ソ連が崩壊し、世界が変わるかと思えば、ロシアが、強権的に再生し、さらに力を蓄えた、中国の台頭を見ている。先鋭的な技術で、遅れていると感じていた中国は、今や世界をリードする立場になった。然し今の台湾問題を契機に、何処まで本気なのかと思うほど日本を挑発すする。中国大陸の民は、本当に満たされているのかと考えると、必ずしも満たされているとは思えない。内部の不満を中央政府に向かわせないように他に外敵を作り(日本等)それを煽ることで、世の中が悪いのは全て外敵にあると言う論法なのだろう。言論が統制され、少しでもおかしな行動をすれば、当局に捕まる世の中では、正義が行われることは無いだろう。厳格に統制されていると思えるなかでも汚職が横行している。世の中が清廉であることは無理であると証明するばかりだ。沖縄の問題(即ち日本の平和)に戻るとき、高市首相が所信表明演説で沖縄県について、地元の負担軽減に引き続き取り組みながら、強い沖縄経済を作るというメッセージがあった。言葉通りに受け取ることは今までの経験上すんなりと受け取れないが、本音(実際裏で行動している)はどうなのだろうかと常に疑問符を持たざるを得ない。中国の台頭で、沖縄の戦略的な重要性が昔以上に重要になってきました。ロシアの台頭も含め背景にはこうした国際情勢の変化があるのだ。口で言うのと実際の流れは時としてずれる。戦後80年をどう捉えるかという問いかけに「沖縄で起きたことを人々に知ってもらい、後世に伝えることの意味は大きい」といった声があがったようだ。然し、声を出すだけでは、何も変わらないと言った、諦観も出始めている。トランプの思惑通りにどうにでも従わされるという気もする。だからといって、日本が武力を強めて、それで世界のバランスが保たれるとは思えないのだ。いずれにせよ、日本が確固たる主体性を持って、事に臨む気構えこそが必要なことではないか。
2025.11.26
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今日は1日鬱陶しい雨だった。夕方上がった時間にフォレスタのリハビリに出掛けた。20分程度で、満足なのか分からないが、教えられたことを家でもやってみようと思う。幸い、最近痛みは減ってきている。***最近クマの被害が目に余る。被害は過去最悪の状況にあるという。人口減少により里山がクマにとって、安全な場所になっているのだろうか。人口減が、こういった所にも影響を及ぼしているのかと思うと、考えさせられる。大都市や観光地は、人混みで、身動きも採れないような所ばかりなのに、田舎は閑散として、たまの散歩もクマに襲われ殺されるという何やら割り切れないものを感じる。クマと共存するなどと言ったことを平気で述べられている人も居る。極端な例は、クマに襲われるために猟銃で駆除するという事を聞いて、どこか間違っているのではないかと思う。クマをかわいそうだという人はクマと接して襲われたことの無い人、またその現場を見たことの無い人だろう。自分の家族が、そういった目に遭ったとして、それでも保護してやるべきだと言えるのだろうか。実に勝手な言い分だと思う。大人しいクマを檻の向こうに見るときは可愛いと感じるかも知れないが、一旦檻を取り外したことを考えて時、同じ気持ちにはなれないと思うのだが。少なくとも私は、驚異以外の何ものも感じられないだろう。クマが凶暴になったのは、人口減に伴って、必要な手段を執ってこなかったからだとの話もある。之は人口減を、こうした点からも見てこなかった、政治サイドの怠慢で無いのかと思う。クマ類による人身事故は10月末の時点で12人の方が亡くなっているという。ここまで来て、国は、やっと自衛隊や、駆除のための対策を慌てて取り始めた。柿の木に上ったクマをそのまま駆除できないのか私には、理解できない。銃の球が何処に飛ぶか分からないからと言うなら、精度を上げた銃を使えば良いのではないか。今はクマに舐められているとしか言い様がない。ある一線を越えると必ず殺されると言うことが決まっているとしたら、クマ側も自制する本能が働くのではないか。1978年から2018年にかけての40年間でクマ類の分布域は約2倍に拡大したとある。人は減り、元々バランスが取れていたところも、クマの独壇場となってしまったようだ。今の里山はクマの領域、電車の走る場所は人の領域と人為的にそう導いているのが、今の政治ではなかろうか。クマはまだ絶滅危惧種とは成っていなく、増える一方だ、行政に守られない従来の田舎の人達はクマに遠慮して、自分が檻の中に入らなければならないのだろうか。クマが一体どれ位になったら、新に対策を採るのだろうか。対中国の軍事想定ではなく、現在既にクマの被害は日増しに増しているのだ。ツキノワグマはドングリしか食べず可愛いが、ヒグマは人を襲うというのは本当なのだろうか。クマの駆除をかわいそうというと思う人はそうしたことを考えているのだろうか。クマは冬眠中も近くに人や鹿などが通りと目を覚ますという。そして、場所をも変えるのだとのことだ。クマと人間との名目上の共存を行うには、距離を離す事が必要だ。「すみ分け」だが、かつては里山が之を果たしていた。然し今のクマは、そんな事では分けられない。抜本的な「すみ分け」対策が必要だ。オスは母子を見つけると交尾のために子を殺すことがあるとのことだ。之を避けて母子熊は人の生活圏に逃げてくるのだとも言う。最後には学者のような対策が述べられていた。クマ問題の根源は野生動物管理の専門知識を備えた行政職員がほぼ存在しないことである。都道府県に専門の常勤職員を配置できれば、市町村も安心して対策について相談することができ、地域のクマ対策力を底上げすることができる。今年と同じことを繰り返さないためには、市民はクマを森から出さないために誘引物の撤去など個人として出来ることを着実に実行し、行政はクマ問題を自然災害と捉え、ドングリが不作であってもクマっが出没してこないように備えるべきである。人口縮小社会では片手間でクマに向き合うことはもうできない。野生動物の管理には予算、手間、時間がかかるという認識を持たない限り、クマと人間とが何事もなく生活し続けるのは難しい。人間がクマに対抗し続けることこそが、真のクマとの共存といえる。何か具体性が突っ込まれていないようで、今年のクマの被害は収まるのか、来年のクマの被害は減るのだろうか。とても心配である/
2025.11.25
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午前中有は弁当の配食サービスだ。年を採ってくると車を動かす人が少なくなるようで、次の候補はなかなか出てこないようだ。ボランティアと言うだけではないだろうが。午後は北摂文化大の講演会がトリシマホールで行われた。講師は和楽師の東儀秀樹さんだった。笙、ひちりき、龍笛の3つを紹介してくれたが、あのような小さな楽器がかくも大きな音が出るものかと驚いた。最後には迫力のある曲を聴かせて貰い楽しかった。それでも少し眠ったようだ。耳が聞こえにくいのかなぁ。帰宅した頃に孫がバッティングにやってきた。太郎君も帯同していた。***性善説と性悪説について記事があった。人間は生まれながらにして善なのか悪なのかというのは昔からよく言われた。孟子はこれを善だという。その証拠に、今にも井戸の底に落ちそうになっている子供を見かけたならば、誰しもメリット/デメリットを度外視して手を差し伸べるだろう、と。今時の世相を考えるとそれでも見て見ぬふりをする人が居るのかも知れない。咄嗟に助けようとする行為はそれが自然であればその行為を善とするのが孟子の考え方だ私には難しいが、その善は、他者を思いやる惻隠、悪を恥じ憎む羞悪、自我を抑えて相手を立てる辞譲、善悪の判断をつける是非という4つだというのだ。これを仁義礼智の4つの徳にまで育てないといけないというわけだ。一方で荀子は人間の本性を悪だとする。荀子は、人間は本能的に自己利益を追求する生き物であり、欲望に支配されていて、放っておくと争いばかり起こすと指摘した。荀子にとって善とは人為的に作り上げたものだという。堀に落ちそうになった子供を荀子ならどうするのだろうか。この論文の筆者は、孟子の性善説と荀子の性悪説は一見正反対に見えるが、この2つは矛盾なく両立すると考えている、と記している。それが正しい見方とすれば、私が今まで学んできたこととは乖離する。筆者が同一とする根拠は「善には大きさがある」というものだ。人間には本能的に他者と助け合い、社会の中で不善を慎み、みんなで豊かになる力がある。というわけだ。正に性善説ではないのか。善には大きさがあり、自分だけのことしか考えられない人、自分と家族のことまでしか考えられない人、自分の取り巻き数十人のことまでしか考えられない人、億単位の国民のことを考えられる人、地球規模で考えられる人、という具合に善を括る範囲が違うというわけだ。何かへりくつのようにも思えるが、ある意味理解できないことはない。今世の中を震撼させる事件が多々起こっている。その事件なども、もう少し大きく善を広げれば、悪ではなくなるというのだろうか。確かに、情状の酌量余地があるものは、広げた善の中に入ることは出来るだろう。しかし、唐突に誰でもよく刃物で刺し殺すなどと行った行為は善の範囲を広げてもとても善の範疇に入れる事は出来ないだろう。上記のとんでもない犯罪に手を染める者も「自分ほど優しい人間はいない。社会が優しくないんだ」と本気で思っていたりする。私は、とてもついて行けない。善が自分しか見えないほど狭いとしても、それは悪でしかないのだ。ここに飢えた子供のためにパンを盗む親の善悪を例えて出しているが、全く次元が異なっている。最後にこうした意見を述べている。我々はみな生まれながらに善を持っている。しかしそれは鍛えなければあまりに小さい。孟子は善を鍛えていく人間の可能性にかけ、荀子は現実に生きる人間の善の小ささを嘆いた。しかし、どちらも善を大きく育てようという気持ちは一緒であった。そう考えれば性善説と性悪説は矛盾しないのである。何か釈然としないものを感じるが、生まれながら悪と言う事は考えたくないし。善で生まれた人にも一寸した出来心があることも確かだろう。悪であれば、教育や法律・礼儀で人を矯正することで、はじめて善い社会が作られるということだ。善を広げられ、悪を押さえ込めるかが掛かっているのではないか。それを生まれながらにと括るのは私も反対の意見だ。
2025.11.24
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今日は夜遅くなってヤマダ電機のスタッフさんがやってきてくれた。数日前からOutlookが受診できていないようだ。婿殿に聞いたり、差し障りのない範囲でいじってみたりしたが、所詮は徒労終わったのだ。ヤマダ電機のスタッフさんは、少し触っていて、容量が不足していると見ぬいた。受付側でなく発送側の容量が一杯だという。全て消して貰うことにし、5日ごとに空にすることを設定してくれた。しばらく之でやってみようとのことになった。***新素材を使って「温暖化に強い農業」を実現しようとの動きがある。住友金属鉱山や王子ホールディングス(HD)が外気から熱を遮断したり地中から放出したりするシートを開発した。三井金属は大気中から水を取り出す素材の実用化を進めている。住友鉱山が開発した粉末は「ソラメント」と呼ばれタングステンなどを使う。太陽から届く近赤外線を吸収するため熱を通さない。シートや繊維に織り込んでも透明なため明るさは維持できる。ソラメントは2004年に発明し20年以上の歴史を持つが、自動車や建物の窓ガラス向け販売が中心だった。現在、同社が取り組んでいるのが農業向けだ。ソラメントを織り込んだ遮熱シートを開発した。2025年夏から秋にかけて北海道から九州まで複数の農家にカカオやイチゴ、トマトなどを育てるビニールハウスに遮熱シートを使った。現在、同社では農業向けビニールハウスだ。ソラメントを織り込んだ遮熱シートを開発した。2025年夏から秋にかけて全国のビニールハウスに遮熱シートをビニールハウスの天井部分に張った結果、不良品率は4割に減った。イチゴ農園でも遮熱シートを使わないエリアと使うエリアに分けて検証した。地中の温度を計測すると、9月前半では遮熱シートなしの場合、35度近くまで上がる日もあったが、遮熱シートを張ったエリアでは同じ日に33度と抑えられた。住友鉱山では農場で着る作業着にも組み合わせた。小型ファン付き作業服の生地にソラメントを使うことで衣服内部の温度を10~20度下げられるという結果も得た。気候変動が農業に与える影響は深刻だ。最近の猛暑でコメでは最も品質がよい1等米の比率が2023年には例年の80%前後から61%に下がった。リンゴも暑さで生産量が2023年に前年比で2割減、サクランボも2024年に同3割減と影響が出た。熊本県での調査では主流のポリエチレン製を使用した場合と比べリーフレタスの1株あたりの平均重量が3割増え収量も倍増した。ブロッコリーでは重量は最大1.5倍、収量は3割も増えた。耐久性も向上させた。原料に化学繊維を混ぜ破れにくくしたほか、薬品などを混ぜて水に濡れても破れないようにした。植物繊維のセルロースが主成分であるため、使用後は分解してなくなる。コストはポリ製に比べて2.5倍上がるが、剥がす際の人件費や産廃処理にかかるコストは減るためトータルコストはほぼ変わらないという。三井金属は大気中から水を吸収する素材の開発を進めている。2025年のノーベル化学賞の受賞テーマとなった「金属有機構造体(MOF)」に共通する多孔体の技術を使う。微細な穴が無数に空いたシリカをペレット状にし、そのペレットに大気が通過する際に狙った物質を大量にとじ込める性質を活用する。住友鉱山など金属素材メーカーは銅やニッケルなど扱う商品の市況に業績が大きく左右される。住友鉱山は2026年3月期の製錬事業の損益で一旦赤字を見込んだが、11月には一転して30億円の黒字に見直すなど浮き沈みが激しい。三井金属は銅価格などに業績が左右される鉱山事業について、チリの銅鉱山から撤退し、株式市場からの評価を高めようとしてきた。両社は鉱山の採掘や製錬事業も持つが、品質面で差別化するのが難しいため、各社とも素材の特性を生かして各種産業の資材に使う材料事業に力を入れている。個人向け消費財などへの活用も検討し、安定的な収益源に育てる考えだ。異業種分野へ進出する、素晴らしい試みだ。殆ど、原文を引用させて貰った。
2025.11.23
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今日は連れ合いの三人会に帯同して京都のフランス料理店ルルソンキボアに出かけた。人気店か、店内は満員だった。その後友人宅で,くつろいで何かとお話をし、弾んで、いつもより1時間長くなった。道路は混んで、往路よりも1.5倍は掛かってしまった。遅くなって久しぶりに孫がバッティング練習に来た。コーチ薬で、太郎君も顔を見せてくれた。***日本郵船が温暖化ガス排出量の削減目標達成に向け、グループで多様な次世代燃料の活用を目指している。アンモニア燃料船は3月にタグボートの実証航海結果を公表し、同燃料で動く貨物船の完成を目指している。バイオメタノールのみを燃料とする船やバッテリー駆動の作業船も相次ぎ竣工させた。アンモニア燃料船は他の燃料船同様に航行ができるのか、アンモニア特有の毒性を克服し安全性を担保できるのか、二酸化炭素(CO2)の削減がどこまでできるのかを検証している。実証航海では、アンモニア燃料を陸上から船に供給する際の安全性も確認した。航行ではCO2を重油燃料使用時と比べ90%以上、最大で約95%削減できた。2024年8月に世界で初めて就航したタグボートは同11月に実証航海を終えた。二酸化炭素(CO2)の削減がどこまでできるのかを検証した。アンモニア以外の次世代燃料として、予想以上の効果が期待できるのがディーゼル、液化天然ガス(LNG)、メタノールのバイオ由来の燃料だ。世界初の、バイオメタノールのみを燃料にする作業員輸送船を竣工した。通常の燃料にバイオ燃料を様々な体積比率で混ぜた燃料を用いて、温暖化ガス排出量削減効果と燃料の保管性や運用上の安全性の両立を確保できるよう実験がなされている 。燃料供給業者の生産を刺激し、一定量のバイオ燃料を確保できている。運航効率の改善など、脱炭素に向けた燃料以外の取り組みも進めている。例えば、最適化AI(人工知能)技術を活用した、貨物積み付けと運航スケジュールの効率化などだ。当社は2030年度に自社からの直接排出量であるスコープ1と間接排出量であるスコープ2を2021年度比45%削減し、2050年度には取引先の排出量であるスコープ3まで含めたネットゼロを目指している。スコープ1、2は2024年度に2021年度比12%まで削減できた国際エネルギー機関(IEA)の調査によると、国際海運のCO2排出量は世界全体の約2%を占める状態が続いている。国際海事機関(IMO)が2050年に温暖化ガス排出量を実質ゼロとする目標を掲げる中で、脱炭素燃料で航行する次世代船舶の早期実用化が迫られている。懸念されているのが世界各国との開発競争の激化だ。船舶の建造量、受注量ともに世界シェア首位の中国、同2位の韓国もアンモニア燃料船の建造を始めているという。アンモニア燃料は有毒性があり、取り扱いに注意が必要だ。NEDOは「日本は船を運用する立場の海運会社も入って開発を進めている。安全性を確保しながら運航するノウハウの提供も含めた総合力で他国と勝負ができる」とみている。水素エンジンの開発では、2028年に実証を始め、2031年に商業運航実現が目標だ。陸上試験で今年6月に水素運転を開始。国土交通省海洋・環境政策課によると「開発は順調に進んでおり、世界で先行している」という。並行して陸上から船に水素燃料を積み込む「バンカリング」技術の開発も始めた。水素は極低温に近い状態で管理、気化しやすい特性もある。安全性確保を保ちつつ、人手に頼らず、バンカリングを自動化する技術が必要だ。そこで、GI基金で支援するプロジェクトの対象にバンカリングを追加、10月からプロジェクト参加企業の公募を始めた。エンジンとバンカリング自動化の開発を同時に進め、セットで売り込めるようにすることで日本としては、水素エンジンの製品価値を上げ、日本が水素エンジン分野でトップを走れるようにしたいと考えている。一酸化二窒素は温暖化ガスの一つ。大気中の濃度はCO2の1000分の1以下にとどまるが、温室効果はCO2の約300倍とされ、大気中での残留期間も100年以上と長い。濃度は工業化以前の平均値約270ppb(ppbは10億分の1)に比べ25%増加し、1980年代以降長期的に増加傾向にある。N2Oの発生源は土壌を中心とした自然起源が約6割、農業を中心とした人為起源が約4割となっている。農業では窒素肥料が微生物の働きで別の化合物に変化する過程などによりN2Oが発生する。窒素と水素で構成するアンモニア(NH3)を燃料にすると、発生源が増える可能性があり、防止策も迫られる。日本郵船はカナデビアとアンモニア燃料船向けN2O除去装置の開発も進めている。
2025.11.22
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夕方連れ合いとマルヤスまで散歩した。***アルツハイマー病で「誤診」があるという。一寸興味深い。アルツハイマー病の診断から「曖昧さ」がなくなろうとしている。切り札となるのが、脳の様子を血液検査で推定できるバイオマーカー(体内指標物質)だ。従来の問診や認知テストに置き換わり、患者の病理を正確にとらえて「誤診」の可能性を抑える。アルツハイマー病の原因物質といわれるたんぱく質「タウ」の脳内での蓄積を血液中の物質から正確に把握できる。患者の脳には、たんぱく質「アミロイドベータ」がたまった沈着物や、タウの繊維状の塊がみられる。認知機能が衰える数十年前からアミロイドベータの蓄積は始まり、その後にタウが蓄積する。そして神経細胞が徐々に壊され、認知機能障害などが現れる。この量を今までなかった、マーカーで見定めようとするのだ。脳内のタウが塊を作る際に一部の構造が壊されると分泌されて血液に漏れ出す。脳内の蓄積と相関があると考えられている。もう一つの関連物質のアミロイドベータについてもバイオマーカーが見つかっている。アミロイドベータが脳内に蓄積すると、タウに異常なリン酸化が起こり、リン酸化タウ217が血液に漏れ出す。製品の性能の高さは高くスウェーデンの大学や富士レビオの検査薬は特定の測定手法では「もっとも高い性能」とされた。富士レビオの血液検査薬によれば、アミロイドベータとタウを測る2つの検査を組み合わせれば、病気の進行段階が詳しく分かる。最適な治療が可能になる。誤診の回避に繋がり、正常な人を母体にした薬を製造した場合正当性が危うくなる。バイオマーカーを使った血液検査で認知機能障害を持つ患者に対して、専門医が血液検査で診断することを促す方向になっている。富士レビオは血液検査薬の開発を手掛けている。問題は検査ごとの精度にばらつきがあるという。また、人種によって評価基準が変わる可能性もあり、日本人を対象にした治験の実績が重要だ。普及には社会の混乱を招かぬよう工夫する必要もある。アミロイドベータの蓄積自体は加齢に伴ってみられる自然な現象だ。認知機能に障害を及ぼさない場合もある。検査対象者を認知症手前の軽度認知障害(MCI)などに限るなどの対応も必要になりそうだ。正確な診断が実現した後は、それに適した新薬が求められる。患者の段階ごとの治療が実現すれば、無駄が減り、医療費の削減にもつながる。認知症の解明に少しずつ近づいているとすれば歓迎だ。
2025.11.21
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今日は私の誕生日だ。あちこち具合の悪いところも多いのに何とか生き延びたっものと思っている。たまたま今日は町の集団検診の日だ。楠薫堂で受けることになっている。受付の看護師連中が皆「お誕生日おめでとうございます」と言ってくれたのには驚いた。血液検査やX線なども全部こなした。血圧が高いことを訴えて、何とか薬を調合して貰った。何とか効いてくれたら良いのにと願っている。検診を終えてイオンで簡単に朝食を採った。食後服用の薬も忘れず飲んだ。連れ合いの意向で、ニトリに買物に出掛けた。マットなどを購入した。***何やら不穏な記事が出ていた。知名度の高い大手企業の部長クラスによる巨額詐欺事件が相次いで報じられた。「業績が好調な企業ほど不祥事が起こりやすい。特に部長クラスには不正の関与率が高い傾向がある」という。高い自己効力感が不正への罪悪感を希薄化するのだとのことだ。標題には楽天部長は98億円、ソフトバンク部長は12億円とある。想像もしていなかった。こうした大手企業のケースは大きく報道され、企業業績やブランドに甚大な損害をもたらす。組織ぐるみの計画的で大規模なものもあれば、特定の個人が単独で行う悪質な犯罪行為もある。発覚した不正を事後的に調査しているだけでは、不正発生の原因をつかむのは容易ではない。「暴走する個人」による不正行動は、単独の悪意に基づくものが多いために、会社としても防ぎにくいように見える。不正発生率を企業業績別に比較すると、業績が悪い組織も好調な組織も不正発生率が高い。分析によれば、さまざまな要因があるが、ここで注視したいのは個人の不正許容度を高める要素だ。先程みた企業自体の好業績の他にも、自由闊達開放的な組織風土や、スピード感や迅速さを重視するような組織であることなどが並んでいる。ビジネスの速度感が早く、「イケイケ・ドンドン」のような調子の良い組織では、不正が軽視され、個人の暴走を導きやすいということがわかる。個人の不正リスク要因として注目したいのは、「昇進・昇格の見通し」である。つまり、個人的に優秀で出世競争でリードしているような個人は、不正に対して甘い認識を持ちがちだということだ。そこで、役職と不正の関与率(目撃含む)を見てみても、一般社員より係長、課長が高く、部長相当でピークになっている。これらは、冒頭に挙げた2社における役職者による不正ケースとも符合する傾向である。組織や個人がポジティブな状況において、不正リスクが上がってしまうという傾向が見えてきた。業績が良く、スピード感をもってサービスを展開しているようなとき、その裏では「優秀なエース人材」による不正が生まれやすい風土が醸成されている可能性が示されたのだ。企業としては、どうやってこのような個人の暴走を防げるのだろうか。では「ルール」を増やせば充分かというと、それでは不正は防げない近年、コンプライアンス(法令遵守)重視の流れで、業務プロセスの細やかなルール化や承認制、eラーニングなどのコンプライアンス研修などを増やす企業が多い。しかし、多すぎるだけで現場感の希薄なルールやマニュアル、自分ごと化されない研修トレーニングは、形式的にこなされるがために効果がほとんどない。「ルール」や「管理」の発想で人の行動を縛ろうとする昨今のコンプライアンスの流れは、組織の力学を十分に考慮できていない。一方で、不祥事研究で昨今注目され始めてきたのは、人間関係の「ネットワーク」の在り方である。社内、社外における人と人との情報共有やコミュニケーションの量などのつながりの濃さ・薄さと不正との関わりが研究されてきている。また、同じ部署内のネットワーク(相談可能な人数)が多いほど、個人の不正許容度が低くなっていた。また、人のネットワークが厚いほど、関係者に不正をやめるように促すといった行動や、上司や同僚への相談・報告などの社内での報告行動が高まっている様子も見られた。さらに、社内に閉じがちなベテラン社員向けに越境学習のプログラムを提供することも、組織の外へとネットワークを開くことにつながり有益だ。コンプライアンス重視の流れで、「ルールで縛る」型の不正防止は、特に個人の不正防止という観点からは心もとない。モグラたたきのように対策と発生を繰り返すよりも、このような組織的な視点を持ったコンプライアンス対策への発想転換が必要な時期に来ているように思う。
2025.11.20
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運転免許の更新手続きに出掛けた。昼からゆっくりだったが、14:30きっかりにしか受け付けてくれなかった。さらに写真が前と同じとか言われ、道路を挟んだ写真ブースで、再撮影をした。結局なんやかやで、丸1時間かかってしまった。受取は又出頭せねばならない。***がんは不治の病という見方から、治るかもしれないという風になってきた。この記事は10年ほど前に日経に掲載されたが、恐らく現在はさらに一歩進んだ状態でないかと期待している。それががんの免疫療法だ。がん治療の中で免疫療法は手術、抗がん剤、放射線に次ぐ第四の治療法として地位を確立しつつある。小野薬品工業などの新薬発売を契機に、これまで効果を疑問視してきたがんの専門医にも、積極活用する動きが出てきた。ただ一定の副作用のリスクもあるとのことだ。がん免疫療法は、体内でよそモノを排除しようとする免疫反応を使い、がん細胞を攻撃する。既存の抗がん剤に比べて吐き気や脱毛などを伴う副作用が少ないとされる。1990年代から徐々に臨床現場で使われるようになった。既に60年を経過しているが、その経過を詳しく知りたいものだ。免疫療法の地位が治療現場で飛躍的に向上したのは、治療薬「オプジーボ」の発売がきっかけだ。この薬は国の保険が適用された初めてのがん免疫療法で、点滴で3週間に1回投与する。進行して他の治療が難しい患者に対しても、がん縮小が期待できるという。オプジーボはがんを攻撃する免疫細胞の「T細胞」の働きを助ける。がん細胞は成長するにつれて、T細胞の表面にあるたんぱく質PD-1にくっつき、その攻撃を避けて増えていく。投与したオプジーボは、患者のT細胞のPD-1を覆い、がん細胞とくっつかないようにして、T細胞のがん攻撃を助ける。一方、オプジーボ以外の免疫療法でも治験が進む。がん抗原免疫療法はペプチドと呼ぶがんの表面にあるたんぱく質の断片を患者に注射する手法だ。注射によって、T細胞に、攻撃対象のがん細胞を教える樹状細胞の働きが活発になり、治療につながることが分かった。大日本住友製薬は白血病や卵巣がん、膵臓がんなどの固形がんに対する治験、大塚製薬は2013年に白血病向けに第2相の治験を始めた。現在、がん免疫療法の主な対象は、手術ができず、抗がん剤や放射線などの治療法では効かない患者だ。「早期に免疫療法を始めて、手術などと併用すれば、再発・転移防止など相乗効果を見込める」と見通されている。副作用が少ないのが利点の一つといわれる免疫療法でも、オプジーボも甲状腺炎などの自己免疫疾患が副作用として起こる例があるなど、十分に分かっていない面も多い。免疫療法はがんの新しい治療法として認知されつつあるものの、発展途上だということも頭に入れておく必要がある。過去の紆余曲折を経て、体の樹状細胞やT細胞を取り出し、活性化して戻す手法などが研究されてきた。だが、免疫療法の多くは科学的な成果がまだはっきりしていない。「患者のリンパ球の機能によって、効く人と効かない人との差が大きい」とのことだ。
2025.11.19
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今日は1日忙しい日だった。昼前に千里中央ライフテックビルの小川貴島診療所へ行った。血液検査の結果は標準値の中にあるので、一安心だ。薬は水無瀬に帰ってABC薬局で頼んだ。ついでで申し訳ないが、父の墓参りに千里寺に出掛けた。連れ合いがいつも気にしてくれるので、今日は行けてよかった。帰りも高速道路を使った。イオンで軽く昼食を採った。食欲旺盛とはいなかったが昼食は済ませた。連れ合いは美容室に出掛け、私のフォレスト整形でのリハビリで落ち合った。初日故か、通常20分が30分くらいになった。しばらく委ねてみようと思う。最後に小川での薬をABCで引き取って今日1日は終わった。***古来より様々な仮説があるなか、寒冷化と温暖化のどちらも起こった「ビッグファイブ」に関連する火山活動に言及する。40億年の生命の歴史の中でも特に大規模だった5回の絶滅はなぜ、どのように起こったのか。そして、生命はどうやって乗り越えてきたのか。現在の活火山とは比較にならないほどの超巨大火山が地球上には複数存在し、破局的な噴火により地球規模での環境変動や大量絶滅を引き起こしてきた。大量絶滅の際に活動した5つの巨大火山は5億4100万年前に始まるカンブリア紀以降、生物は多様性を増やしてきた。生物の科数は時代と共に増加したが、科の数が激減する時期があり、ここでは大量絶滅が起きたことが指摘されている。大量絶滅は古い方から順番に、オルドビス紀末(約4億4400万年前)、デボン紀後期(約3億7200万年前)、ペルム紀末(約2億5200万年前)、三畳紀末(約2億100万年前)、白亜紀末(6600万年前)の5回起きており、これらは「ビッグファイブ」とよばれている。ここでは巨大火山に絞って言及する。地球規模での環境変動を引き起こした超巨大火山は、「巨大火成区(Large Igneous Province: LIP)」とよばれている。これら巨大火成区の中で特段に大きく、陸上で火山噴火を行ったものが、大量絶滅を引き起こしたと考えられている。ビッグファイブに関連する巨大火成区としては、古い方から順番に、揚子江LIP、ヴィリュイLIP、シベリアLIP、中央大西洋LIP、デカンLIPの5つの活動が挙げられている。1回目のオルドビス紀末の大量絶滅に関連したのは、中国の揚子江(長江)流域に厚く堆積した火山灰である。寒冷化を促進させ、残存する火山灰は軽く富士山の体積の10倍は超えており、年間に1立法kmを超える火山灰が海に流入したと推測されている。2回目のヴィリュイLIPの噴火は急激な寒冷化と地球規模での海洋無酸素事変を引き起こした。海域生物の種の42~69%が絶滅した。3回目はシベリアLIPとペルム紀末の大量絶滅で最大のものだ。陸上生物の97%、海域生物の80~86%の種が絶滅した。マグマ活動が地中のガスハイドレートや石炭を燃やし、多量の温室効果ガスを発生させ、火山ガスに含まれる二酸化炭素も影響し、地球温暖化を引き起こした。4回目の大量絶滅が起きは三畳紀末だ。当時の地球上に存在していた超大陸パンゲアを引き裂き、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、ユーラシアの4大陸に分割した。地下深部から上昇してきた多量のマグマは石炭などの有機炭素を燃やし、大量の二酸化炭素を発生させた。これにより地球を温暖化させ、代謝の高い大型動物の体力を奪い、徐々に子孫を残す力を奪っていった。陸上生物の中で植竜類や偽鰐類といういずれもワニの仲間が大打撃を受けた。5回目の大量絶滅は白亜紀末の6600万年前に起きた。それまで陸上を支配していた恐竜が絶滅した事で知られる。陸上生物の67%の種が消滅した。海域生物もクビナガリュウやアンモナイトなどを含む種の68~72%が絶滅した。この大量絶滅は小天体の衝突によるものとされているが、じつは同時期にデカンLIPの噴火活動が起きており、これも環境に大きな影響をあたえた。
2025.11.18
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今日初めてフォレスト整形行く。(近くに森整形があるので混乱するから名前を変えたとのことだ)太郎君が連れて行くと言って、夕方16:00に予約を入れた。早速X線5枚採り切り脊椎間狭窄と股関節の異常を指摘された。手術は最終手段として、薬とリハビリを併用して治す予定とした。***ロシアが10月末、原子力で推進する最新兵器の発射実験に相次ぎ成功したと発表した。理論上は燃料がなくても無制限に航続できる兵器だとのことだ。軍需技術は、驚く進歩を遂げる。原子力は抑止力と言いながら、一方では使わなければ意味が無いとの話もある。然し互いにその最新兵器を使ってぶつかり合うとどうなってしまうのかは十分理解しているはずだ。それでも片一方が持っているなら一方的にやられてし舞うと思っても無理からぬ事だ。プーチンは10月末、帰還した負傷兵らが入院するモスクワの軍事病院を訪れ、ウクライナ戦争でロシア軍が優位に軍事作戦を展開していると表明したようだ。何人が信用したのかは知れないが、自らの身を守るために誇大な結果を報告する。毎度のパターンだ。全般的な戦況は、プーチンが主張するほど「順調」ではないようだ。今年に入ってロシア軍兵士の死傷者が急増する一方、ロシアが今夏の大攻勢で獲得した領土はウクライナ全土の約0.4%に過ぎなかったという。そこでプーチンは話をそらし、超長射程の原子力推進式巡航ミサイル「ブレベスニク」と、核弾頭が搭載可能な新型原子力魚雷「ポセイドン」という最新兵器の発射実験に最近相次ぎ「成功した」話に切り換え、大いに強調した。そしてこの成功はわが国民にとって歴史的な意義があり、今後数十年、あるいは21世紀全般にわたって安全と戦略的均衡を保障するものだ」などと述べた。ウクライナ戦役とは殆ど連動しないのだが。そしてブレベスニクは詳細情報が欠如していることから、本当に画期的な者かどうか疑わしい面もあるようだ。それでもロシア軍によれば、今回のブレベスニクの発射実験では飛行時間が約15時間に及び、航続距離は約1万4000kmに達したという。米側はロシアの説得を受け、ウクライナへの長距離巡航ミサイル「トマホーク」の供与を見送った。プーチンにはノーベル平和賞の獲得に意欲を示すトランプとうまく交渉すれば、米国の停戦仲介でウクライナを窮地に追い込み、ロシアの主張に沿う形で戦争を終結させることも可能ではないかといった期待があっただろう。ウクライナ戦役に多大な資金が必要になっているが、この将来のロシアを救うブレベスニクにも応分の金が使われているのだという風にそこから目をそらそうとしている。ガザ地区の和平に続いてウクライナでの和平仲介をトランプに求めていたプーチンだが、トランプの望む仲介案に応じず、対に、ロシアからの禁輸などの経済措置を持ち出したのだ。之はロシアにとって、相当に痛い問題であろう。
2025.11.17
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相変わらず体調は優れない。家の中にいて、ローカを歩く事で運動に替えている。***東京大学は脳の8割の領域で、24時間周期で活動する「概日リズム」がみられたとする研究成果を発表した。マウスの脳を透明化し、脳細胞の活動を調べる独自技術を使った。睡眠の仕組みや、活動リズムが乱れる病気の理解につながると期待される。概日リズム(サーカディアンリズム)とは、約24時間周期で生体機能が変動する「体内時計」に基づくリズムのこと。睡眠・覚醒、体温、ホルモン分泌、免疫機能などを調整し、私たちの生活リズムを支えている。今の私は概日リズムを失っているのでは無いかと思うくらいだ。遺伝子などの個体差をなくしたマウス144匹の脳を分析している。2日間、4時間ごとに各マウスから脳全体を取り出した。脳細胞が活発化すると働く物質を目印に、脳のどの領域が活動しているのか調べた。従来の研究では、脳の一部で概日リズムがあると知られていたが、今回の研究で脳を構成する642領域のうち、約8割の508領域で概日リズムがあると分かった。こうした脳全体を対象にした時間経過に伴う活動の変化を明らかにしたのは世界で初めてだという。脳全体を対象に、時間経過に伴う活動の変化を明らかにしたのは世界で初めてだという。従来の研究では、脳の一部でリズムがあると知られていたが、網羅的な解析に成功した。研究の結果、記憶に重要な働きを持つ海馬や小脳が、夜行性のマウスが寝ている昼に強く働いていた。こうしたことから睡眠は記憶の仕組みに何らかの関係があることを示唆している。脳のリズムを解析する技術を応用すれば、うつ病などの診断に役立つ可能性もある。概日リズムの乱れは、うつ病の症状の一つとして現れることがある。現在の医者は患者からの症状のヒアリングや表情、仕草などを以て、病気の存在を言い当てるようだが、何かしら科学的根拠に賭けるような気がするときがある。本当にうつ病なら、声も出せないかも知れない。患者の状態から量的に薬などを調合されれば良いのだがと思うことがある。今後はこうした研究結果を基に、脳の性差や老化の実態などを研究する予定だという。2014年に脳全体を透明化して脳活動を調べる技術「CUBIC(キュービック)」を開発した。その後も物質の働きを詳しく見る技術などの改良を続けた。CUBICとは、生体組織を透明化して脳全体の活動を3次元的に可視化・解析できる革新的な技術のことだ。臓器や全身を透明化し、光学顕微鏡で深部まで観察可能にする。これにより、脳の神経活動や分子動態を包括的に解析できる。さらに透明化した脳を高速顕微鏡で撮影し、全脳の細胞や神経活動を立体的に再構築する。そんな時代が来ているのだろうか。
2025.11.16
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食欲がない為、体に力が入らない。久しぶりに外食しようかとなって、かつのやに出かけた。私は1食全部を食べたが、連れ合いはほんの少ししか手がつけられなかったようだ。帰りに栄養ドリンクを買って、ケーキ屋に寄り、ガソリンを入れて帰った。ガソリンの価格は少しずつ安くなっているようだ。私は鋭気がみなぎるような昔の状態に戻れるだろうか。***中国のミンヤンが、英国の洋上風力の市場を開拓する。英国で約3000億円を投じ、洋上風力タービン工場を新設する計画だ。中国国内の競争が激化するなか、洋上風力の導入実績が多い英国を足がかりに欧州で成長を狙う。最大3000人規模を雇用する大型拠点となる見通し。製品は英国を含む欧州全体に供給し、欧州以外への輸出も検討する。日本の大手、三菱商事などが次々と洋上風力から手を引く中、中国はどこに勝利の目を付けているのかというそうこんな疑問が浮かぶ。中国で「内巻」と呼ばれる行き過ぎた競争が、洋上風力の市場でも起きていることが背景にある。世界風力会議(GWEC)によると、世界の洋上風力の2024年までの累計導入量は83.2ギガ(ギガは10億)ワットで、このうち中国が50.3%を占め最大規模を誇る。ここで、内巻とは、社会や組織の内部で過度な競争が繰り返され、努力や投入が成果につながらず、全員が疲弊していく現象を指す、中国のインターネットスラング。中国では若者のスラングとして広まり、教育・職場・経済など幅広い分野で使われる。社会的には「努力しても出口がない」閉塞感を象徴する言葉であり、近年は「反内巻政策」など政府も対応を模索している。競争が激化するなか、大手といえども収益力の低下は免れない。ミンヤンの2025年1~9月期決算は売上高が前年同期比3割増えた一方、純利益は同5%のマイナスだった。市場が巨大であっても各社はシェア獲得を優先し安値を競う。風力タービンのうち陸上向けの価格は2025年上期時点で中国が1メガ(メガは100万)ワット当たり28万ドル(約4300万円)だった。原材料が安い事情もあるとはいえ、世界平均の4分の1程度だった。洋上向けも中国での価格は大幅に安いとみられる。収益力を高めるため中国各社は新興国への進出を進める。陸上も含めた風力発電機で世界シェアトップの金風科技(ゴールドウインド)は、ブラジルでこのほど工場を稼働させた。2位の遠景能源(エンビジョン)もインドで工場を増設する。日本では、太陽光パネルに関しては徐々に動きが見えるものの、洋上風力に関しては、コスト面で折り合わないのか前身が見られないように感じる。またまた日本は世界の端っこに追いやられるのか。
2025.11.15
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今日は昨日のうちにゴミ捨てをしていたので朝はゆっくりできた。体調が戻らないので体がだるくあんまり元気に過ごせなかった。***日経新聞のアートの欄に2週連続で眠る人の連載があった。第1作目がエドワード・バーン・ジョーンズ「バラの部屋」(眠り姫)であり。「会議室」である。眠り姫では姫を中心に4人が眠りに落ちている図だ。もう一つの会議室はそこに居る全員が寝ていると言う奇妙な絵画だ。何か薬物に侵されたかのような感じだがそうでもないようだ。作者にその理由を聞くとエドワードン・ジョーンズは「人々の想像に委ねたい」と語ったという。この時代は眠っていられるほど静かな時代であったわけではなさそうだ。19世紀英国では産業革命で社会は激減し貧富の差が拡大していた絵の背景としてはとてもかけ離れているように思う。この連作は日本の漫画界にも影響を及ぼしているようだ。求めた美しいものがここに存在していると考えるが素人にはとてもその内容まではわかりえない。第2作目はヘンリー・フースリー「悪魔」だ。美女が仰向けに横たわる。その胸の上に奇妙な悪鬼のようなものが腰を降ろしているいとも不気味な絵である。美女は上向けで寝ていてで頭だけがベッドから下がっている。とても安眠をしているような状況にはない。日本人の睡眠時間はおそらく世界で最も短いと言われている。OECDの2021年の調査で最下位だった。この50年余りの間に約一時間睡眠時間が減ったとのデータもあるまさに不眠大国である。第3作目はギュスターヴ・クールベ「傷ついた男」比較的珍しい男が眠る絵だ。顔のモデルは画家本人だという。怪我をして休んでいるようだがなぜ怪我をしたのとか回復途上なのか、死にそうなのかわからない。眠る絵はもともと西洋では、古くはキリストや天使神話の世界の話であったがそれが徐々に普通の人の眠る絵に変わってきた。第4作目はジョン・エバレット・ミレイ「2度目の説教」である。初めての説教という絵画と対になっているが、初めての場合は少女は真面目な表情で正面を見つめて説教を聞いているようだが、ここに掲げた2度目の説教では退屈したのか眠りこけてしまう。第5作目はフランシスコ・デ・ゴヤ「ロスカプリーチョス」より「理性の眠りは怪物を生む」机に突っ伏している男に左側にいるフクロウが銅板画に使うニードルらしきもの渡そうとしている。眠っている間に見たものを書けと言っているようだ。理性の眠りは怪物を生むというタイトルは理性を失うと恐ろしい妄想に取られるという意味だが、この絵はそうした時にこそ新しいものが描けると語っているようでもある。隣国フランスでは革命が起きた。ナポレオンはスペインに銃口を向けスペイン独立戦争とも呼ばれる過酷な戦争が始まった。病で聴力を失うなどの不運なことが重なり、晩年のゴヤは近代に対して相反する複雑な感情を描いたようだ。第6作目は、オディロン・ルドン「目を閉じて」モネと同時に生まれたルドンは印象が光を散逸させるのに対してルドンの場合は目を閉じ光を閉じ込めさせてしまうような風になっている。モネたちが外の世界に目を向けたのに対してルドンは内なる方向へと目を向けて言ったような感じだ。第6作目はグスタフ・クリムトの「「ダナエ」ギリシャ神話の中の王女で黄金の雨に姿を変えて神ゼウスと関係を持つという官能的な絵画だ。左太ももを画面いっぱいに描くこんな表現があるのかと思うほどだ。第7作目はサルバドール・ダリ「姿が見えない眠る人、馬、獅子」シュールリアリズムだが、私には理解が及ばない。ダリが寝て夢を見ているのではなく、人から見れば何にでも、ライオンや馬に見えるとの事だ。第8作はジョン・ミロ・「シエスタ」フィエスタとは昼寝という意味だが、この絵はミロの昼寝の時のものではない。ダリもミロもスペイン出身のシュールレアリズムの画家である。とどのつまりはミロが目指したものは自由解放だったと考えられている。その根源は2つの世界大戦とスペイン内戦が彼らの表現の自由を脅かされたからであろう。
2025.11.14
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連れ合いの調子が戻らない。 私は頼んでいた弁当を買いに出かけた。帰りにみかんや小松菜等を買ったが、買い物の仕方ひとつ充分にできないことを悟った。 姉のホームを訪問した。姉は相変わらずだが忘れることは多くなっている。ホームを訪問したのは値上がりの確認書を提出するためでもあった。だんだん住みにくくなるようだ。明日は資源ゴミの日だが、夜遅くなって準備の箱が出されていたのでそこに紙類等を持って行った。連れ合いも手伝ってくれた。4軒ほど先の捨て場まで持って行くのが最近はつらくなった。*****柏崎刈羽再稼働を問うとのコラムがあった。こうした40年を迎えるような原発は次々と現れてくるだろう。ただそれを電力会社主導でしかも大事故を引き起こした会社の主導で存続を決めること自体に私は違和感を覚えている。説明されている相手は自民党県議連、新潟県知事、環境エネルギー長官に対してである。しかし、彼らは持ち場立場でその意見を簡単には変えることはできないだろう。東電は10月16日、新潟県に1000億円規模の資金拠出や廃炉検討の方針を示したという。勿論現時点で考えられる放射線対策が入っているのだろう。その是非を詳細に検討していけば、再稼働ありになっていることは確かだ。こういった話は再稼働ありかなしかによって、話し合われるのので、先ず、ここの原子炉の再稼働の問題を掘り詰めるのは無理があると思う。議員の中には「東電福島第1原発の事故も踏まえ、リスクを減らすために稼働していない原子炉は廃炉にするときちんと説明してほしい」との話もあるようだ。精査して問題無いとなれば40年まで、又はそれ以上に稼働するという話もある。之など規則をないがしろにしているものでは無いか。新潟県は東電側の詳細な検討を是としていて、統計学上十分なサンプル数を確保するということで、できる限りを尽くしている。「ここまで丁寧に進めてきた都道府県は他にない。これ以上の材料はなく、知事の判断は近いと考えている」之では東電側の思惑に全くはまり込んでいる。9月実施の県民意識調査の中間報告では再稼働容認派と反対派が拮抗したとのことだ。原子力発電所の必要性自体については賛成派が53%であるにもかかわらず、東電が柏崎刈羽を運転することは心配だという声は69%と賛否が逆転している。東電が起こした事故が如何に大きな影響を占めているかだ。勿論之を住民投票の高で決めることが必ずしも正解とは思っていない。然し、やがては住民の意向をベースに決められることになるのだろう。住民の対立が、平和裏でない場合は大変な問題になる。前新潟県知事の見解は柏崎刈羽原子力発電所を再稼働する条件は整っていないと回答している。事故で避難するときの状況が十分ではないというわけだ。現知事が納得する判断データはあるのか。何処までが必要下の線引き無しでは決められない。判断だ、住民主体になっても良いのではないか。東電は、今も進まぬ後始末を抱え、再び厳しい条件で突き進めるわけがない。資源エネルギー庁長官に聞けば日本の電源構成に占める火力発電の割合は7割で、エネルギーの自給率も2割弱と、第1次石油危機の前とほぼ同じ水準になっていると大上段だ。太陽光発電に世説名手を撃たず洋上風力にも国にとしての意向が全く感じられない。諸外国に追い抜かされてはじめて日本は2流だったなどというはなしの1つにすぎない。化石燃料に依存していては24兆円程度の国富が、化石燃料の輸入額として海外に流出していると脅しに近い。それではそのお金を再生可能エネルギがうまく回るように考えたらどうだ。先ず原発ありきではなく・・・。
2025.11.13
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連れ合いの体調は完全ではない。忘れていたご近所カフェへ出掛けていった。話題は体調のことや旦那さんの具合のことなど絞られてくるようだ。私の腰が悪いことを知って、湿布をくださることが多い。今日も貰って帰った。夕方、連れ合いと少し散歩することにした。せせらぎ公園で休み、マルヤスで少し買物をして、帰ってきた。一大行事だ。***NHK党の立花が逮捕された。しかし本人はいとも明るい表情で移送中の車の中を撮した写真も非常に明るい表情のものであった。普通の人間なら逮捕という言葉に首を垂れたり顔を隠したりといったことをするのは見たことがあるがこんな風に堂々としている態度は初めてだ。この男すでにNHKとの裁判で懲役2年6月、執行猶予4年(求刑・懲役2年6月、罰金30万円)の判決が言い渡されている。要は執行猶予中の行動だ。難しいことはわからないが現在すでに有罪を執行猶予付きとは言えを受けているのに、その間おとなしくするわけではなく更に逮捕に値するようなことをするというのは頭がおかしいのかそれともそういったことを考えられないのか理解に苦しむ。最初の罪については私はあまり大したことはないというふうに思ってほとんど記憶していないが今回は県議がひとり亡くなっているし、追い込んだ斉藤知事の言動なども絡まっているので非常に複雑なような気がする。斉藤は取り調べ中であるのでコメントは差し控えると通り一遍のことで済ませている。立花は切りつけられたりもしたようだが、それからは立ちあがっている。問題は百条委員会の委員である死亡した県議をやり玉に挙げ、あることないことの中傷を加えている。この点兵庫県警本部長が直々に立花孝志の発言を全面否定するまでに至っている。死者にむち打つとはこうしたことを言うのか、亡くなった県議を完膚なきまでに罵っている。人を人とも思わないこうした立花の行為を鬼畜の仕業としか思えない。立花に煽られてSNSで誹謗中傷が続けられている。みんなでつくる党などと言った殆ど泡沫党な党まで現れてきた。公金を横領しようとの流れなのかとにかくやることが派手で、あまり理解力の及ばない人をアジルごとは天下一品だ。問題はNHK党が何らかの形に認められて、公金が流れ込み、やることは人道を外れていようがそんなこと俺の知ったことかという輩は、排斥して貰いたい。立花を良いように使う斉藤こそが頑強ではないか、彼を何事もなかったように県政に携わらせてはいけないのではないか。どうやら本人は不起訴らしい。街頭演説で、受けを狙ったアジに共感する輩も多数見るに及んで、この国大丈夫なのだろうかと思う。
2025.11.12
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今日は連れ合いの誕生日だが双方とも風邪のために力が出ず一日中家に居ることになる。庭側のガラスの窓ふきを行った。***日経恒例の十選だ。滅多に見ることがない絵画などの紹介だ。1. 狩野永納「九相詩絵巻」肪脹相第二川の流れの傍で置かれた女の死体。男がそれを平然とみている。死んだ人間が朽ち果てていくまでを九段階に分けて描く。その一場面である。実際にはありうるのかもしれないが、あまり気持ちのいいものではない。正装し冷ややかに見つめる男がなんともマッチングしない。2.「六道十王図」第2幅(部分) この世で肉体が朽ち果てるとき魂魄はあの世に旅立つ。境の三途の川では老婆によって、衣を脱せしめこれ、翁鬼は枝に賭けて罪の軽昂を表す。この奪衣翁はよく描かれている奪衣婆にたいして殆ど描かれることはない。3.「六道絵」閻魔大王幅よく見えないが、中央の殿中には閻魔王と冥官たちが並んでいる。そして難しいので省略するが裁かれる側には生前の全修行を写す書類が取り揃えられている。この六道への各幅の上部には色紙のような区画が一つ設けられ、往生要集に基づく説明文が記載されている。これも2種類あるようで詳しいことはわからない。4.土佐派「十王図」太山大幅(部分)亡者を裁くのは閻魔王だけではない、死後裁判は三回忌までに十回ある。各裁判を十人の王が分担するようだ。「往生要集」が死後世界を空間軸から示せば、十王経典は死後世界を時間軸から説明するものだ。十回の裁判は死後七日ごとに開廷され、この裁判は七回目、四十九日の法要時に行なわれる。四十九日は満中陰とも呼ばれ、亡者の転生先がおおむね決する日とされていた。5.「十王地獄図」右幅(部分)十王の裁定を経て、亡者はそれぞれの転生先へと向かう。悪業深きものは地獄へと堕(お)ちる。八大熱地獄の第三層、衆合地獄は主に色欲に絡む罪の地獄。樹林に連行された亡者は着飾った美女に樹上から媚びを含んで誘われる。思わず木を登ると、刃でできた葉が一斉に下を向き、亡者を切り刻む。梢に着けば美女はいつの間にか地上にいて、再び亡者を誘う。下りようとすれば葉は一斉に上を向き、亡者を切り刻む。男性罪人を念頭にした図のようだ。6. 「六道絵(文政模本)」優婆塞戒経所説念仏功徳図(部分)釜茹では地獄を象徴する図柄である。「往生要集」によれば、狩猟と殺生を好む男が信心深い妻の勧めで、寺の鐘が鳴った時に念仏を一言唱える習慣を始める。やがて男は死に、閻魔王から地獄行きの判決を下されるが、地獄の門をくぐろうとしたとき、どこからともなく聞こえてきた鐘の音に、身についた習慣で思わず念仏を唱えた。その声を耳にした閻魔王は判決を撤回、男を天上に送らせたという。絵を見れば、地獄の象徴である釜は割れ雲に乗り冥官に付き添われた男がまさに地獄を後にするところが描かれている。7.「六道十王図」第4幅(部分)地獄の釜が割れ、亡者を苦しめるはずの釜が割れ釜からは浄水があふれ出し、三本の蓮の茎が伸びる。その先に咲いた蓮華からはかつての亡者が童子に生まれ変わり、まさに往生を遂げようと合掌する。本来なら、釜の運用を任された獄卒らが周章狼狽するはずだがこの絵ではそうなっていない。ことに支障が生じ、釜の運用を任された獄卒らが周章狼狽(ろうばい)することは当たり前だ。ところが出光美術館の六道十王図に描かれたその場面では、様子が違う。地獄の責め苦も、恐るべき獄卒の形相も、すべては亡者自身の悪業が生み出したものだという。それは獄卒の好んで為すところではないのだ。どことなく地獄にも何かあるのかと思う8.甲斐守耕霞「十王図」第6幅(部分)地獄絵の釜茹)では地獄を代表する責め苦亡者は開いた盆に舞い戻る。なぜならその時分には地獄の釜の蓋が開き、亡者がひととき解放されるからだ、という俗信がある。実際蓋はあるのかないのか。釜茹では地獄を代表する責め苦なので、当たり前のように釜が描かれる。しかしその釜に蓋が載っていることはまずない。当たり前である。蓋をされては何を茹でているのかわからない。亡者が茹でられていて初めてそれは地獄の釜と分かるのだ。蓋がない釜に何故亡者は又向かおうとしているのか。9.「遊行上人縁起絵(模本)」巻3(部分)京へ入るべく一遍上人が四条橋を渡る。その道端で、笠を被り頭巾で顔を覆った僧が人形語りをする。畳一枚ほどの大きさの台は布で覆われ、垂れ下がった正面には飯が炎と化し食べられない餓鬼を救いに来た地蔵、側面には衣領樹と奪衣婆が描かれる。台上には小道具と人形が並べられる。僧はこの人形を操って、物語を披露するのだろう。中央には朱の鳥居をくぐり地獄へと連行される亡者、鳥居の向こうには鬼卒が釜や臼で亡者を責めさいなむ。台の右半分では、広げた袈裟に身を横たえる金色の釈迦の周りで十大弟子が嘆き悲しむ。こちらは涅槃の情景だ。(このストーリーは説明を聞いても納得できない。之を読み取るのは凄いことだ。)10.「住吉神社祭礼図屏風」(部分)之も絵の内容が今ひとつ読み取れない。絵を示し語り聞かせる芸能、「絵解き」で、熊野三山の委託を受けて勧進を行なった熊野比丘尼による「地獄極楽の絵解き」だった。現存史料の乏しい絵解きの中で、彼女らの絵解きをめぐっては膨大な史料が残され、人々の関心の深さが知れる。幼少より厳しく芸を仕込まれた彼女らが用いたのは熊野観心十界図。女性に縁の深い血の池地獄や石女地獄などはたやすく絵解きせず別料金を要求し、その上で血の池地獄から女性を救う「血盆経」を販売するなどのみごとな課金システムは、現代の娯楽産業の業態の先駆けだ。(この意味も分からない)9と10,は今までの地獄図とひと味違う指南書的なものか、少し優しく映る。
2025.11.11
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今日はゴミ捨て後少し歩くが、本気である国はまだまだの感がある。 2700歩だった。ローカの掃除した。***物流の転換について船種LNG船と気動車運搬船、コンテナ船に分けてその各々の地殻変動を調べている。日本の海運大手はこの激動の中で、各分野で新たな戦略を打ち出し、柔軟な対応を模索している。商船三井は2025年時点でLNG船132隻を保有し、世界最大の規模を誇る。今後は150隻体制への拡充を目指し、韓国・巨済市のハンファオーシャン造船所で大型LNG船の建造を進めている。英シェルは2040年までにLNG需要が6割増加すると予測している。米国主導のエネルギー政策を受け、メキシコ湾でのLNG開発を推進し、同盟国に対してロシア産天然ガスの調達停止と米国産LNGの購入を強く求めている。欧州は北米からの調達を増やす可能性が高まり、輸送距離の長期化によって船舶需要が高まると見込まれる。2024年には世界で約60隻のLNG船が竣工し、2025年からの3年間でさらに225隻が完成予定。スポット用船料はピーク時の10分の1にまで下落しているが、商船三井は長期的な需給引き締まりを見据え、船隊拡充を継続する方針だ。自動車運搬船に対しては、2025年10月、米国は外国製自動車運搬船に対し、純トン数あたり46ドルの入港料を課す政策を発動した。日本郵船は127隻の自動車船を保有し、世界最大の船隊規模を誇る。商船三井や川崎汽船を含めた日本勢のシェアは4割超。米国市場の不確実性を背景に、インド―アフリカ間の新サプライチェーン構築や中東・欧州向け輸出の強化など、既存顧客を守りつつ新規市場の開拓を進めている。中国は2024年に自動車輸出台数585万台を記録し、EVやPHVが牽引役となっている。日本勢は慎重姿勢を保ちながらも、インドやアフリカなどの新興市場に活路を見出している。コンテナ船に関しては日韓航路の再構築が考えられており釜山港の拡張と戦略的地位がたかまった。韓国・釜山港は2024年に2440万TEUを取り扱い、世界7位の規模を誇る。日本の地方港は釜山を経由して世界へ荷物を運ぶケースが多く、日本発着の定期コンテナ航路の26%が韓国経由である。阪神大震災以降、釜山は日韓ハブ港としての地位を確立してきた。日本郵船、商船三井、川崎汽船が出資するONE(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)は、釜山―苫小牧に加え、川崎港を含む新たな日韓航路を開設。さらに韓国HMM、台湾ヤンミンと「プレミア・アライアンス」を組成し、アジア主導の連携体制を強化している。南シナ海や台湾周辺での中国の活動、北朝鮮情勢など地政学的リスクが高まる中、中小海運会社に依存する従来の体制では有事対応が困難となる。ONEは柔軟なルート構築を進めている。日本海運の未来と展望として米中摩擦、エネルギー政策、地政学リスクという三重苦の中で、従来の枠組みを超えた再編を迫られている。日本の海運大手は、LNG船、自動車船、コンテナ船の各分野で戦略的な拡充と新市場開拓を進めており、柔軟性と機動力が今後の競争力の鍵となる。
2025.11.10
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今日はふれあいセンターで虐待防止に関する集まりがあったようだ。前に宣伝用のポスターを私と付き合いが貼ってもらった件だ。腰の痛さに加えて双方とも風邪をひいたのか脱力感が強く不参加とさせて貰った。***プーチン氏が恐れる帰還兵と言う記事があった。各国が様々な手を用いて停戦を意図している。然し現実には難しい。その1つに大量の兵士が前線から帰ってきた後、政権を批判したり社会不安を引き起こしたりする事態を警戒しているのだ。そんな対応の1つとしてプーチンは元兵士が地方政府幹部に転身した例を挙げ、退役後も「平和な前線」で活躍できると強調した。こうした例を引用して批判を封じ込めようとの事だ。既に任務を終えて戻った兵士は多いが、侵略が終われば大量の兵士が一気に帰ってくる。負傷者も大勢居る。2025年夏までのロシアの死傷者は、100万人で、内死者は25万人で、第2次大戦後の同国の戦死者の5倍に膨らんだ。これら多くが負傷して帰ってくるのだ。不満を和らげるためにプーチンは帰還兵を「新たなエリート」と丁重に扱うといる。例として、4万人超の応募から選ばれた83人の1期生から副知事などに選出された。選挙では軍事作戦の参加者の得票数を25%積み増し、選出されやすくする優遇措置を取った。無茶苦茶だ。プーチンが兵士を手厚く処遇するのは、帰国後に社会の緊張を高めて体制を揺るがす存在になり得ると恐れているからだ。退役兵が反政府を先導する事を恐れている。また、帰還兵が社会に適応できず苦しむ現象はベトナム戦争後の米国でも社会問題となった。退役兵は給料の面でも2倍程度を支給している。しかし、5月時点で帰還した43%が就業していない。兵員に関する支出は2025年に連邦予算の歳出の9.5%を占める見通しだ。財政赤字は国内総生産(GDP)比2.6%を見込む。2024年の1.7%から拡大し、もはや大盤振る舞いは続けられない。前線に送る兵士には元受刑者も派遣した。しかし、元受刑者が帰国後に再び罪を犯したり、帰還兵が暴力を振るったりする恐れがあるとの例もあるようだ。3年間の元兵士による犯罪で378人が亡くなった。6割が元受刑者の犯行だった。世論調査では39%が復員によって「犯罪や争いが増える」との見通しだ。戦争の終結は帰還兵の問題と切っても切れない。しかし、プーチンは、西側諸国との戦争状態を続けるとみられている。プーチンが帰還兵の問題に神経をとがらせる背景にはウクライナ侵略を巡る民意の揺らぎもある。プーチンの支持率は、侵略開始後は8割と高水準を保ってきた。しかし、戦争の継続を望む声が多いわけではない。国内調査の結果2月時点で戦争を一貫して支持するのは18%にとどまると分析した。平和を一貫して支持する21%と拮抗する。国民は選挙で民意を反映できるとの期待をあまり持っておらず、政治への関心が下がっているというとの事だ。調査によると36%が戦争開始後に経済状況が悪化したと答え、5カ月前の調査から9ポイント増えたとされる。日常生活に悪影響があると回答した人の間では戦争への支持を表明する割合が下がった。元兵士が社会不安を引き起こせば、国民の不満が一気に表に出てくる可能性がある。政権は民意をつなぎとめるためウクライナに次ぐ外敵をつくりあげることも考えられる。ウクライナ侵略によって核の脅威が広がり、エネルギーを中心に日本を含む各国の経済にも打撃を与えた。帰還兵の問題は世界が注視すべきリスクといえる。状況は如何にあれ、プーチンに反旗を翻す国内問題が起こらない限り難しいのだろうか。ついでに下記コラムがあった転記する・ロシアの言論統制プーチン政権は戦時下で自らに不都合な情報に目を光らせている。軍事行為について当局が虚偽とみなす情報を流した場合、最大15年の禁錮刑を科す。反体制派など「過激派」に指定したコンテンツの検索に罰金を科せるようにした。反戦ととられかねない意見の表明は難しくなっている。兵士の早期帰還を求める妻らの団体はスパイを意味する「外国の代理人」に指定され、縮小に追い込まれた。人権団体メモリアルによると、25年1〜9月に1日平均5人が政治的な理由で反逆罪などに問われ、刑事訴追された。ロシアの占領下にあるウクライナの地域は人口に占める訴追件数の割合がロシアの7倍に達し「弾圧が激しさを増している」という。
2025.11.09
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ゆるゆるとした生活が続く。私の風邪は手持ちの出来止めや風邪薬で、少し治りかけているように感じる。腰や股関節が痛いので歩き始めはふらふらしながらでないと進めない。久しぶりに食事もすこし採れた。これからぼちぼちとブロクも続けたいと思っている。元々タイピングが下手なので、時間が掛かる。少し熱っぽいのかその後誤打の割合が多くなっているようだ。加えてキッチンの流しの蓋が、妙にガサガサしている。ゆっくり出来るだろうと、排水カバーにペンキをぬった。仕上がりは予定していたとおりにはならなかったが、当面は,間に合わせられるだろう。ただブログそのものは楽天の楽天ブログを使用させて貰っているが、システムの不具合なのかアップロードしかねる場合がある。ウェブで調べると不安定さがあるとなっている。何度かチャレンジすると通じることもあるのでとてもアンステーブルだ。今回はどうなるのか。やって見るが、だめなら、復旧までまつ以外にない。***太陽光パネルの再生利用を義務づける様な提案があった。環境省は2940年代後半には最大50万トンの排気が見込まれるという。かんきょうしょうは今年ようやく法案提出直前までこぎ着けたが法制局が既存法との整合性や費用負担の問題で議論は振り出しに戻った。とても奇異な感じだ。実際に50万トンのガラクタをそのままにしようとするのだろうか。ただ、廃棄業者まで適宜やらせるのだろか。法律上の整合性なら、直ぐにでも手直し出来るはずだ。怠慢ではないのか。多少の違いがあるようだが、フランスやドイツ、イタリアや韓国などは 既に法制化して言る。そもそも太陽光パネルに関して日本では毛嫌いされているのではないかと思ってしまう。太陽光パネルの配置適性位置を込めて考慮し、このパネルが老朽化したあとの始末をどうするのかを使用済みで廃棄する前に決めておくべきことではないのだろうか。=楽天システムのトラブルが終わっていない真生知れないは、何回か渡来して偶然通ることもあるのどちらかに期待してアップロードを試みる=
2025.11.08
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昨日迄の咳も少し楽になった。昔飲んだ咳止め薬を飲んだからだと思う。医者に行こうかと思ったが、このまま何とかなると思ったので医者には行かなかった。それでも頭はふらふらしていて、思考が定まらない。昨日のゴミ捨ては連れ合いがやってくれた。今日の不燃物は昨夜遅くに所定の場所に持っていった。連れ合いが友人と会うというので、私も同席した。昔の教師仲間と言う事で様々な固有名詞が飛び交うので、なかなかついて行けない。元々数学の先生で、今は多角的に様々な事をしている。主たる者は中学生を相手の個人教授と言うところか。教える側は自分の教え子とか知り合いを頼んでマンツーマン形式の指導方針のようだ。口コミで、よく分かるとの評を得て、申込者は引きも切らぬ感じだ。卓球教室も開いて、1コイン(500円)で出来るとのことで此方も先ず先ずのようだ。加えて結婚相談所を開いていると言うから少し異色だ。此方は問合せはあっても会員になる人は居ないとの事だ。最近はマッチングアプリなどあって、若者はそちらの方にい食うようだ。さらに女性にとって、結婚はリスクだという人がいるらしい。男がお荷物になると言う事のようだ。子供は欲しいので、敢えてシングルマザーになりたいという人まで居るようだ。その友人はあまり小人数でコーヒーを飲んだすることはないので、連れ合いらと話をすることを喜んでいるようだ。今日は都合が付かないとのことでもう1人は来なかった。昨日のミニサロンで三線をひく曳くはずの人で、此方の話は聞けなかった。今日話した人は、島本ゆかりの楠正成の信奉者で、Tシャツなどのグッズも作っている。背中に「楠公魂」と書いたもので、かなり専念している感じだ。今日は連れ合いの方に咳が移ったようで、それでもマスクをしながら対応していた。これからは日常の出来事を書くくらいにして、頭の痛い話は気が向いたらと言うことにしようかと思う。
2025.11.07
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咳が止まらず、苦しくて思考が定まらない。連れ合いの友人が出るという、ミニサロンに出る事は出来なかった。沖縄の三線が聞きたかったけど、集会所迄行くのが苦痛だった。殆ど1日床についていたが、足腰の痛みと歩行も困難になっているので、このまま終わるのではないかと感じた。電子機器(パソコンやスマートフォン)はいつも通り使っていても時々思うように動かず悩む事が多い。今日のこのブログは翌日(7日)に書いている。それでも頭はふらふらだ。このくらいで許して貰おう。
2025.11.06
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昨日の接触事故を受け、トヨタを訪問した。警察官がドライブレコーダーチップを抜いて、消えないようにとの事だったので、トヨタ販売店でコピーをして貰い、チップを再挿入して貰った。待っている時間が長かったので、連れ合いは約束の時間に遅れてはまずいと三人会に出かけた。今日は美濃吉で行う事になっているようで、私は遠慮した。***日経の超知能シリーズで、人類ついての記事が日経に掲載された。「超知能」シリーズは、AIの進化が人類の知性・社会・存在そのものに与える影響を多角的に描いたものだ。第2部の人類拡張では人間の内面と関係性への介入だ。1. 感情と意思決定への影響ではAIは人間の感情を解析・操作する能力を持ち、意思決定に介入する可能性があるというものだ。政治・経済・教育などの分野で、AIが「見えない支配者」となる懸念も可能性としてある。2. 人間関係の再構築ではAIがパートナーや友人として機能することで、孤独やコミュニケーションの在り方が変化するというものだ。一方で、人間同士の関係性が希薄化するリスクも考えられる。3. 人類拡張と身体の再定義っでは脳インターフェースや義体技術により、人間の身体能力・知覚が拡張されるであろう。この事は「人間とは何か」という哲学的問いが再燃することになるであろう。倫理・制度・哲学的課題に対しては、1. AIの制御と透明性については脅威論は問題外としている人もいるが、制御可能性の確保を重視する事は必要である。ブラックボックス化したAIに対し、説明責任と透明性が求められる。2. 社会制度の再設計についてはベーシックインカム、AI税、AI市民権など、新たな制度設計が議論されている。政治的意思決定にAIを組み込むべきか否かも重要な争点となる。3. 人類の進化と共生については、AIは人類の「進化の伴走者」となるか、「支配者」となるかについては、共生するためには、教育・倫理・制度の三位一体の改革が必要である。之では具体性に欠けるために、教育などに関して考慮の俎上に挙げることが必要と言うことだろう。未来予測とタイムラインの問題だが、先ずタイムラインとは、出来事や作業の順序を時間軸に沿って並べたもので、過去から未来にかけての流れを視覚的に把握できるものだ。元々は歴史学や考古学で用いられ、現在ではビジネスやIT、教育現場でも広く活用されている。SNSでは、フォローしている人や友達の投稿が時系列で表示される画面を指している。またAGI(Artificial General Intelligence)は2030年代前半に実現する可能性が高いとされる。とあるが、AGIとは、人間と同等またはそれ以上の知能を持ち、あらゆる知的タスクを学習・実行できることを目標としている。これに対し、現在のAIは特定のタスクに特化しており、他の分野には応用できない。例えば、顔認識AIが翻訳を行うことはできない。現時点では、AGIはまだ研究段階にあり、実現には至っていない。ただし、OpenAIやGoogle DeepMindなどの企業が研究を進めており、特に大規模言語モデル(LLM)の進化がAGI実現への重要なステップとされている。AGIの可能性と課題についてはAGIが実現すれば、医療、教育、科学研究など多くの分野で革新的な変化をもたらすと期待されている。例えば、個別最適化された教育プログラムや迅速な医療診断が可能になるだろう。一方で、技術的課題として効率的な学習方法や推論能力の向上が必要になる。また、倫理的課題として安全性の確保や雇用への影響、AIの悪用リスクが挙げらる。これらの課題を解決するためには、技術開発と並行して倫理的・法的枠組みの整備が求められる。これをまとめると、AGIは、現在のAIを超えた汎用的な知能を目指す技術であり、社会や経済に大きな影響を与える可能性を秘めている。その実現には多くの課題が残されているが、技術の進歩とともに期待が高まっている。今後の研究動向を注視し、社会全体でその影響を議論していくことが重要になるとても難しく、具体性が少ないので、正直理解が及ばない。後は任意に、参院選の結果をAIに想定させると、20代の投票率アップにより従来の予想の変化が見られている。企業に於ける、人事考課をAIに任せる事の方が公正だと考えている科学の進歩で言えば、今まで10年掛かっていた研究がわずか2日で可能との極端な予想がされている、サイバー空間に於ける詐欺師の要求をAIが対応可能となってくるとの事だ。キャラクターにAIを加える事で、そのAIに対して充足する事が出来るのかという可能性も言及している。AIそのものが中途半端な理解の私にとっては、このシリーズを理解する事は至難である。
2025.11.05
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今日は農家直販のお米が届く日だ。昼食を「まつの屋」で採り姉のホームを訪問した。催し物がありそちらに参加するとの事で、外出は諦めた。駐車時に後ろの車に接触して仕舞った。当たった個所は正式には識別できなかったが、面倒な事になら無いと良いが。***熊の被害が東日本などで多発している。隈による死者はネットによると10月時点で7人と言うが、12人にも達するとのデータもあるようだ。したがって傷ついた人はさらに多くいるようだ。毎年の経過を見ても犠牲者は増える一方である。熊は山に住み生活をし、冬になれば冬眠をすると教えられてきた。人間は外で農作業等をしていても、熊との接点がなかった。ところが今では小学校の校区にも熊が出没するようになり危険きわまりない。なぜこのような事態になったのか、熊の生息域の拡大が挙げられる。里山の放置や人口減少により、熊が人家近くまで出没しやすくなっている。さらに、餌不足があげられ、ドングリなど堅果類の不作が続いている事が、熊が餌を求めて人里に下りてくる傾向となっている。大きな問題は、熊の個体数の増加が挙げられている。特にヒグマの個体数は過去30年で倍増しているとのことだ。熊が増え人が減って抵抗なく熊が人里に降りて来やすくなったといえる。更には、農作業や山菜採りをする高齢者が多くなり熊との遭遇リスクが高まっている。テレビなどを見ていると熊が出てくることが想像できるにもかかわらず、山に入って作業する高齢者が多いと言うことを聞く。なぜそのようなと、とても信じられないような気持ちだ。しかし今となってはこういったことにも注意を向けているはずだ。今まで放置しておいた国もこれに対して正対するようになってきた。山形の知事だか、地方では防御が限界が来たと言って自衛隊の出動を依頼するという事態になっている。これに対して自衛隊の方も対応すべく考えているようだ。熊は一旦人肉を食べるとそれを狙うようになってくるという話も聞く。まさに殺伐とした感じがする。小学校に通うのに車で通わせなければならないという事態も起こっているようだ。そしてその車にも凶暴な熊は立ち向かってくるという映像も見た。先ほどの話ではないが熊の個体数が地方に住む人とのバランスを超えて多くなったということになるのだろう。こうなれば里山に降りる前にクマを駆除するべく対策を講ずるべきであると思われる。熊の餌が足りるような限界まで熊を増やさないということが必要だと思われる。ところが一方動物愛好家の人々は熊を処分すること(殺すこと)に非常に抵抗感を抱いているようだ。私に言わせれば彼らがそういった里山に住んでみればいいと思う。野良犬のように熊が庭先を走り回るようなところでそれでも熊を擁護するならばまた話は次の段階だ。できれば熊との共存も図るべきであるということは誰も感じるところだ。動物園で檻の向こうにいる熊は何の問題はない。ところが実際に同じ部屋に熊がノシノシと入ってきてそれで自分に襲い掛かるということを考えるととてもそんな余裕はない。秋田県美郷町の例では親子熊への特別な配慮を求める声があるようだ。親子熊が小屋に逃げ込んだ際、動物保護団体が「人身事故を起こしていないなら山に返してほしい」と現地に赴いて嘆願した事例があるという。山に返したらそれで済むわけはない。再び降りてきて今度は人身事故を起こす可能性は多分にあるにもかかわらずだ。愛好家の立場に立てば自分には関係ないから、ただ熊がかわいそう、逆に言えば人は殺されてもある意味やむを得ないと考えているのではないだろうか。愛好家が言うように、ただ単に山に返すだけではなく共存への具体的な計画成作が示されてしかるべきだと思う。極端な例では秋田県の銃猟に対して一部の動物愛好家が「秋田産農産物の不売運動」を呼びかけ、SNS上で波紋を広げたとのことだ。馬鹿げている。熊被害が少ない都市部の住民ほど駆除に反対する傾向があり、被害が深刻な地域では「安全のために駆除はやむを得ない」との声が強いようだ。当然の事と思う。もし、熊に襲われて命をとり止めた人間がそれでも動物愛護の観点から熊を殺すなというならそれはそれで議論をすればいいと思う。都会の生活でのうのうとして、熊は動物園に居る可愛らしいものだと言う認識のものが、気ままに駆除を否定するのはいかがなものだろうか。冒頭にも述べたように熊の個体数が増えている。このまま増え続けると田舎に住むことはできなくなる。かといって簡単に農作業をあきらめ都会に出てくることもできない。いったいこの場合の動物愛好家は何を考えているのか私は理解できない。代替案で「熊が出る時期は農作業や外出を控える」「学校はオンライン授業にすればよい」といった提案もあるとのことだ。現実を見ることができない頭でっかちのいうことのように思える。話はずれるが熊を駆除する報酬金額は、なんと3,000円とのことで、支払い対象時間は「2時間」となっているため、時給換算すると1,500円とのことだ。非常識はここにも存在する。
2025.11.04
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今日のウォーキングは第2940日目で4532歩だった。姫達とモーニング採ろうとしてあちこち回ったが、クローズのところや満員のところなどなかなか行きあたらなかった。最後に行き着いたのは長岡京駅の近くのフルールという喫茶店だった。たまごサンドがおいしかった。 今日は北摂文化大講演会がトリシマホールであったが行きも帰りも姫が車で送ってくれたので大変楽だった。友人はまだまだ元気そうでゴルフのことを口にしている。私は残念ながらゴルフはもうできないだろう。講演者はカメラマンの宮嶋茂樹だった。最初のうち興味深く聞いたが報道写真のスクープ的なものでさえも今はあまりに刺激的でもなく最後の方は眠ってしまっていた。眠ってしまう人は周りにも何人かいたようだ。夕方婿殿にはパソコンの入力の不具合を点検してもらい、なんとかうまくいくようになった。その後、姫と婿殿は湘南に帰ることになり、我々が京都駅まで送った。連れ合いは、だんだんと別れるということがさみしい気持ちがすると言っていた。歳のせいか、私もまさにそういう気持ちになる。双方無事に帰り着いたことをメールで連絡しあい、短い帰還は終了した。送っての帰り「宮」で簡単なステーキを食べた。***維新・藤田共同代表に疑惑が浮かび上がった。今までの政治家の(特に自民党)のスキャンダルではこのくらいの問題は日常茶飯事だと言う事だろう。しかし、「身を切る改革」を標榜して1介の野党であった維新が政権の中に組み入れられたと言う背景を考えると、これは大変な時代ではないかと思う。そういう意味では、我々も自民党の議員乃至は古参の議員は何か裏で悪いことをしていると言うことは認めてしまっていることになるのではないだろうか。まず藤田のやり方を見ると選挙におけるビラ印刷やその他の費用をリ・コネクトという架空の場所のようなところに発注をしている。その額2000万円だ。ところがその会社代表を兼ねている人物と藤田の第1公設秘書は同1人物であり、その第1公設秘書は国からの給与600万~800万円をもらっていると言うことだ。兼業を禁止しているはずだ。特例はあるものの届出は必要なところどうやらそういうことはしていないようだ。そして2000万円払った印刷その他に関して、そこの社長は印刷機もなければ何もない単なる自宅のマンションであるというからますます疑惑の念は高まる。というよりも明らかに嘘をついているわけだ。加えてその社長にリ・コネクトから報酬として年720万円を支払っているというから公設秘書の給与とそのリ・コネクトの給与を合わせた分、第一秘書は受け取っているわけだ。今までと違って維新も国政に参加しているという点から藤田の露出度は多くなるがこれからは疑惑の目で、彼を見ざるを得ない。待て待て自民党なら当たり前のことだ。萩生田を裏金作り2750万円の政府の重要ポストにつけた高市辺りは選挙が過ぎたのでもはや禊が済んだと言う風に解釈しているようだ。全く国民の感情と相いれないものだと怒りがこみ上げてくる。聞けば高市首班指名を受けるにあたって萩生田が裏でいろいろ工作をしたという。重要ポストに取り上げたのは、その論功行賞的なものがあるのではないかと言う話もあるぐらいだ。悪の道は悪だという感じではなかろうか。今、高市は対米・対中の首脳との外交に力を注いでいる。それはそれでいいのだが、そのことに関係ないスーツやバッグの色などメーカーなどについてコメントしている。バラエティー番組のMCはやらされているということもあるのだろうが本当に馬鹿ではないかと思う。と言いながら中にはうがった見方も出ているようでそれをちゃんと引き出せないMCのいい加減さは聞いていてヘドが出るくらいだ。藤田の話に戻るとリ・コネクトに印刷などの発注をしたのは2000万円でその中の政党助成金は776万円、調査研究広報滞在費は1140万円、選挙日の公費負担49万円というふうな仕掛けが書かれている。いずれにしても、税金がそこには入っている。どこが、どの口が「身を切る改革」なのだろうか。私には理解ができない。藤田の公設秘書は藤田と近しい友人関係にあるようだ。リ・コネクトという会社を捏造し、そこに2000万円を吸い込むという手法を取っているのだ。いずれにしろ藤田も経営している事務所とビジネスパートナーとしての立ち位置にあったのが、その友人だどう考えても我田引金であろうと思われる。自身は今でこそ国政に参加する形になっているが、それもこれもだが自民党になびいたのである。政策が似ていると言うところも、またある程度折り合いが付く、ということで共同戦線を張っているのだろうが裏金まで共同戦線を張る必要は無いのではないか。これらの行為は罪状を決めればおそらく自民党の連中の半分ぐらいの位置には少なくともいるのではないか。いやもっと上かもしれない。私が言いたいのは野党の間ならいざ知らず与党になってこれから世直しよう行おうというときにあって、裏金作りと同様の工作を行ったという点だ。しかもやり方は稚拙この上ない。どこが調べて告発していりのかは知らないがもう少し詳細に調べていく必要があると思う。自身は大阪では大手を振っているが、所詮ローカルな政党であるその辺りの事をわきまえずにやることは大胆不敵なやり方をやっている。藤田という人間を全く信用できない男に仕立て上げたようなもんだ。細かいルールは知らないがこれらすべてはほとんどが原資は税金になっている。藤田の場合自分は身を切る改革に関与するとしてその影武者であるような第1秘書にそれをになわせて2000万円の公金を環流されていたということになる。しかもそうした事が露見しないとでも思っているのだろうか。それならいかに政界そのものが腐りきっているかということだ。間違ったところに長くいると、そしてその洗礼を受けると、間違っていることが自分では理解できなくなるのだ。皆がこうやっているから私もこうしてやっているだけだ。そしていやそれは秘書がやっていたものだからというような言い訳につながる。何十年も前からの自民党の言い訳となんらかわらない。飛躍した言い方になるかもしれないが、自民党が政権を取ると必ずこうした醜聞はついてまわるものであるようだ。どうやって身を切るのかてん吉村代表によれば国会議員は多すぎるということだがこうした藤田のような人間を残し、他のやる気のある国会議員を辞めさせるなら全く意味がないことになる。何やらこの第1公設秘書はリ・コネクトからの報酬額として年収720万円をもらっている。之は公設秘書の年収とほぼ同額だ。自民党の議員からでさえもこうしたことは考えられないと言われているようだ。まったく堂々とした利益供与が藤田の下で行われていたということになる。こうした裏金問題に詳しい上脇博之氏によると藤田側がその分を裏金にした可能性があると言うわけだ。そしてこの会計責任者は藤田自身が勤めていると言うからこれが極めつけだ。もう少し調べてみると、この報酬720万円の中からどれくらいが藤田に戻っているのかということも疑わざるを得ない。さらに詳しく調べた例によるとリ・コネクトに315万8100円を支出している。さらにところがこの会社の企業内容には印刷業は含まれていないというから滑稽である。そして7万も印刷したにもかかわらず自社の従業員は2人だけだ。これは個人マンションだから秘書とその妻の2名ということになるだろう。郵便受けには第1秘書とリ・コネクトと株式会社とのシールが張られていたとのことだ。このことからとっさでなく以前から計画されたものなのだろう。何ゆえに藤田が2名しかいないところにあえて発注をかけたのかということはマネーロンダリングをしていることも考えられる。これから徐々に真実が明らかになると思われるが、自民党との薄氷の政権の一旦を担っている藤田がどのようになって行くのかまたは今までどうり自民党流で悪の仲間が増えたということで済ますのか、興味深いところである。
2025.11.03
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お歳暮の手配で阪急高槻へ行き買物もした。ユニクロの店前を何往復も歩いた。最後にコーナンで洗剤などを購入した。姫は中・高の同窓会で京都に出掛けた。婿殿も京都まで一緒に出掛けた。***未だに宇宙の話は雲をつくような話だ。様々なニュースが新聞紙上に書かれているがどうもスッキリと頭の中に入ってこない。月に行くロケットに乗りたいという人はたくさんいるようだが私の中ではまだ危険だからそんな気持ちにはなれない。もしなったとしてもそれだけの金額を払うことは出来ないだろう。NASAが火星の岩石に「生命の痕跡の可能性」を発表した。無人探査車「パーシビアランス」が火星の北半球にある「ジェゼロクレーター」付近にある峡谷の岩石から試料を採取したとのことだ。さらに火星の岩石試料に「生命の痕跡を発見した可能性がある」とのことだ。岩石を分析した結果リン酸塩や硫化鉄を含む鉱物を見つけたというのだ。古生物学などでは、これらの鉱物が地球上に微生物がいた証拠として用いられることがある。それですなわち火星にも微生物がいたのではないかと言うわけだ。低温での化学反応の結果、リン酸塩鉱物と硫化鉄鉱物が作られたとみている。このことから火星にも微生物がいた可能性を示しているという。地球上では微生物が有機物を分解する際、リン酸や硫化物が鉄と結びついて鉱物になることがある。火星上で発見した化合物の組み合わせは微生物に豊富なエネルギー源となりえたのだという見方だ。しかしながら、今回確認した鉱物は生命活動と関係なく作られることもあるとのことだ。火星には大昔に液体の水が豊富にあり、ジェゼロクレーターには数十億年前まで湖があったと考えられている。NASAは2024年7月にも、別の検査手法によって今回と同じ岩石の表層に鉄やリン酸塩を含んだ数mmほどの斑点を確認し、微生物が存在した可能性があると発表している。この可能性を下にNASAと欧州宇宙機関(ESA)は2030年代にも回収した岩石試料を地球に持ち帰ることを目指している。ここで、中国も2030年には火星から試料を地球に持ち帰る計画を立てており、世紀の発見を目指す競争は激しくなるとされている。ところが、トランプ米政権は後ろ向きだという。数十億年前の火星には豊富に水が存在し、ジェゼロクレーターは湖だったと考えられている。2021年2月ジェゼロクレーターの底で発見された火成岩を分析した結果、水によって何度も変質した痕跡が確認されたのだ。また、有機化合物の存在が示唆されており、これらは生命の構成要素の可能性を秘めている。地球では微生物が有機物を分解するときに酸化鉄を使って、リン酸鉄を作ることがある。そのため今回見つかったリン酸鉄などは火星にも微生物が存在していた可能性があるのではないかと思われているのだ。反対の見方として、今回見つかった鉱物は、火星の環境下において生命がいなくても形成される可能性を否定できないとのことだ。我々の究極の目的は人間を含む地球の生命体がどこから来たのかを知る事だ。それ故特に火星は、薄い大気が存在することなどから太陽系の惑星の中で地球に環境が比較的似ており、地球外生命探索の目的地となっている。別途火星では、水の痕跡が発見されており、また、メタンなども検出されている。これらのことから日本では2026年度に火星の衛星「フォボス」から土壌を持ち帰る火星衛星探査計画「MMX」を始める等様々な取り組みがなされている。ESAは2023年に木星の3つの衛星の探査機「JUICE」を打ち上げた。2031年に木星付近に到着する予定だ。インドも2028年に月面から岩石などを回収する計画だ。中国も火星から岩石を持ち帰る探査計画を発表している。中国はすでに2021年に「天問1号」で火星への軟着陸に成功している。2030年ごろに地球にサンプルを持ち帰る事を目論んでいる。ただ、2025年5月にトランプ米政権が発表した2026会計年度の予算要求では「費用が過大だ」として計画の中止が示唆されているような状況だ。
2025.11.02
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今日は昼前から百均コンサートと言う名前で、大人の学芸会と行った催し物があった。場所はふれあいセンターのレストラン内だ。ギター、ダンス、ウクレレ、三味線と多彩な芸を披露する会のようだ。中には漫談、落語というのまであったが、我々は最初からいたので目的の友人夫妻が出る沖縄民謡までを聴いて前半で辞去した。帰りに買物をして帰ったが、急に姫夫妻が来泊することになり、ばたばたした。***Financial Timesの記事だ。ここで言う2つの国は米国と中国だ。現在トランプは世界を右往左往させている。トランプと米政権や米最高裁判所内にいる彼の取り巻きたちがつくり上げている専制体制は、長く続く可能性が高いとのことだ。一方の中国はどのような役割を果たすのだろうか。先ず米国だが、トランプは何事もディール(取引)重視で、昔の民主主義諸国のことをあまり重く見ていない。トランプの外交政策はMAGA(米国を再び偉大に)運動で彼と支持者らは、国内外で同じ3つの手法を用いている。それは、排除、転換、そして従属だと言うのだ。国内ではリベラルな米国を国家主義の国に転換しようとしている。国外でも同様に、同盟関係やその他の責任を放棄し、同盟各国を従属国へ変えようとしている。第2次世界大戦後、米国はあらゆる種類のリスクに対する保険を他国に提供してきたとする。しかし、米国にも見返りはあった。他国は米国に投資し、自国経済を米国の投資家に開放した。米国が世界の警察でなくなったとしても、それなりのものは得ていたと言う事だろう。トランプは米国が「搾取されてきた」と嘆いているがそれは当たっていない。それまでは相互に有益な取引だったのだ。トランプは明らかに間違っていて独りよがりだ。皆が乗せられているだけだ。米ドルを基軸通貨へと押し上げ、米資本市場を世界金融の中心地へと変えた。世界の1人当たり実質国内総生産(GDP)が1950年から2020年に360%も増加した中で、米国はこの間も世界で最も豊かで、かつ最先端の技術力を持つ経済大国であり続けた。トランプは国々に巨額の関税を課すだけでなく、自らの意のままに資金を投じるように要求している。これはギャングのやり口そのものだ。米国が信頼されていたかつての世界では、国家間の相互依存関係は存在していたが、相互依存関係を「武器化」したという。この下りは少し理解が及ばない。トランプは相互依存関係を相手国を抑え込む手段へと変えつつある中国は既に相互依存関係を武器化している。欧州連合(EU)が「搾取型」と「依存型」の超大国の間で板挟みになっているとしている。中国は後者で、依存関係を生み出しているとしている。市場に自国製品を氾濫させ、世界貿易とマクロ経済の不均衡を悪化させている。WTOの規則を不当に利用しながら、彼らが支持しているとされるルールに基づく貿易システムへの信頼を損なっている。重要資源の武器化とクリーンエネルギー供給網を支配することで、EUの支持を低下させている。それでも、中国は今の米国よりも信頼できる理性的なパートナーだといえる。少なくとも、気候変動を否定してはいないからだ。世界の残りの国々これら超大国を無視することは不可能だ。なぜなら、世界のGDPの43%を生み出しているからだ。対応策の1つはリスクヘッジ(回避)だ。米国は世界で最も価値ある同盟関係を築いてきたからだ。しかし、主要な国家資産を自ら進んで破壊する政権が、これらを気にかけることはないだろう。その上、トランプは同盟各国を属国に変えられると信じている。英国は属国になることを自ら選んだ。これがEUからの離脱の結果であるのは何とも皮肉だ。しかし、日本や韓国、さらにはEUでさえも、現時点では英国と大きく違っているようには見えない。今回の高市の訪米時の振る舞いを見ても明らかだ。米国の振る舞いが何時までも続くとは思えない。(願っている)これにより中国の影響力は高まる。実際、米国は相互関税の導入で、インドとブラジルが中国に接近するという事態を招いている。筆者(英国)は、中国の習近平は、トランプの重大な失策に、日々ひそかに感謝しているに違いないという。各国は一方の超大国をもう一方と競わせようとするだろう。インドとブラジルはこうした行動を取るに違いない第3の選択肢が残っている。ほかの国々は公衆衛生や気候、安全保障といった世界の公共財の管理などにおいて、勇気を持ってより独立した道を共に追求すべきだ。あまり具体的でないので、トランプに響くかどうか疑わしい。
2025.11.01
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今日は金曜日で本来は不燃物のゴミの日だが、第5週故に対象外であった。さらに雨も降っていたためにウォーキングは中止した。腰整体であかせに行った。日替わりで痛さも違う。之で完璧という手法もないらしい。信じてもう少し通うしかない。***10年ほど前の記事だ。その頃から認知症は注目されていた。どんな人が認知症になりやすいのか。認知症と生活習慣病との間には深い関係があると分かった。中高年で糖尿病や高血圧症などを患った人が認知症になるリスクが高いことが明らかになってきたというのだ。之を見て私は先ず最有力な認知症候補ではないかと思う。というのも最近血圧が高く、血糖値は基準よりやや高めという状況にあるからだ。また、食生活などの生活習慣を見直すことが認知症予防の大きな力になると強調されている。認知症のリスクを高める病気として糖尿病や高血圧のほか、コレステロールなどの値が高まる脂質異常症、内臓肥満などを特徴とするメタボリック症候群の4つアイテムだ。内臓肥満などを特徴とするメタボリック症候群については、私は外れていると思うが高血圧に関しては避けようがない。医者も高血圧にはあまり意を注いでくれない。恒例になると当たり前の事であり、,従って認知症も治療の対象でないのかも知れない。食事改善と運動が大切だとある。薬に頼らず体重管理とのことも言われている。成るほど自分の体は自分で治せと言う事のようだ。医者に治して貰うのを待つのではなく、自らが治るようにすべきとの事のようだ。特に認知症のリスクとの関係が深いとみられるのが糖尿病だ。国内の推定患者数約950万人(今はもっといるだろう)、予備軍を含めると2000万人を超える病気だが、中高年で糖尿病になると認知症になりやすくなるという調査結果が国内外で相次いでいる。脳内にアミロイドβという異常たんぱく質が蓄積するアルツハイマー型のことは 何度も聞いた。次いで、脳梗塞や脳出血など脳の血管の病気で神経細胞が壊れる脳血管性認知症が多い。私のような高血圧の人間は、こうした下地があるのではないかと憂えている。元より高齢になれば、ある程度の物忘れや動作の遅さなどは抑えられないが、もし何か出来る事で、予防できるとすればその道を選びたい。糖尿病と認知症発症の関係を調べた結果、糖尿病の人は、アルツハイマー病で約1.5~2倍、脳血管性認知症で2~3倍、それぞれ発生頻度が高かったとのことだ。糖尿病とアルツハイマー病の関係については、血中のインスリン濃度が変化することで、アミロイドβの蓄積を促したり、分解が邪魔されたりするなどのメカニズムが推定されている。糖尿病と症状が重なるメタボリック症候群もこうした仕組みで認知症が増えると考えられている。糖尿病だけでなく、高血圧も認知症のリスク要因になるという証拠が増えている。調査では、正常血圧の人と比べて、軽い高血圧(ステージ1)では4.5~6倍、より重いステージ2では5.6~10.1倍、それぞれ血管性認知症の発生頻度が高かった。アルツハイマー病発症との関係は明らかではなかった。私はアルツハイマー型を危惧していたが高血圧は血管性認知症にもよると言う事を改めて認識した。中年期から老年期にかけての血圧レベルの変化と、認知症発症の関係を調べた結果、老年期になって高血圧になった人より、中年期に血圧が高かった人の認知症発症リスクが大きいことがわかった。そしてこのことが、将来の血管性認知症の予防に極めて重要であるとの事だ。糖尿病も高血圧も脂質異常症も薬によって数値は下げられる。だが認知症との関係で言えば、薬で血糖値が急に下がることで認知症のリスクが高まることが指摘されている。こうなると八方ふさがりの感がある。「薬をできるだけ減らして体重を減らし、食事や運動習慣を改善するのが良い」とのことだ。認知症への対策は兆候を早期に発見して、進行を抑える方法がよいとされるが、なかなか難しい問題だ。軽度認知障害(MCI)と呼ばれる部分的な記憶障害が現れている状態を診断し、食生活の見直しや運動などが奨励されている。これにより進行を遅らせ、人によっては症状が出ずにすむ人もいるという。病院に密に接していればこうした事も可能かと思うが、なかなか個人レベルでは難しい事だ。生活習慣病と関連した認知症リスクへの対応は、MCIに至る前で先手を打つことである。認知症になりにくい生活習慣としては、毎日しっかりと歩くなど運動を習慣づけたり、野菜や魚を主体とした食事がよいようだ。それが即ち生活習慣病の予防につながると言うわけだ。認知症のリスクも視野に入れ、転ばぬ先のつえとして生活習慣を改善することは賢いやり方だといえそうだ。それだけで認知症が防げるとはなかなか信じられないが、心にとめて、実践したいと思う。
2025.10.31
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今日は連れ合いがゴミ捨てをしてくれたので、少し長寝が出来た。然し、早起き癖は簡単に治るものでは無く、少し横になっただけで起きる事になった。午後、スパゲッティーの昼食後、連れ合いの後輩さん達と話する機会に参加した。場所は高槻阪急のスターバックスだ。店は終始満員の員の態で、少々驚いた。***大阪大学の坂口志文特任教授らが2025年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。対象は免疫の働きを抑える「制御性T細胞」を発見した業績だ。しかし、実はこの細胞は体の味方にも敵にもなる「もろ刃の剣」だという。免疫の暴走を防ぐが、ブレーキが利きすぎれば、がんの進行を招く。研究を通じて細胞ががんにだまされ、免疫の攻撃から守る様子が見えてきた。がんの裏をかく治療法の開発に期待がかかる。こうした状況を抑制するために、がん治療で制御性T細胞の応用が進むことが期待されている。坂口氏はこの細胞を発見したのである。人間の体では他の免疫細胞が、がん細胞やウイルスなどを攻撃し、がんや感染症から身を守る。この細胞は過剰な免疫反応を抑える。制御性T細胞は免疫のバランスを調節するこの細胞が十分に働かないと免疫細胞が暴走し、正常の体の組織や臓器などを攻撃する。それとは反対にブレーキが利きすぎると、がんを攻撃する免疫細胞の働きを抑えてしまう。免疫の攻撃からがんを守る側面があると言うのだ。その結果、がんの進行につながる。この辺りの調整が難しそうだがどうなっているのだろうか。この細胞は過剰な免疫反応を抑える働きがある。人間の体では他の免疫細胞が、がん細胞やウイルスなどを攻撃し、がんや感染症から身を守る。制御性T細胞は免疫のバランスを調節するのだ。何故ブレーキが利きすぎるのかについては、がんが制御性T細胞を手なずけるためだとのことだ。がんは免疫の難敵だ。正常な細胞の遺伝子が変化するとがん細胞になり、無制限に増える。通常は免疫細胞に排除されるが、がんは巧妙に多くの制御性T細胞を周囲に集める。すると免疫反応が弱まり、がんは攻撃を逃れて増殖しやすくなる。細胞の間でもこうした駆け引きがあるとは初めて聞く。人間の体の微妙さを改めて感じるところだ。このように細胞を呼び寄せる仕組みを追究し、2020年には細胞と肺がんの関係を解明した論文が出された。がんが「ケモカイン」というたんぱく質をつくると、それに結合する分子を持つ細胞が周囲に集まった。同年には胃がんがこの細胞を招き寄せる仕組みも解明された。細胞の栄養源の脂肪酸をがんがつくっていた。あたかも「ごちそうを用意されて細胞がだまされる」が如き様子だという。制御性T細胞はがん治療の効果を下げる恐れもあるとのことだ。米研究所などはがんが免疫の攻撃を避けるのに使う「PD-1」という分子に注目した。この分子を持つ細胞が多い患者にがん免疫薬を投与すると、分子が少ない人々に比べて生存期間が約3割短かった。人間本来の細胞にも様々あるのだ。がんの治療効果を高めるためには、がんを守る細胞を取り除く必要がある。その手掛かりになる研究も進んでいる。がんの周囲に集まる細胞では「CCR8」というたんぱく質が働いている。塩野義製薬はこのたんぱく質に付いて細胞を除去する抗体医薬を開発中で、2022年に第1段階の臨床試験(治験)を始めた。同社と共同研究する大阪大学において「マウスでは1回の投与でがんを完全に排除できた」とのことだ。高い効果があるとされる。命に関わるがんは創薬研究が盛んで、細胞の医療応用も先行しそうだ。この細胞の免疫を抑える機能が利きすぎると、がんの他に白血病などが発症することがある。一部の白血病は免疫を担う細胞が異常になり、増殖を続けることで起きる。投薬などで制御性T細胞の機能を弱めれば、他の免疫細胞が白血病細胞を攻撃して病気を治療できる可能性がある。制御性T細胞が、強すぎたり弱すぎたりして、岩の状況が変わったり正常細胞が壊されたりする事は、非常に微妙なバランスの中でこうした営みがなされていると言う事だ。一方でブレーキが働かないと1型糖尿病や関節リウマチといった、自己免疫疾患やアレルギー疾患などにつながる。ブレーキの機能を強める技術を開発すれば、それらの病気の治療に役立つ。その見極めや量的な問題なのか、抑制をコントロールできて初めて人体に有効と言えるのかも知れない。制御性T細胞は1970年代から研究が始まったリンパ球の1種で、T細胞のうち免疫の働きを制御する機能を持った細胞のことである。骨髄で作られて胸腺で成熟する。坂口氏は細胞の目印になるタンパク質に注目して制御性T細胞の存在をはっきりと突き止めたのだ。
2025.10.30
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久しぶりに連れ合いと散歩しせせらぎ公園で休み、離でコーヒーを飲んだ。駅前で、中学生のアンケートを受けた。私は2回、連れ合いは3回付き合っていた。企業毎の調査のようだ。***当事者になったわけではないが、最近ではアサヒビールが狙われて大混乱をしているようだ。まず、ランサムウエアとは?から始めないといけない。調べると、ランサムウエア(Ransomware)は「身代金要求型ウイルス」とも呼ばれるマルウェアの一種ですとある。そこで、マルウェアとは、何かだが、コンピューターやスマートフォンなどに害を与える「悪意のあるソフトウェア」の総称だとのことだ。ウイルスやスパイウェア、ランサムウエアなどもマルウェアの一種だ。私のような個人でも、パソコンの画面に消えない画像が出たり、スイッチを切るなとのメッセージも出たが、それは切るべしと教えられて、電源を切って難を逃れたり、別のトラブルでは電気店のスタッフにお願いして、原因を除去して貰った事は記憶に新しい。感染すると、パソコンやサーバー内のデータが暗号化されて使えなくなる。攻撃者は「元に戻したければ金を払え」と身代金(ransom)を要求してくる。多くの場合、仮想通貨での支払いを求められ、支払っても復旧できる保証はない。こう聞くと、無性に腹立たしいが、我が子を人質にとらわれ金銭を払っても生命は保証され無いと言う事と等しいものだ。前述したアサヒグループHDの被害の実態は次のようだ。2025年9月末にランサムウエアの被害を受け、以下のような深刻な影響が出した。1ヶ月経っても回復の目処が立たない。・出荷停止:ビールなどの製品が出荷できず、工場の稼働も一時停止。・手作業対応:電話やFAXによる出荷など、アナログな手段に頼る状況に。・復旧の長期化:全面復旧まで数カ月かかる見込み。費用は億単位。・業務停止の連鎖:システム同士が連携しているため、感染拡大を防ぐために接続を遮断 → 結果的に企業活動全体が停止。このようにあたかも巨大地震でインフラが止まる「災害」に例えられるほどのインパクトがあるとのことだ。なぜこのような被害が広がるのかについては、業務システムが複雑に連携しているため、1つの感染が全体に波及して仕舞うとの事だ。IT下の世界になると、悪意のない場合でさえも、こうした事が起こりうる事は想像に難くない。文明に依存していると、その1つが障害があると、関連の多くの個所に多大な影響を受ける事は電車の不通などでも容易に分かる。サイバー攻撃の場合はIDやパスワードの使い回しや、リモートワークによる管理の甘さ等によってもこうしたサイバーテロの侵入を許しかねない。デジタル化のますますの進展に向かうこの時代はサイバーセキュリティー対策だけでは不十分でBCP(事業継続計画)など災害級の備えが必要であるという。後者のBCPの備えという点には具体的にどうするのかは示されていない。アサヒビールのほかに、アスクルでは物流業務を受託するEC(電子商取引)サイトにも影響が及んだ。また、病院を攻撃の対象になっている。アサヒビールの実体について具体的に記述があった。当初、ビールなど製品の出荷ができなくなり、工場の稼働も一時停止した。その後主力の「スーパードライ」などの生産は再開したが、電話やファクスを使った出荷など手作業を余儀なくされている。復旧には数カ月かかり、億単位の費用がかかるとの見方もある。被害が深刻化した原因の1つに、業務システム同士がつながり合っているという点だ。ランサムウエアは感染したコンピューターのデータを次々と暗号化し、システム障害を発生させる。異常事態を把握してもシステムにアクセスできず、調査に必要なデータも読み取れない。被害の広がりがわからないため、システム同士の接続を遮断せざるを得ない。結果的に企業活動全体が停止に追い込まれる。サイバー攻撃への備えはサイバーセキュリティー対策の強化だけでは限界がある。被害が起きることを前提とした組織の体制づくりが必要だ。狙われた例で、復旧に要した時間は1週間から2ヶ月以上にも及ぶものがある。調査費用の総額で最も多いケースは1000万円~5000万円で中には1億円以上掛かった例も紹介されている。
2025.10.29
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今日は脚のコンディションは変わらない。***トランプ米政権が保護主義に傾き、世界貿易機関(WTO)が機能不全に陥るなかで、世界の自由貿易体制が瓦解の方向だ。どうやって米国と合意をまとめたのかと言った質問を各国から問い合わせが相次いでいる。日本の合意は英国に次いで2番目だった。先進国・新興国を問わずトランプ政権との距離感に悩むなか、日本の状況を知りたがる。注目が集まった背景には、日本が自国の関税を下げずに米国の関税引き下げを取り付けたことがある。韓国は関税を引き下げてはいないものの、米国側は「韓国が貿易を完全に開放し、自動車、農業製品を含む米国製品を受け入れることに合意したとして受け入れられているようだ。今後の焦点は日本が米国に約束した5500億ドル(約80兆円)の対米投資がどうなるかだ。投資案件は全てトランプの意向によるとされ、問題となっている。投資は法的な拘束もあって日本に関係する回収可能な案件のみが投融資の対象になるとなっている。交渉に依れば、米国内でサプライチェーン(供給網)をつくる話なので、基本的に米国がリーダーシップを持つとしている。民間企業も関わる話であり、トランプの任期中に成果が出せるかどうかは疑問だ。企業からは「融資など日本が負担した金額に達するまでは利益配分は半々、その後利益が出る場合は米国が9割、日本が1割とすることとある様でどうなっているのだろうか。あまりにも米国に有利すぎる。トランプの残り3年超就任期間中で80兆円投資をするのは相当な難題である。そんな時、トランプは、合意を守らなければ関税の再引き上げを示唆する発言で圧力を掛けている。トランプ政権の関税引き上げ圧力に対して、日本は他国と連携して対抗することはできなかった。日本は日米同盟は重いと思っている。然し抜本的なものでは無く、米国ヘの投資の確約は米国との間で「不自由貿易」の時代に入ることを意味する。現在のTPPは加盟国の合計GDPで世界の15%を占める。EUが加われば3割に高まる。EUは新市場を開拓し、ルールに基づく貿易を促進する意図があるとしてTPPとの連携への関心を示した。各国が米国の関税政策に翻弄されるなか、ルールに基づく自由貿易の機運を維持するとするのが日本の側の交渉の姿勢である。日本は、TPPの枠組み拡大に取り組んできた。第1次トランプ米政権が脱退した事を受けて、残る11カ国を日本がまとめ上げて発効にこぎ着けた経緯がある。日本企業にとっても「高いレベルの自由貿易圏を拡大することが生命線と言える。2024年には英国が新たに加わり、アジアや中南米に加入を目指す国が目立っている。韓国はTPPの加盟を検討すると明記した。韓国は文在寅政権でも一時、加盟を検討したが、海外産品の流入を恐れる産業界や農業界が反発。日韓関係の悪化もあり棚上げになっていた。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権以降は日韓関係が改善しているうえ、米国との関税交渉が妥結しないなかで危機感が強まっていた。今後、国内調整を進めたうえで正式な加盟申請を目指す。交渉に入るには全加盟国が同意する必要がある。今後の最大の焦点は2021年に加盟申請した中国の扱いだ。中国は国有企業の優遇など多くの面でTPPの加盟水準を満たしていないために、日本は慎重な立場である。中には中国の加盟を認めるために大量の例外措置を設ければ、高い水準の自由化を定めたTPPが骨抜きになる恐れがあるとする意見もある。中国の加盟を認めれば、TPPが中国主導の「対米包囲網」に変質する懸念もある。これはトランプの逆鱗に触れるだろう。怒りを買えば加盟国に対する追加関税などを講じる可能性も出てくる。中国の加盟を支持しているのはマレーシアやシンガポールである。TPPに中国を入れる入れないの問題はTPP内で分断を招くリスクもある。加盟国の結束を保ちながらも、TPPの先進性を守って米国の反発も抑える。TPPをけん引し、いち早く米国との関税合意をなし遂げた日本が大きな役割を担うことになる。果たして日本にその力量があるのか、今は瀬戸際のような状態だ。経団連ではWTOが十分に機能しなければ自由で開かれた国際経済秩序がなし得なくなると根本に帰結する。そのためにWTOの訪問を決めた。GATTを前身として、設立から30年を迎えたWTOは機能不全に陥っている。現在のWTOは166カ国・地域が加わる。しかし、全会一致で決めるルール策定は加盟国の拡大や政治的な対立でとどこおる。20カ国・地域(G20)やアジア太平洋経済協力会議(APEC)といった国際会議の場でもWTO改革を求める声は目立つが、具体的な動きにはつながっていない。米中対立が深まるなか、経済安全保障の考え方が存在感を増している。希少金属の安定供給や半導体関連分野への投資を各国は競い、保護主義に回帰する。多くの国・地域に公共性の高い貿易ルールを提供してきたWTOがなくなれば、世界の通商環境は混沌としてしまうと指摘する意見もある。戦後の自由貿易体制は大きく揺らいでいる。トランプ米政権は自国第一主義を強め、多国間での連携に背を向ける。環太平洋経済連携協定(TPP)の枠組み拡大やWTO改革を後押しする責任を放棄してはならない。GATTを起点とした第2次世界大戦後の自由貿易体制は保護主義のまん延が戦禍を招いたとの反省から生まれた。2001年の中国のWTO加盟を機に風向きは徐々に変化。巨大な国家資本主義の中国は過剰生産による「デフレ輸出」などで自由貿易に不協和音をもたらす。
2025.10.28
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今日のウォーキングは第2939日目で4204歩だった。お昼ごはんの配食サービスでふれあいセンターに出かけた。その足でそのままイオンに行きフードコートで昼食をとった。今日は思っていたより天気は良かったので助かったが夕方は少し曇り気味だ。トヨタが車検証持ってきた。窓に貼り付けて終了だ。今回はタイヤも変えたので結構高額になった。連れ合いは銀行周りに出掛けた。***造船業界団体は造船能力の倍増へ3500億円を投資するようだ。内訳には今治など17社が入っている。設備投資の内容は大型の吊り上げクレーンなどを導入し生産能力を高めるとある。私に言わせれば30年ほど前に設備過剰で設備を廃棄したものを再び作り直すことになる。これはトランプの米国の圧力であると考えている。うまくいくのかどうか推測がつかない点だ。誰がこれを言い出したのかという点に興味がある。今回は世界一と言う目標ではなく中国、韓国について韓国と同等ぐらいの造船シェアを狙っているのかもしれない。建前上は海洋進出を強めるということだが、その実アメリカの下請けをするだけなのではないかと考えている。今や造船といえば今治造船でしかない。造船工業会の会長も今治造船の社長である。今私は門外漢となったのでこのような事を言っても詮無いことである。できれば成功して欲しいものだ。海運に関してはオリックスがM&Aで海運業に乗り出そうとしている。造船業は後継者不足や人手不足に悩む企業が多いのでこの点に注目してこのあたりのやりくりを念頭に置いているようだ。10月中に船主会社であるフェアフィールドシッピングの事業継承を仲介した。同社が保有する8隻の船のうち2隻をオリックスグループで取得し、残りの6隻と従業員などを関連会社である海運会社に譲渡する形だ。海運や造船には特殊なしきたりがあるために仲介会社が手掛けにくいものとなっていたが、あえてオリックスはそこに参入することにした。これには下地があり、オリックスは1970年代から船舶リースを手掛けるとともに双日から船舶仲介会社ソメックの事業譲渡のニーズを収集することにしている。ソメックには今治造船系と常石造船系の海運会社のほか尾道造船が資本参加している。その他の独立系の造船会社とも連携し中小の造船会社やメーカーなどをM&Aして足がかりにしようとしている。事業継承は2024年に買収した70隻を保有している三徳船舶から船舶や従業員の活用を検討している。今や船舶の大型化や環境規制の強化で新造船の価格は高騰している。このため中小では投資負担を賄いきれないため、こうしたオリックスのような事業が成立するとみられている。加えて政府も造船については国内建造量を2035年に2倍に引き上げる目標を掲げていることもある。今まで放っておいて今更何を慌てているのか知らないが、日本の造船シェアの回復をもくろんでいる。昔5割だったシェアが今は1割程度になっている。その刻々を見てきたのに手を打たなかったのだ。今更なぜなのだろうか。3500億円の投資と国内で絶えていた液化天然ガス(LNG)の建造も再開(韓国に押されて建造ゼロになっていた)し、なんとか米国からの要請に応えるまでに復活したいというような意図らしい。国内から沸き起こってきた声ではなく米国からの圧力に対応するための事のようで、矢張りという感がある。日本の造船景気が良かったのは30年ぐらい前までの話。それから凋落したのだが30年も経てばその辺の事情を知っているものはいないのだろう。堂々と今期大投資を行うなどといった昔では当たり前だったことをことさらに大きく報じるようになったわけだ。投資の対象としては大型クレーン導入やデジタル・トランスフォーメーション(DX)、ロボット活用、人材育成などを想定している。独り言だが大学に造船学科というものがあったし、また船舶工学科とも呼んだ。だがしかし船という字がついていると学生は敬遠してこなくなったことを思い出した。今や名前を海洋工学とかもっともらしく変えているので造船を実際にやっているところがどれだけあるのか知らない。人的資源としても新しい人を育成する気があるのかないのかよくわからない。人口減少による人手不足もある。国交省によると造船業の就労者数は2016年の約9万1千人から2025年は7万7千人と約15%減った。労働集約型の造船業は人手が建造能力を左右する。したがって外国人を含む人材の確保に向けた支援など考えているようだ。どうも先行きはあまり明るいムードではない気がする。DXに関しても注文生産で一品一様の船舶に対してどれほどの有効性があるのか、労働集約性と言われる状態を凌駕することができるのかどうかこの点ははなはだ難しい点だと思う。新聞のコメントでも、日米間の約束に基づく造船再興策としての手当だけでは、業界の復活には覚束ないのではないか。オーストラリアでは重工大手渋めが造船に軸足を置くと言っている。ブーツ大手の現地法人を買収し設計から完成まで手掛ける体制を整えたという。こうしたニュースを見るたびに日本の取り組みが額面上は素晴らしいものであっても内実が伴わなければ竜頭蛇尾に終わる。豪州あたりに米国の目が向き米韓又は米豪で対中国と対応するという日本除きのことも考えられなくもない。豪州は中国の脅威を日本以上に受けているところもあるので安全保障上かなり力を入れるものと思われる。豪州では艦艇の建造なら安定的な業績を残しているが、一般船舶についてはそれほどでも無いようである。その辺りの折り合いで日本が浮かぶ背もあるかもわからない。しかしながら米国が期待するのは安全保障上の問題であり一般商船のテコ入れではないようだ。図にあるシブメックの業績では売り上げが7~10億ドルに対して純利益は5000万ドルにも満たない、造船業の宿命的な図式になっている。
2025.10.27
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今日は連れ合いのいとこの1周忌が営まれた。家での家族の集まりだ。家までの道と方向転換が苦手な私は、そのことが気になった。前に反転時車を傷つけた事があったからだ。そうしたつまらぬ事が気になる、最近だ。何とか家の前で、駐め法事に臨んだ。若くて亡くなっている事が惜しい。式典後近くのかごやで昼食会となった。人手が足りないのか、席が空いているのに客があまりいないという状況だった。雨の予報だったが、何とか食事の終わるまで降らずに済んだのは有り難い事だ。***1. デヴィッド・アラン「絵画の起源(コリントの乙女)」去りゆく恋人の姿を絵画の起源としてロマンティックに描いている。ギリシャの都市国家コリントの陶工の娘が壁に描いた旅立つ恋人の影を彼女の父親が像に仕上げたというエピソードがある。見る限りは濃艶なものしか感じず、別れを想像する事は出来ない。2. サロンド・ボッティチェリ「春(プリマベーラ)」あまりにも有名な絵画だ。 メディチ家の当主ロレンツォが寵愛した同名のまたいとこの通称ロレンツィーノの結婚を祝う作品だ。美と愛の女神のヴィーナスを結婚記念に描くのは当時の流行であった。画面右の風の精ゼフィロスの息あび口から花を吹く。花の女神フローラが、両手で花を抱く春の女神プリマベーラに身を寄せ、中央のヴィーナスを挟んで三美神が立つ華麗な画面は春の到来と愛の成就の讃美とされる。3. ピエール・オーギュスト・ルノワール「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」モデルはルノアールの恋人リーズ・トレオで中央の女のみにならず、左右の侍女2人もその面影を描いたと言われている。 18歳のリーズは24歳の無名画家ルノワールに出会い、7年もの間、ヌードを含む20点以上の作品のモデルを務めたのち姿を消してしまったという。結局リーズは建築家と結婚することになったが、そのリーズに捧げた別れの絵画であったと言うことかもしれない。ルノワールがいた作品の中でももっとも官能的であると言われる。4. ビンセント・ファン・ゴッホ「ゴーギャンの肘掛け椅子」この空っぽの椅子は耳を切る少し前に描かれている。その6年前ゴッホが敬愛する英国の文豪ディケンズを悼んで新聞に掲載された挿絵で、これがゴーギャンへの哀惜の念を象徴していると考えられる。椅子に置かれたろうそくは希望の灯であると言われている。5. サミュエル・ルーク・ヒルズ「空っぽの椅子」ゴッホは叔父の経営する画廊に勤めていた時に、挿絵に魅了され一時は挿絵画家になりたいと思ったほどであった。この作品はディケンズを追悼して掲載されていた。広い書斎になんとなく置かれた椅子にゴッホは非常に感銘を受けたようで、弟のテオへこの椅子の絵を君に見せたくてたまらないと書いている。この映画がゴーギャンの肘掛け椅子を描く元になっているとのことだ。6. ヴィルヘルム・ハマスホイ「室内 ストランゲーゼ30番地」こんな一角でも絵の対象になるのかなと感心したよ覚えがある。この絵に寂寞を感じる人もいるが、別な意図があったと言う。ドアを開けた向こうにはソファーやテーブルが置かれているがこれはこの時代においてもかなり古風な様式の家具ばかりだからである。要はそれをハマスホイは見せたかったのではなかろうか。7. ジェームス・ティソ「手紙」中央の手紙を引き裂く女性はおそらく去り行く人または去りゆく時に決別するヒロインを象徴しているように思える。森の木々に囲まれたこの風景は、画家がなぜここを選んだかよくわからない。後ろの男性も今ひとつ何の役割をしているのだろうか。こうした絵の元になったのは物語が文学を語る小道具として多用されていると言うことと、識字率の向上によって急速に拡大した市民小説市場において書物や手紙を読む女性の姿を、その象徴としたのだろう。8. エドワード・ホッパー「二人の道化師」舞台を去る道化師が共演者(妻)を紹介する構図だ。画家と妻ジョセフィンの像であると言う。この作品を描いたのは、画家ホッパーが道化夫妻に援助を受けていたと言った背景だ。この作品を描いた翌年に画家は亡くなり、その翌年には妻も亡くなった。モデルのジョセフィンは画家でもあり、不遇であったホッパーを献身的にサポートしたようだ。9. ジャン・レオン・ジェローム「全ては成就した「エルサレム」ゴルゴだの丘を描いているとの事だ。この丘を十字架を背負ってイエスは上って行ったのであろう。日頃見慣れた行進とは違ったゴルゴダの丘そのものだった。マタイ受難曲の1節が述べられていた。我、死に苦しまん時、 お姿を見せたまえ。 我が心。深く憂うとき、汝の受けし苦悩により、我をば恐れより 救い出し給え。10.ポール・ゴーギャン「肘掛け椅子のひまわり」 ゴッホとの関係は有名だ。ゴーギャンは自らが苦しいときにさらに苦しんでいるゴッホを見て、ゴッホに気持ちを寄せるようになったとか。ただ、そんな2人が諍いでゴッホは自らの耳を切る事件になるとは。南の島にフランスからひまわりの種を取り寄せ、咲かせた花をゴッホとのゆかりのある肘掛け椅子に置いての絵画となっている。ゴーギャンも自殺を試みた事があるとか。
2025.10.26
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今日は曇天下ではあったが島本人権祭りがあった。島本駅前の資料館広場だったが。各種出し物などがあったようだ。メキシコの舞踏も見せて貰い、久しく遭わなかった人にも会った。案外元気そうなので安心した。自分も恵まれていないが、そうした人は大勢居るのだと改めて思った。たまたま町長にも会い、数事会話した。通り一遍ではあったが、まじめさが伝わってきた。***私は今高血圧が気になっている。カリウムが非常に高くなったときに降圧剤の1つをやめてしまったことによる。医師は高血圧は2の次です、と言っていたがカリウムの高いのは命取りなのだということのようだ。そこで「尿ナトカリ比」というのを見つけた、そこには高血圧予防の新指標であると書いてある。減塩以外の食事管理も促すと副題にあった。宮城県登米市では「尿ナトカリ比」を意識した高血圧予防を促す食事が例として挙げられていた。高血圧を防ぐための新指標「尿ナトカリ比」が注目されている。尿に含まれるナトリウム(塩分)とその吸収を抑えるカリウムとの比率だ。学会が目標値を設定し、測定機器の普及や健康診断への導入に期待が広がる。減塩に特化した従来の食事管理に新しい考え方は導入されるようだ。ふと私はカリウムが高かったのでナトリウムを抑えられるということで、結果が低かったと単純に思った。ところがカリウム値が下がり完全に基準値内に入った(それはそれでいいのだが)そのためにナトリウムの吸収は抑えられなくなったので血圧が高くなったと思っている。素人の考えだからいい加減だがなんとか両方とも下げてもらいたいものだ新指標は2024年10月に日本高血圧学会が公表した。健常な日本人の目標値として、尿中のカリウムに対するナトリウムの比率を「2未満」に設定。平均は「4」とされ、値が低くなるほど高血圧のリスクが下がるとされる。(この意味が今1つ理解しがたい、比率を言うのだろうか)同学会によると、ナトリウムの過剰摂取とカリウムの不足はそれぞれ独立して血圧を高める。私の場合はカリウムは急激にさが来たため(規定値なのではあるが)血圧が上がったのかもしれない。2つの比率が血圧や循環器疾患に関連するとの研究結果が蓄積し、新たな評価基準が設けられたという。高血圧は、血圧が正常値より慢性的に高い状態を指す。自覚症状がないまま動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中などの重篤な合併症につながる恐れがある。国民の3人に1人にあたる約4300万人が患者と推計されている。私はこの無言の圧力におびえつつ医者通いをしているが、カリウム事件で標準値に治まったときに医者は血圧は2の次と言われたのは少々抵抗があった。以前に降圧剤として追加したアーチストがカリウム値を上げたのであろう、医者は服用を禁じた。一方では最近カリウムが豊富な食品の摂取を促す動きが目立っている。血管内の水分を保持して血圧を上げるナトリウムの排出を助ける働きがあるからだ。私にとっては相反する選択肢になっている。カゴメは2019年、食品に含まれるナトリウムとカリウムのバランスを示した「ナトカリマップ」を東北大と共同で作成した。ナトリウムが多い麺類などの主食に、野菜や果物、豆類といったカリウムが豊富なおかずを取り入れるよう提案する。もしカリウムが少ない侭だと血圧が上がるのだろうか。高血圧の予防は減塩が最も効果的だが、どうしても難しい場面もある。カリウムとのバランスを意識した献立も取り入れ、無理のない範囲で食生活を改善すべしとある。尿ナトカリ比を測定しやすい環境が整ったこともあり、健康診断などに導入する自治体が増え始めた。宮城県登米市は2017年度以降、20歳以上の住民を対象とした特定健康診査で測定している。市によると、2017~19年度に受診した約1万1000人の平均値は「5.4」から「5.0」に下がった。「尿ナトカリ比の重要性が住民に浸透した結果であろうとみている。私の場合はカリウムの値が急激に6.5に上がったため医者はポリスチレンスルフォン酸を連続14日毎食後福与汪することで、その値は4.5迄戻ったのだ。意思は上機嫌に戻ったが、その間連れ合いはカリウムを多く含む食材を避けてくれていたのだ。そうした配慮によってカリウムは下がったがその分、血圧が上昇したように感じられるのだ。素人考えだが、傾向は間違いないところだ。そのことを信じるならカリウムを適当に含んだ食品を取るべきだと感じている。カリウムさえ摂取すれば減塩は不要とするのは誤解であり、こうした誤解が広まることを避けた上で、今後も高血圧予防に有効であるというし点は持つべきだという。高齢層は漬物、若年層はインスタントラーメンやカレーなどによる食塩の摂取が多い傾向があり、特に加工食品の減塩が特に求められているとしている
2025.10.25
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今日はゴミ当番最終日。ゴミ箱を片付けた。捨ててはならない蛍光灯が1つと、昔から残されている瀬戸物茶碗の割れ物が見過ごされて残っていた。腰整体であかせに出掛けた。行っても行っても楽になったように思えないが、一方で一縷の望みを持っている。連れ合いは病院に行けと勧めてくれる。今ひとつ切羽詰まった気になれない。午後は連れ合いの友人のシャンソンコンサートがあり、出掛けた。行きのJRは50分近くの大幅の遅延もあり、遅れた列車すぐ来たが、車内は大いに混み合った。何とか地下鉄に乗り換え、リサイタルの行われる京都市役所前の近くのビルの4階にたどり着いた。ここは前にも一度来たことがあり配置も同じで、とにかく狭いホールだ。集まったのは50人はいなかったようだ。空調はしてあるが、終わり頃には膝が少し寒かった。私が見る限り男性は私を入れて3人ほどだった。年齢も友人の同級生も多く80歳近い人のようであった。共同コンサートとは銘打っているが、もう1人の歌手が20曲くらい歌うのに対し友人は6曲止まりであった。あまりに差があるのでなんだか違和感を覚えたが、相手はプロで、此方は素人故とのことだ。それにしても最後はそのプロの独演会のようで、考えさせられるものがあった。友人が歌ったのは、普通のシャンソンと少し変わったところで、「モネの庭」や「戦争の子供達」や「サダトの暗殺を痛んで」などは一寸毛色の変わった歌のように感じた。数曲が歌い終わったところで、休憩中、1人の女性が気を失って倒れ込んでしまった。狭いエレベーターを使って救急隊が連れて行ったようだが、その後どうなったのか。友人は体調が悪かったとのことを後で聞いた。始まる前に連れ合いにハグを求めたという。気持ちを奮い立たせたかったとのことらしい。実際に歌うとなるとそんな懸念は感じなく、いつもの歌声が聴けた。歌詞も間違えたなどと言っていたようだが、素人には全く見分けられるものではなかった。休憩の時に、もう1人の同級生の描いた絵画の写真を見せて貰ったが、その精緻で美しい絵画に驚くばかりだった。皆と別れて京都の友人と3人になり、市役所前の地下でお茶をしながらしゃべって、結構長時間を過ごした。取り立ててテーマはないのだが、こうした世間話などを話すことが元気の素なのかも知れないと思った。帰りの地下鉄は混雑していた。行き同様うんざりだと思ったが、何と離れた席の外国人カップルが席を譲ってくれた。せいぜいサンキューと、どこから来られたのですかが辛うじて出た言葉だった。少し気持ちがほんのりしたが、若い日本人は知らんふりだった。帰宅したら、太郎君が土4袋買って置いていてくれた。***川崎重工が水素エンジンの搭載を2031年の実用化を目指す。操船の中でも一旦無に帰したかに見えていたが川重や三菱などは着々と新しい取り組みを行っているようだ。コストダウンは必要だが、ちまちました材料の削減ばかりで、新しいイノベーションを行わなかった私のいた会社などは、再起が訪れないのだろうか。エンジンが水素に置き換わるなどと言えば、従来のディーゼルエンジンで名を馳せていた私の会社は正にダブルパンチになるのだろうか。之で造船復活と言うが、エンジンがディーゼルから水素エンジンに変わるとなれば、果たして船と言えるのだろうかと少々訝しい。水素エンジンは川崎重工と三菱重工業関連会社の共同開発だ。川重が20日公開した水素エンジンは最大1万トンほどの中型船に対応し、出力は2600kW だ。エンジンに重油の代わりに水素などを燃料として流し込みシリンダー内で燃やすシステムだ。このように、現在はまだ小型船での試運転のようだが、こうしたものを大型化することは、案外日本の得意とするところだろう。水素は、質量あたりの発熱量がガソリンの約2.7倍と高く、CO2排出もない「究極の燃料の1つ」とのことだ。課題としては水素の運搬はマイナス約253度以下にする必要があり、液化時の熱量あたり体積も重油の約4.5倍と大きく、アンモニアや液化天然ガス(LNG)、メタノールに比べハードルは高い。このボリュームの大きさは初めて知った。一筋縄には行かない感じだ。然し、海運が脱炭素に向かう方向は変わらないので、必ず、達成はするとみられている。国が掲げる目標では、2030年にゼロエミッション船など次世代船舶の受注量で世界トップシェアを確保し、2035年に日本で建造する船舶の4割を水素やアンモニアなど新燃料を使った船とする。次世代船舶でもアンモニア燃料は既に中韓勢との競争が激しく、日本の優位確保には水素燃料への期待が大きい。2024年の新造船受注シェアは中国が69%を占め、韓国も15%だ。一方、日本は7%にとどまった。日本は1990年代にシェア4割で首位だったが、LNG運搬船などの需要拡大の際に出遅れた。同じ轍を踏まないよう、過去を振り返って、如何な愚策を行ったかを反省しなければならない。
2025.10.24
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今日は姉のホームの運営懇談会があった。値上げの問題が絡んでいたので少し気が重かった。世の中全体が値上げムードの中でここもか、と言う感じでなんだか少し先行きが暗くなってくる。懇談会が終わり一旦買物と昼食で松坂屋に行った。再び姉の時計が具合が悪いと言って安い時計をかったがバンドの調整で少し手間取った。***ウクライナ戦争は混沌を極めているようだ。トランプはミサイルをウクライナに提供することをはばかり一方ではロシアからの石油輸入を禁止するという両構えの姿勢だ。なぜウクライナ戦争は終わらないのか、それにプーチンの頑健なまでの思想があるようだ。ここでは第2次大戦の巨悪とされるヒトラーとの比較を試みている。東京大学の小泉悠と軍事ジャーナリストの黒井文太郎の対談による。プーチンとヒトラーには"最悪すぎる"共通点があるというのだ。まずプーチンとはどんな人物か。先ず、黒井は「祖国復興の邪魔者は殺せばよいと思っている一方で、人情味を見せる場面もある」という。エリツィンの後継者として出てきた時から、ロシア民族主義、愛国主義である。当時、仲間たちとやってきたこと、言ってきたことは、共産主義ではない超大国と言う立場で、昔のソ連を夢見て、もともと世界の超大国だった強い我が国を再び、という懐古意識が根底にあるとのことだ。それはエリツィン時代の屈辱感に基づくという。当時のソ連からロシアになって、国民は自由を手にした解放感と同時に、ロシアが世界の破綻国家に堕ち、ロシア人が国際社会でまるで劣等な民族であるかのような扱いを受けた屈辱感を強く感じていたのではないかとのことだ。ソ連時代は、窮屈な監視社会(今日も同じではないか)だったが、アメリカ帝国主義と世界を2分する国家だった。それが急に破綻国家となり、国民生活は破壊された。欧州の白人世界で最も馬鹿にされる自他共にさげすまれる国家になったのだ。プーチンと仲間たちはこうして環境下に育ってきた。故に、国の立て直しするためにいかなる謀略も障害のあるものは殺しても当たり前とでも思っていたようだ。然し小泉が言うにプーチンは、モスクワの政界で大きな影響力は持ってはいなかったという。黒井によればプーチンがFSB長官に引き上げられた以前は、当時のモスクワ政界では小物だった。モスクワ政界の中心はエリツィン派だが、当時はほぼ全員が腐敗した汚職人脈であった。エリツィンは自らの汚職を隠すために後継者候補となる首相ポストを頻繁にすげ替え、最後に無名だったプーチンを指名することになった。しかし、プーチンはモスクワでFSB長官、首相、大統領代行と歴任する間に、着々と昔のKGB仲間を呼び寄せ、やがて政権を制御し、大統領選の当日にはもうエリツィンからの電話を無視している。大統領になってすぐ、メディア王と呼ばれたオリガルヒ(寡占資本家)のウラジーミル・グシンスキーを逮捕し、メディア支配に乗り出し欧米西側主要国との断絶を計る。さらに強力なマフィアがいたチェチェン人を敵だと人々を煽って愛国主義を煽動する。これらほとんどすべてがヒトラーの手法のコピーに見える。オルガルヒも逆らう者は投獄し、自分の権力に逆らわない者たちには利権をごっそり与えて服従させた。さらにプーチンの権力掌握で決定的だったのは、大統領の3選禁止の規定からメドベージェフに代行させた後に、大統領に再び戻ってきた2012年以降だ。この辺りになると解説を待つまでもなくプーチン帝国が完成したようだ。ロシアではルールは絶対視されない。ルールより権力者の意向が採られる。法はあってなきがごとしだ。民主主義のような風情を醸し出しながら選挙でもやりたい放題の不正がまかり通るわけだ。そして楯突く人は、次々暗殺という手で葬っていくのを我々もよく知っている。現在はプーチンが力を確立し、つけ込む余地がないように見える。従って内部からウクライナ侵攻に対して異を唱える者がいないのだろう。それは死を意味するからだ。2014年にクリミアを横暴にも併合した際、クレムリンでの集会ではプーチンに大いなる拍手をし、中には涙を流した者もいたという。彼は完全に皇帝になったのだ。何やら金正恩や、習近平などと同列であると言う事だろう。プーチンの皇帝化を決定的にしたと思われる。振り返ると、マイダン革命自体はプーチンも想定外だっただろうから、あの時はそこまでやる計画が最初からあったわけではないだろう。注)マイダン革命::2013年から2014年にかけてウクライナで起きた市民による大規模な抗議運動と政変を指す。あの時は、クリミヤ取得時米国が強硬に対応してこないのを予測して、強気の手を打ったら成功した。このクリミア奪取の成功で、いっきに暴君化していったようだ。プーチンは本心っぽい面が垣間見えることもよくあるとのことだ。国民の質問に対してもアドリブで応えることがあるようだ。真面目で自分の言葉に責任を持つ。そういうところもヒトラーに似ていると思えるのだ。ヒトラーもきわめて悪い意味で、真面目であったというのだ。そこにプーチンとヒトラーの共通点を見いだすという。何やら空恐ろしい。プーチンは自分で自分の非を認めないから、戦争を自分からやめることは考えにくいというのだ。トランプの対応も中途半端だし、これからもウクライナは苦しめられるのだろうか。
2025.10.23
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今日は兄の誕生日だ。LINEを送ったら、ゴルフをしたり、友人とおしゃべりなどを楽しんでいるという。理想的なことのようだ。連れ合いが楠薫堂で薬と、健康診断申込書を貰ってきた。***岡山理科大などが「頭突き恐竜」と言われる最古草食恐竜の化石を発見した。パキケファロサウルス類の頭部の化石だ。分厚く頑丈なドーム状をした特徴的な頭で、故に「頭突き恐竜」の名を持っている。特徴的な頭部をはじめ、手の指を含む手足(手の指の骨が発掘されたのは今回が初めて)、胴体、完全な尻尾など全身の骨格を発見。胃の中には鳥などが咀嚼に使う胃石もあった。頭蓋骨以外の骨格があまり見つかっていない理由の1つは、頭蓋骨とそれ以外の頑丈さの違いだ。パキケファロサウルス類の世界最古の化石とのことで、従来の化石が約8千万~約6600万年前の白亜紀末期のものが多いが、今回の化石はそれら最古のものと比べ少なくとも約1400万年さかのぼったという。発見されたのは2019年のモンゴル・ゴビ砂漠の白亜紀前期(約1億1千万年前)の地層だ。全身の骨格が残るまれな化石で新種と認定された。特徴であるドーム状の頭がより古い時代からあったことが分かり、進化の過程を解き明かす鍵になるとしている。全身が見つかり、保存状態も良好だったことから、推定体長は1m、体重は約6kg(パキケファロサウルスは体長約5m、体重270kgを超える個体もいる)で脚の骨を薄く切り出して、木の年輪のような成長線を調べたところ、その結果、少なくとも2歳以上の若い個体だったとされる。骨格的には「子ども」であった一方で頭のドームは発達していたことから、体が成熟する前からドームを使っていたとみられる。自らの特徴を幼少期から有していたことは興味深い。後頭部がでこぼこしておらず、下顎の一番前の歯が小さい、しっぽを覆う腱が特殊な形――など従来と異なる特徴があることから、新属新種と判断。命名に当たっては「ザヴァケファレ」は、チベット語で「根」「起源」を意味し、「ザヴァ」と、ラテン語で「頭」を意味する。「ケファレ」を組み合わせ、「リンポチェ」はチベット語で「尊い宝」という意味だ。ゆえに、「ドーム頭の恐竜の起源にして、尊い宝」を意味する「ザヴァケファレ・リンポチェ」と命名した。パキケファロサウルス類は、ドームを「配偶者をめぐる闘い」などの社会的、性的なアピールに使っていたとされる。今回の発見により、進化の初期段階からドームでコミュニケーションをしていた可能性が考えられるという。これまで北米、アジアで見つかっているパキケファロサウルス類の化石は、ほぼ全てが中生代末期(約8000万年前~6600万年前)のもので、ほとんどが頭部のみ。このため他の恐竜類に比べて、その姿や生活の様子、分類や成長パターン、運動能力などが不明の「謎の恐竜グループ」とされていた。この恐竜を新種としたのは、1.上あごの骨の表面が滑らか。2.特殊な頭骨の構成。3.後頭部のデコボコがない。4.下顎の最前列の歯が小さい。5.尻尾の腱の形が特殊と言ったことが挙げられている。今回発見されたザヴァケファレは後の時代のパキケファロサウルス類に比べて後頭部の構造が発達していないという原始的な特徴を持っており、ドームは進化の初期段階で前方から膨らんでいき、その後、後方がドーム化していくという過程を経て形成されていくことが初めて確認された。また、発見されたザヴァケファレは、頭部ドームがしっかり発達していたにもかかわらず未成熟な個体で、体全体が成熟し切る前から闘争などでドームを機能させていたとみられる。今後、歯の分析などから、どのようなものを食べていたかも明らかになってくるとされる。ザヴァケファレ・リンポチェの成獣が互いに頭突きしあって戦っている姿の想像図があったが、頭の突出した部分が、この恐竜の特徴であり武器であったことをよく表している。この行動こそが、パキケファロサウルス類の頭蓋骨が厚くなった理由だと考えられている。頭部ドームについては、ザヴァケファレの頭部のドームは前方が発達しており、後の時代のパキケファロサウルス類に比べて後方が発達していなかった。後世のパキケファロサウルス類の一部は、ドームが前方から成長することがわかっており、ドームの進化の過程をおおまかに再現していることになる。中国で見つかったワンナノサウルスは、そうした進化の初期段階を表す種と見なされてきたが、今やその特徴は幼体だったからである可能性があり、ドーム状の頭部を持つ恐竜の起源を解明するには時代も遅すぎるようだ。ザヴァケファレや、カナダで見つかったコレピオケファレのような仲間の種は、専門家が予想していたより早い段階で、ドーム状の頭蓋骨が進化したことを示している。ドーム状の頭部の起源が早まった。以下様々な学者の創造が述べられているが、割愛する。
2025.10.22
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今日はイオンのフードコートで休憩した。途中に連れ合いは買物していた。***善玉コレステロールは高ければ安心か?との記事があった。最近は体のことが気になるようになった。それもこれも年齢故のことだろうとは思うが、昔からあまり健康の数値を気にしていなかったこともある。コレステロールにはHDLコレステロールとLDLコレステロールがある。前者を「善玉コレステロール」、後者を「悪玉コレステロール」と呼ぶ。 LDLとの比較でHDLが高ければ単純に喜んでいたが、必ずしもそうではないということのようだ。理解し辛いが、3種類のリポたんぱくがある。HDLのほかに、なかなか理解が及ばないが、VLDL(超低比重リポたんぱく)と呼ばれるリポたんぱくがある。VLDLは全身を巡りながら、順々に中性脂肪の「荷物」を降ろしていく。すると「荷台」のコレステロールの割合が増える(降ろすのに増えるとは理解できない)。この状態のリポたんぱくが「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDL(低比重リポたんぱく)だ。コレステロールや中性脂肪は脂質、つまり「アブラ」だ。そのため血流で体中に運搬する時でも、水分の多い血液とは混じり合わない。そこで使われるのが、リポたんぱくというたんぱく質でできた「カプセル」だ。コレステロールや中性脂肪はこれに乗って全身を巡っている。カプセルについてはいろいろあるがここでは省略する。HDLの主な仕事は、血管壁などの末梢組織にたまった余分なコレステロールを回収して肝臓に戻すことだ。増えすぎて血管壁に沈着したコレステロールは、白血球の一種であるマクロファージが食べて取り除いてくれるが、マクロファージは血管壁の内側でブクブクと膨れた泡沫細胞となってプラークを形成する。これが心筋梗塞などの原因の1つになるのだ。HDLはマクロファージが取り込んだコレステロールを引き抜き肝臓まで運搬するのだ。つまり不要なコレステロール(ゴミ)を収集する「トラック」で、専門的には逆転送と呼ばれる。肝臓に戻った余分なコレステロールは胆汁酸や胆汁として腸管に排出されたり、肝臓で再び合成されたりして、次に使うコレステロールの材料になる。内臓脂肪の過剰な蓄積や脂肪肝などで、排出や再利用のバランスが崩れると、動脈硬化のリスクが高まる。内臓脂肪の過剰な蓄積ではインスリンが出ていても効果を発揮しない状態(インスリン抵抗性)が生じるし、脂肪肝があると、胆汁酸の合成が滞って肝臓にコレステロールが蓄積する。HDLの働きはコレステロールの回収だけではなく、例えば、LDLによって動脈硬化を促進させる過剰な酸化反応が起きた場合にはHDLがそれを分解、中和して血管内皮細胞を保護する。また血管拡張作用のある一酸化窒素(NO)の産生を促進して、血管の保護や修復を手助けするなどの働きもある。他にも有益な機能があるようだが一方で、HDLコレステロールの数値が高いほど寿命が長くなるわけではないと言う研究もある。HDLコレステロール値が低い、または高いと死亡率が上昇するU字形の関連があることが報告されている。故に動脈硬化を予防するためには、HDLコレステロール値が高過ぎず、低過ぎないことが重要なだ。「中性脂肪が高い」と「HDLコレステロールが低い」は「逆相関」関係にあるため、一緒に指摘されることが多い。「中性脂肪が高い」、つまり血液中に中性脂肪が多い状態とはVLDLが増加している状態だ。HDLはマクロファージから引き抜いたコレステロールを運搬するが、その途中で一部のコレステロールをVLDLに渡し、代わりにVLDLから中性脂肪を受け取る。中性脂肪を多く積んだHDLは肝臓で速く分解されるため、血中HDLコレステロール値は低下する。一方、コレステロールを受け取ったVLDLはLDL(特に動脈硬化を進めやすい小型LDL)に変身する。それで、中性脂肪が高いほどHDLコレステロールが下がるという両者の「逆相関」が起きるのだ。個人的には、そうした相関は感じられない数字になっている。いずれにせよ中性脂肪が上昇するとHDLコレステロールが低下するため、HDLコレステロールを維持するためには、中性脂肪を基準値内にとどめておくことが重要だ。以下基準の話などがあるが、それは置くとして、HDLを減らしてしまう「生活習慣」として次の4つが挙げられていた。 1.糖質やアルコールの過多:肝臓でVLDLが過剰合成され、CETPが仲介する交換反応が進んでHDLが肝臓で速く分解されてHDLコレステロール値が低下する。 2.内臓脂肪蓄積:内臓脂肪が過剰にたまることでインスリン抵抗性を生じ、その結果、中性脂肪が増え、HDLコレステロール値が下がる。 3.運動不足:リポ蛋白から必要な場所で中性脂肪を取り出す際に必要になる酵素LPL(リポたんぱくリパーゼ)の働きが鈍り、中性脂肪の処理が遅れて中性脂肪が増える。その結果、HDLコレステロール値が低下する。これは、内臓脂肪が過剰にたまっている場合も同じ。4.喫煙・睡眠不足・ストレス:HDLの機能を低下させる。
2025.10.21
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昨夜は激しい雨が降ったようだが、朝には上がっていた。昨日まで裏庭の剪定した葉の袋が3つあり、家庭ゴミと合わせて4袋を捨てた。今週はゴミ当番に当たっているので、カラスなどが来ないで欲しい。と言うか、カラスより頭の悪い人もいるようで、収集日でない日に関係ないゴミを置いて知らん顔の人も居る。苛立つことだ。今日はすることもないので、連れ合いとイオンで休憩し、ついでに買物をした。***再生エネルギーが見直されているのかと記事を読んだ。相手にするのは石炭エネルギーだ。CO2排出で言えば必須のことだろうだろう。世界の電源構成に占める太陽光や風力発電など再生可能エネルギーの割合が2025年上半期に石炭を初めて逆転し、最大の電力源になった。石炭の生産国である中国やインドで再エネの発電量が急速に伸びている。中国には太陽光発電所を設置するには格好の場所が各所にあるようだ。日本では太陽光発電装置の設置には様々な問題がある。国土が狭い分、むやみに山を削るなどのこともある。しかし、化石燃料を重視するトランプ政権下の米国は世界の傾向に逆行し、石炭の消費を増やしている。パリ協定離脱の所以か知らないが、このトランプの考えには常に違和感を感ぜざるを得ない。英のシンクタンクが電力市場の動向を分析した結果、世界の再エネ発電量は2025年上半期に5072テラ(テラは1兆)ワット時(TWh)と前年同期比363TWh(7.7%)増え、石炭の4896TWh(0.6%減)を超えた。(88カ国のデータを基にした)この結果、世界の電源構成に占める再エネの比率は34.3%と前年同期比1.6ポイント上昇し、石炭の33.1%を初めて上回った。再エネのなかでも太陽光発電の成長が著しく、上半期で発電量は306TWh増えた。世界で増えた需要の8割超を太陽光の増加分でまかなえた計算になる。再エネが電力需要の成長に追いつき始めているとのことだ。ここで日本の太陽光へのスタンスを思うとき、地の利に恵まれない事が大変気になる。けん引役となっているのは中国を筆頭とする新興国だ。中国の太陽光発電は前年同期比168TWh(43%)、風力発電も同79TWh(16%)増え、ともに世界の平均的な増加率を上回った。インドでも太陽光が17TWh(25%)、風力が11TWh(29%)、それぞれ増えて、過去最高の伸びを記録した。日本では前述のように太陽光パネルの設置条件が、中国やインドに比べて少ない。国土の広さが、こうした発電には利があることは分かるが、パネルの老朽化などを考えると、将来を少し危惧するものだ。石炭発電は中国で前年同期比56TWh(2%)減、インドで22TWh(3%)減少した。地球環境の点からすれば、喜ばしいことだ。両国は石炭を産出するとともに、一部を輸入する。環境政策の一環として再エネの導入を進めれば、石炭の輸入が抑制され、エネルギー安全保障をより強化できる。ノルウェー調査会社によると、「中国などの石炭は今後も電力構成の一部であり続けるが、再エネの成長とともにその割合は縮小していく」と予測する。結果から見て極当然の結果のようだが、あえてこうした予測を出すものなのだ。上記のことから、発電用石炭の価格水準は大きくが下がっている。1時1トン88ドル台と、2021年5月以来約4年半ぶりの安値となった。日本などアジアが調達するオーストラリア炭も100ドル近辺と高騰していた2023年初ごろまでと比べて約4分の1になった。オーストラリア炭は2023年初から7割安となったという数字もある。エネルギー転換では固定買い取り価格制度から、市場価格に連動する仕組みへと移行した。直近の太陽光の発電設備の増加は「政策変更前の駆け込み設置の影響もある」とのことだろう、今後ペースが鈍化する可能性があるという。ここで、ひねくれ者のトランプは風力や太陽光発電への支援を縮小する一方、石炭火力発電を優遇する政策を打ち出している。同国ではデータセンターなどによる電力需要が伸びたことで、上半期の石炭発電が前年比17%の大幅増加となった。世界でエネルギーの構図が塗り替わっていくし、市場は分岐点を迎えている。之で地球の温暖化は防げるのだろうか。トランプのような先の知れた老人が、その後の地球の環境を破壊させて良いはずがない。誰も彼に進言するものはいないのだろうか。
2025.10.20
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今日は朝から裏庭の剪定した木々を片付け、ゴミ袋に入れた。3袋が満杯になるほど集まった。一旦休憩して裏庭の雑草採りと掃除を行った。何とか見られるようになった。夕方太郎君が来訪し裏庭に買い置いていた土2袋入れてくれた。連れ合いは姉に電話をしてくれた。元気そうで安心。いつも気をつけていてくれて有り難い。***昔の新聞記事を読んでいると糖尿病に関する記事があった。私も糖尿病だと宣告されたことがあり、1ヶ月に1回の通院と薬は欠かしたことがない。新聞によると自覚症状がない故か、治療を中断する人が多いとのことだ。言わずもがなの合併症を発症して深刻な事態になることも多い。糖尿病は患者とその可能性のある人を合わせると2000万人を超える国民病だ。子供や青年はまず埒外だとするとかなりな人が糖尿病を持っていることになる。しかし、痛みなどの症状に直面していないからと、通院をやめ治療を中断する例も目立つ(中断する患者が8%)。1年以上治療を中断した人は続けた人より合併症がひどくなっていた。私も調べて分かったのだが、重症化して視力が低下したり腎臓の機能が下がったりする深刻な症状が表れるとのことだ。私も2013年頃HbA1Cが8.5~9.0になり、血糖値は190となっていた。医師から急に眼科を受診するように言われ驚いたが、その時から糖尿病が恐ろしい病気だと知ったのだ。中性脂肪に関しては薬の効果か基準値内に入っているし、あまり取り立ててコメントされたことはない。夜来少し食物を減らし、甘い物を控えるなど一寸した気遣いを心がけた。その頃からHbA1Cが6.5と過渡期に7くらいまでは落ちたが、抜本的に改良しなかった。私の頭には自分は生活習慣病の3冠王だと言う意識だ。因みに現在は、血糖値は少し高めだが、HbA1C は上限値ぎりぎりの6.2を記録することが出来た。その間体重も3.5kg程度減少しているので、個人的には努力しているつもりだ。しかし、血圧に関しては、かなり高めで、低い値が先ず先ずなので、とあまり大きくは指摘されない。テレビなどで130くらいがベストと言うが、一時期そこまで下がったが又上昇に転じている。皮肉なことに、追加の降圧剤を飲み始めてから逆に高くなったような気もしている。最近では、新しい降圧剤を飲み始めてか、カリウム値が上がり急きょカリウム排出剤を2週間飲み続けたら、正常値に服した。まずは一段落だが、注意を怠ると同じ事になるかも知れない。何しろ食品には殆どにカリウムが入っているのだから。さて血糖値だが、患者の心がけも重要だが、「医師も患者の行動を見守り、受診中断が起こらないよう働き掛ける必要がある」との見解がある。医師は往々にして、患者に任せる傾向がある。通院した人はそれなりに手を尽くしてくれるが、通院を止めてしまえば電話で通院を督促するまでのサービスはないだろう。Aさん(65)のケースが紹介されていたが、平均のHBA1cの値が正常の2倍以上だった。それは、昨年12月からやめている状態だ。インスリン注射による治療をしてはいるが、腎臓の機能もかなり悪くなっており、目の網膜症は重症になっていたとのことだ。想像するに恐ろしいことだ。残念だが人工透析は避けられないとのことだ。前述のように、糖尿病は自覚症状がないことだ。一般の糖尿病は、食事の取りすぎや運動不足に遺伝的要因などが加わって発症する。インスリンの働きなどが下がり、発症すると根本的に治すことはできず、重症になると失明、人工透析、足の切断などを余儀なくされる。合併症が出るまでの期間は年齢や血糖値などで異なるが神経や目で7~8年、腎臓で15年ほどとのことだ。血糖値が改善しないなら、飲み薬や注射薬で血糖値を正常範囲に近づける。そして通院することで対応すべしとのことだ。自覚症状がないだけに、患者が受診を中断するのも無理はないとの話もあるが、こうした内容を知る度に自分が注意することは元より、医者の処方にも素直に従うべきだと思う。
2025.10.19
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昼から裏庭の剪定をした。主に柿・グミ・金魚葉椿だ。柿は最近実をなさないし、グミの木は高く伸びるばかりだ。金魚葉椿は通路を邪魔するし大きな3本の木が集中しているのでなかなか大変だ。特に隣の敷地にはみだしている分は余計に気を使う。連れ合いは町内のくじ引き抽選会に出かけ、近所の人達と歓談しながら帰ってきた。3等だったようだ。***山田悠史医師の話では「90歳、100歳になっても認知症にならない患者さんがいる。こうした人たちにはある共通点がある」という。認知症リスクを高める生活習慣として、お酒が脳に与える影響があるという。認知症にならない人には特徴がある。筆頭に挙げられるのは「いくつになっても体を動かす」ことだとのこと。ウォーキングや体操をして体を動かし続けていることがよかったと答える人が少なくない。運動が認知機能に有益であると考えられる理由は、運動により血液の循環が良くなって、脳の機能を改善することが挙げられる。ただ、運動が認知症予防に確実に効果があるかというと、エビデンスで証明するのは難しい。運動をすることで糖尿病などの生活習慣病、心臓病、がんなど多種多様の病気のリスクを低減することは多くの研究で示されている。筋力の増強や骨密度の維持、ストレス解消などの効果もある。さらに、運動を通した人との交流は、認知機能の維持に役立つ可能性があり、間接的に認知症の予防にも寄与していると考えられる。最後のフレーズは1人黙々と歩くだけでは認知症には聞かないということだろうか。では、一体どんな運動をすればいいのかについては、ジョギングのような有酸素運動は記憶力や集中力を高めるし、筋トレは認知機能全般の維持に役立つともいわれている。もちろん毎日、運動できればいいのだが、週3回あるいは週末に1回でも、まったくやらない人よりも健康維持のためにはずっとプラスになる。まずは習慣化が必要だ。運動でも、サッカーなど頭へのダメージは認知症のリスクを高める。小さな衝撃も含め、頭の怪我を経験した人は、発症リスクが約66%から84%程度高まることが報告されている。元プロサッカー選手は一般の人と比べて認知症になるリスクが約3.7倍高いことがわかっている。サッカーや格闘技をする人は特に頭のケアが必要だという。ヘディング程度でもその小さな衝撃で、脳には微細な損傷が残る事もある。この損傷が、長期的に認知症のリスクを高める可能性があるのだ。マハトマ・ガンジーの名言に「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って勉強しなさい」。数多くの人がこうした名言を吐いている。麻雀を83歳で再開し、大会で4回も優勝した人も居る。麻雀のゲームで頭を使いながら、4人で雀卓を囲んで対局相手とおしゃべりを楽しんだというから、非常に高いレベルの知的活動になっているのだ。周囲の人とのコミュニケーションを楽しみ事が良い結果を生み、それこそが「最強の認知症予防法」だと言うわけだ。高齢になると、何でも齢のせいにしてしまいがちだ。山田医師の経験では、80代の女性の患者さんが最近会話の辻褄が合わなくなったことを心配した家族に連れられて、かかりつけ医の診察を受けたという。認知機能検査を受けたところ、検査の点数が低く、認知症の疑いがあるということで、山田医師のクリニックを訪れた。問診を始めてすぐに音があまり聞こえていないことに気づいた。そこで耳の中を覗いてみると耳垢が詰まっていて、両側とも鼓膜が見えないほどだった。耳垢を溶かす薬を処方し、後日もう一度受診してもらい、改めて認知機能検査をしたところ、点数は正常範囲内だった。笑い話のようだが切実な問題だ。耳が聞こえないということは適当に話を合わせていることであって、最後に収集のつかない答えになることは明らかだ。私の姉の場合も耳が悪いので補聴器をつけているが果たして耳垢は充分に取れているのだろうかとふと思った。通常の問診や身体検査を行い、丁寧に診察していくと、実は簡単に対処できる問題であることも少なくない。この患者さんのケースは最終的には笑い話になったが、そのまま放っておかれて認知機能がどんどん悪くなっていたかもしれないわけだ。目の水晶体が白く濁ってしまう白内障も治療できる病気なのに、検査を受けようとしない人が多い代表例だ。手術を受ければ、視力の回復も見込める。視力の低下や難聴は認知症のリスクと密接に関わっているので、定期的な検査を受けて耳と目のメンテナンスを心掛けるのが望まれる。認知症から「逃げおおせる人」は案外身近な簡単なことであるかも知れない。全てがそうでないにしても、適度な運動をし、頭を使い続け、他の人とのコミュニケーションを楽しむ。こうしたことが認知症から逃げおおせる1歩かも知れない。日頃座ったままで、他の人とあまり話をしない自分を振り返ると、なんだか認知症に取り憑かれるよう気がする。とりあえず週3回のウォーキングはやめないでおこうと思う。
2025.10.18
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今日のウォーキングは第2936回日目で4394歩だった。 朝一番に腰整体のあかせにいった。施術はしてくれるものの的を射ているのかどうかは素人には分からない。ただ終わった後一日ぐらいは非常に痛いこともある。何が正解なのかどういった体の構造になっているのかは図では分かるがその日の体調はその日にならないとわからない。やっと免許更新手続き予約が取れた。混んでいるようで受付は1ヶ月先になるようだ。優良運転手のままなので少しほっとしている。その後連れ合いと2人でイオンで休憩した。***歴史学者・ハラリ氏が寄稿した文を読んだ。ウクライナは勝利していると断言している。硬直状態にあるとは思うがここまでウクライナが勝利したと断言しているのはじめて見た。戦争は、ロシアのプロパガンダが吹聴する筋書きとは逆に、これまでのところウクライナが勝ち続けているというのだ。当初「あなたには(使える)カードがない」のだからロシアの要求に屈しなければならないと説教していたトランプでさえ言を左右にするごとくウクライナの勝利を予言するように変わった。ロシアがウクライナ南部のクリミアを侵略してこの戦争が始まったときは、ウクライナは完全に無力に見えた。ロシアの進撃は凄まじく南部と東部を制圧するに至った。ロシアが首都キーウを攻撃する事態になってウクライナの滅亡が予想された。戦争はさらに激しい局面へと入った。ロシアも世界中の人々もロシアの勝利を確信していた。ゼレンスキーらに国外への避難と、亡命政府の樹立を提案したほどだ。ところがゼレンスキーはキーウにとどまり、戦うことを選んだ。その際、米国側に「必要なのは弾薬だ。逃亡手段ではない」と語ったという。気骨のある表現だ。そしてウクライナはロシアの攻撃を退け東部ハルキウ州と南部ヘルソン州の2カ所で大きな勝利を収めた。ところが新聞報道などで見るとウクライナが勝利した痕跡はあまり目立たない。2025年に入ってから、兵士の死傷者数20万~30万人という代償を払ってロシア軍がなんとか獲得できたのは、ウクライナ全土の約0.6%にすぎない。本当だろうか。この調子で行くとロシア軍がウクライナの残りの領土すべてを征服するのに理論上、約100年の歳月と数百万人の死傷者が必要となる。日頃の報道でウクライナの勝利は感じさせないのは報道の姿勢のあり方であるという。第1次世界大戦の塹壕の多くの犠牲を大きく報じなかったり、日本でも大本営の発表が真っ赤な嘘だったりしたことを指すのだろう。さらに、第1次大戦中の新聞はしばしば意図的に縮尺の大きい地図を使い、軍が一見、素晴らしい前進を達成しているかに見せたが、実はそれは虚構だったと言った話だ。ウクライナは軍を休めるために一時撤退することは軍事的に理にかなっている。ロシアはその間もむやみに攻め続け犠牲を多くした。海でもウクライナ軍の成果は目覚ましい。ロシア軍の黒海艦隊の旗艦だった巡洋艦「モスクワ」などは完全な制海権を掌握していたにも拘わらず、ウクライナの部隊はくじけることは無かった。一時ウクライナは守勢に立ったが、ウクライナ軍はミサイルやドローンを巧みに使い、ロシアの制海権を無力化し、海上戦そのものを一変させた。「モスクワ」を含む多くのロシア艦船は黒海の底に沈んだ。空でもロシアは苦戦している。2025年6月にはロシア国内の軍用飛行場がウクライナのドローン攻撃を受け多数の戦略爆撃機が失われるなど、深刻な打撃を受けている。ロシアは長距離ミサイルやドローンでウクライナ都市を複数攻撃し、市民を恐怖に陥れることで反撃したが、ウクライナは同様の反撃に出ることは控え、ロシア国内の民間の標的を攻撃することは避けた。だがウクライナ軍のドローンは、前線からロシア国内に数百kmも深く入った飛行場やインフラ施設(特に石油精製所)を攻撃するうえで非常に高い能力を示した。ウクライナ軍は他国による直接的な軍事支援を一切受けることなく、これだけの戦果を挙げた。反対にロシアは北朝鮮だけだ。兵士1万人強を徴用している。NATOは公式に支援は行っていない。ロシアが怖いのだろうか。それとも分析がハラリ氏とは違うのだろうか。NATO諸国が正式に支援をしていたら(軍隊覇権など)もっと早く2~3年前にはウクライナは勝利していただろうとのことだ。プーチンはウクライナは真の国家ではないと主張してきた。「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性」を訴えてきた。ウクライナはロシアを弱体化させようとたくらむ外国勢力が擁立した偽りの存在だという。然し、ウクライナは厳として、ウクライナ人の意識を捨てていない。ウクライナは西側諸国の中でも強大な軍隊を持っている。ロシアの戦闘機がエストニアの領空を侵犯し、ロシアのドローンがポーランドやルーマニアに(それと見られるドローンはデンマークにも)飛来した。ロシアは、西側を牽制しているのだ。之というのもウクライナは駄目でもお前の国を乗っ取るぞと言わんばかりだ。以下同様の分析が続くが、西側の多くの小国の軍隊よりもウクライナの方が強大だ。何故NATOはきょう西側諸国が頼るべきはウクライナを橋頭堡とする対ロシアの壁ではなかろうか。
2025.10.17
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今日のウォーキングは第2935日目で3285歩だった。朝一番で楠薫堂に血液検査の結果(カリウム量)を聞かなければならないので、心持ちそわそわしていた、どうしようもないことでイライラするのは私の悪い癖だ。1番に呼ばれて医師の前に座ったらなんとニコニコ顔で全部クリアしています、と言われた。数字を見るとカリウムはもちろんナトリウム、クレアチニンも基準値以下に収まっていた。しかし気になることは腎臓に問題がありそうな口ぶりで自宅で注射する方法を提案されたが、私がジェネリックでないということを告げると何か話がうやむやになってしまった。見てくれたのは副院長だがその時院長は顔をのぞかせて良かったというような表情だった。しかし血圧はやけに高くアーティストをやめた分カリウムは下がったが、血圧は上がったのではないかなと考えた。院長はまあ血圧は二の次ですよというようなことを平気で言っていた。副院長は下が低いからまだいいですよ、家でも計っておいてくださいと言っていた。どこに適切な血圧があるのかずっと以前から気にしていた私にとってはなんとも中途半端な気持ちになった。昼前にいつもの3人会のために京都まで出かけたが、1人は調子が悪いということもあって結局二人会プラス私ということになった。北山の白龍で食事し、しばし歓談して場所を友人宅に移し、またしばらく話をした。帰りには高価なものを次々といただいて恐縮だ。***南海トラフ地震の発生確率が60~90%と20~50%を併記したとある。従来は80%程度としていたが、12年ぶりに算出方法を見直した。調査委は「どちらも確率として高いという評価に変わりない」として防災対策の強化を呼びかける。ただ、一般国民にとってわかりにくくなったのではないかとの指摘があるが、その通りだ。一体どういう意味があるのだろうか、20~90%といえばほとんど分かっていないということに等しい。地震はいつ起こっても不思議はないということだ。この数字を示して一般の国民にどう備えればいいのかということを聞いてみたい。前の数字は確かに高かったので、それではあまりに実情に合わないというかそういった観点からやり直したようだ。推定方法には新しい方法(ベイズ推定)というのもあるらしいが、その詳細まで知ろうとは思わない。発生確率が7%程度以下であった東日本大震災もあれよという間に大災害を引き起こした。少ない数字だから備えがおろそかになったと言われては、政府としてはというか地震予知委員会というかにとっては問題になるので今回のような2つの表現になったようだ。ほとんど確率はわかっていないというものであるし明日起こってもその備えをどうすればいいかということはどこにも書かれていない。名前を忘れたが地震予知は不可能だという学者がいた。少数派のようだがそれが正解ではないかと思う。地震の発生確率が高ければそれに備えるためには研究に大量のお金が流れるということも言われている。そのためには確率を高く見ておかなければならないという向きもあるのではないだろうか。 南海トラフは東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形で、陸側と海側のプレート(岩板)がぶつかっている。プレート間に蓄積したひずみが限界に達すると、陸側のプレートが跳ね上がって、地震や津波を起こす。2011年の東日本大震災と同じメカニズムだ。しかしこのようなメカニズムは頭の中なり、説明図の中では容易に理解ができるものの実際にそれがいつ起こるかというのが問題なのであるし、その対応策が知りたいのだ。ぐだぐだといっている間も地震が発生する可能性があるわけだ。なぜなら90%の確率だからだ。10日の内9日はその可能性があるというといってしまえばほとんど今日明日に起こることも考えられる。政府は何をもってこの2本立ての確率を提供してくれたのかその真意が未だによくわからない。予測が難しいから通知を出さないとなるとまたこれ国民としてはどうしていいかわからないということにもなるだろう。しかしこの2本立ての確率を出されたと言ってそれではこういう風に対処方法を考え直そうなどという人は誰もいないだろうし、誰も何もできないだろう。ただ予測委員会なるものがいつ起こってもしょうがないと言っているように、いつ起こってもその確率の中に入っているということであれば学問的には正しかったと言えるのではないかと感じていると思われる。 20~50%と60~90%となれば残りは50~60%と90%以上そして20%以下になるわけだが実際に南海トラフ地震が起こった時にそれがどの確率によっているのかを言い当てることは避難であろう。したがってこんな予測のために突っ込んだ議論をし、誠実な数字を求めようとすること自体があまり当を得たものではないと思われる。南海トラフでは、東海沖から日向灘沖にかけてマグニチュード(M)8~9の巨大地震の発生が想定されている。しかもわれわれは歴史的に1707年の宝永地震や1944年の昭和東南海地震など、約90~150年の間隔で大きな被害をもたらす地震を経験している。正しく恐れ正しく対応するためにはどうしたらいいのか余地委員会のこの結果を以て政府がどのような防災に持って行くのかを決定すべきではないだろうか。もしこれが不可能であれば茫洋としたものに国民は常日頃各地で起こる地震に悲惨だと目をひそめているばかりで自らがそういった目にあうことを想定する人は殆どいないのではないか。南海トラフ地震が起こったらその時はもう日本は滅びるまでもなく、被害は死者29万8千人に上り、経済被害が最大292兆円超と想定されている。想像は出来ないそれがどれほど悲惨なものであろうか最近起こったあらゆる災害を想定してみても想像でするような数字である。私は大阪に住んでいるが大阪の街の現状を俯瞰した時に、現状と地震後の状態を併記して見たとしたらそれこそ原爆が落とされたような広島や長崎のような形になっているのではないかと思う。そこから自分や家族や関係者が逃げおおせるかどうかは誰にもわからない。救助も期待できない。なるがままになるというのが本音だろう地球のプレートが滑り込んで陸側が跳ね上がりそれが収束した時その時の状態がこの南海トラフ地震の結論ではなかろうか。そうならないようにするにはどうしたらよいのかそれは誰にも分からない。ではそうした大きな地震が来たときにどう対応するべきなのかを教えて欲しい。津波なら高層ビルに駆け上がれとかそういう具体的な指示はできるかもしれないが、南海トラフ地震はどこにどういった災害をもたらすのか町中がペシャンコになるのかその辺すらもわからない。あえて言わせてもらえれば真剣な顔して物理的に意味のある事でもってこういった確率を精緻に算出することの意味がほとんど私には理解できない。神のみぞ知ると言うところではないか。
2025.10.16
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今日は楠薫堂へ行った少し待ったがいきなり血液検査をされた。その結果を見ないと薬も決められないというような言い方で薬の処方はなかった。前回来た時にカリウムの値が非常に高かったのでカリウム落とすジェルを14個を飲んだがその結果がどう出るかという意味合いだ。明日来てくださいということで今日は血液検査以外は何もせず帰ってきた。老人の給料日で銀行周りが少し忙しかった。 くれはクリニックに7月分2重払いの返金の問合せをしたが、9月、10月分で調整するとのことでやむなく了承した。帰って3時頃から一時間の予定で裏庭の木を剪定したが、思いのほか時間がかかり終了したのは5時だった。***前回の続きだ。中国・比亜迪(BYD)や米テスラが、それぞれ中国と米国で急速充電網の整備を進めている。充電器の進化も欠かせなく、次世代の充電器の開発競争も激しくなっている。CATLは4月、5分で航続距離520km分を充電できる電池を開発したと明らかにした。BYDも3月、5分で400km走れるEV技術を発表した。充電時間の長さはEV普及の足かせになっている。このため、EV市場の先頭を走る中国勢は短時間で充電できる電池開発に力を入れている。ガソリン車の給油並みの速度で満充電できれば、利便性は大きく向上する。充電能力の改良が不可避だ。車両の性能を高めても充電器の性能が低ければ、充電速度は遅い。出力の大きい急速充電設備が必要になる。BYDは最大出力1.36M(Mは100万)ワットの独自の充電器を中国全土4000カ所以上に展開する計画だ。日本では「CHAdeMO(チャデモ)」を採用した出力50~90kWの充電器が普及するが、現状ではMW級の出力には対応していない。日本でも高出力の充電網が必要になる。一方、テスラは充電性能を世界中のどこでも引き出させるように、独自の充電インフラを構築しようとしている。充電規格「NACS」を採用し、米国中心に日本を含めた世界で最大出力が250kWの充電器を7万基以上設置した。NACSは米国では最も普及する充電規格となっており、トヨタなどが北米で採用している。マツダは日本市場向けのEVでもNACSの採用を予定する。発火防止へ技術競うと言うのが最後にあった。電気自動車(EV)の発火事故が世界で問題になっている。大容量の電池を搭載したEVはエンジン車より消火が難しい。米新興は特殊な素材を使い、発火しにくい電池を開発した。仏ルノーは高速で消火できる技術を確立した。EV普及に向けて、不安を取り除く。電池が燃える要因はショートにある。正極と負極が正しくない電気経路でつながると、大きな電流が一気に流れて発熱や発火を引き起こす。車の衝突による電池パックの破損や電池内部に混入した異物が原因でショートが起きる。1つのセルで異常が起きると、周辺のセルに波及し、電池全体で火災や爆発が生じるため、被害が甚大になりやすい。商船三井は自動車運搬船で起きた火災が「積み荷のEV電池が原因だ」とし、独高級車ポルシェに損害賠償訴訟を起こした。EV電池による火災事故を防ぐため、安全技術の開発が加速している。発火リスクを抑える取り組みは大きく3つある。まず発火しにくい電池を開発する方法だ。伊藤忠などが出資する米24Mテクノロジーズは、特殊な絶縁材を使うことによりショートが起きにくくした電池を開発した。トヨタなどが開発する「全固体電池」など次世代電池も発火リスクが低いとされる。2つ目として、発火につながる品質不良を防ぐやり方がある。日本勢が得意とするセンサー技術の応用が進む。コニカミノルタは電極に付着した異物の有無を調べる検査装置を開発した。三菱電機やキヤノン子会社も開発を進めている。3つ目が、車体などを工夫する方法だ。車載電池最大手のCATLが開発した車体は、時速120kmで衝突しても電池が発火しないという。ルノーは「ファイアマンアクセス」と呼ばれる技術の特許を公開している。電池の保護ケースを工夫し、消火に使う水が電池内部に届きやすくした。発火から数分以内で消火できるという。私を含め不安を抱く消費者は多い。安全な電池造りが、先ず必要だ。中国ではEV車が使われず山積みされているとも聞く。日本で、使われている例も少ないようだ。今後注視していきたい
2025.10.15
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朝1番にクリーニングを出し、サンドラッグで買物をした。高齢者講習は受かったが、更新の案内が来ない。通常誕生日の約40日前に発送すると書いてある。4日過ぎているので、もう着くかと問合せをした。封筒に書いてある電話は寝屋川教習所のものだ。聞いても電話が混んでいて全く通じない。高槻教習所(講習を受けた場所)に電話しても要領を得ないし、高槻警察署へ電話をしてみた。やっと交通課に繋がったが、「もうそろそろ発送のはず、誕生日の1ヶ月前まで待って見てくれ」とのこと。約40日がえらい誤差だと思いながら引き下がった。連れ合いは高校時代の友人と食事をした。***よく分かる車載電池と言う記事が5回のシリーズであった。全部を披露できないが、この着いたところを抜き書きする・中国勢が低コストで席巻しているとのこと。テスラ・ベンツ、VWも世界首位の寧徳時代新能源科技(CATL)製を採用しているとのことだ。コストの安い中国勢の電池は欧州車や日本車でも採用が増え、世界を席巻している。どうやら車載(EV)電池といえば中国製が多いようだ。搭載量上位10社のうち6社が中国勢で、6社のシェアは全体の69%を占め、前年同期から4ポイント増えた。CATLはハンガリーやインドネシアにも新しい工場を建築している。電池には三元系電池とリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池がある。三元系電池は航続距離を伸ばしやすく、日韓の電池メーカーが力を入れてきた。LFP電池は安く発火リスクが低い強みがある。EVの動力源として普及するリチウムイオン電池(LIB)は、充放電にリチウムイオンを使う電池を指し、スマートフォンや蓄電池に使われる電池と基本構造は変わらない。最近リチウムイオン電池でスマートフォンが発火したりしているが之と同じ構造の車載電池は大丈夫なのだろうか。日本勢で唯一上位10社に入るパナソニックHDはテスラ向けが大半を占めていたが、マツダやスバルにも供給することが決まった。ホンダはカナダに電池や電池材料の工場を建設する。トヨタはパナソニックHDから電池生産子会社を買い取った。EV時代は車載電池が競争力を大きく左右する。原材料からセルまで、供給網全体を通じて中国への依存度が高い。自動車産業にとって基幹部品の供給リスクは大きい。しかし、脱中国は極めて難しい。欧州で中国メーカーの工場建設が進んでおり、欧州での中国勢のシェアは前年から10ポイント伸び、4割弱に上る。正極材や負極材など主要4部材すべての中国シェアが9割を超えた。EV向けの大容量の電池やスマートフォンなど市場が拡大するにつれて中国勢のシェアが伸び、日本勢のシェアは部材によっては数%とわずかしかない。負極材に使える品質の黒鉛のシェアは中国が93%を占める。正極材や電解液で使うリン鉱石も46%を握る。CATLはニッケルの最大生産国のインドネシアで製錬所や正極材から電池まで手掛ける工場の建設を始めた。リン鉱石の埋蔵量首位のモロッコでは、中国電池材大手が正極材の工場を新設する。日本は官民が連携し、中古の車載電池の有効活用に乗り出している。電池を回収して再利用する技術を確立させ、中国への依存度を下げたい考えだ。 既存のLIBは性能が頭打ちになり、次世代電池の開発が進んでいる。その一つが、イオンの移動を助ける電解質に固体を使う「全固体電池」だ。固体を使うことで想定外の副反応を防ぎ、高温での動作にも耐えられるようになる。電極に使える材料の自由度が上がる。EVの航続距離を大幅に伸ばしたり、充電速度を速めたりできる。全く新しい電池として「ナトリウムイオン電池」も期待が集まっている。充放電に使うイオンをリチウムからナトリウムへ置き換える。レアメタル(希少金属)が不要なためコストが安くすむ。ほかにも正極と負極の組み合わせを変えることにより、大幅な性能向上を目指す電池に「リチウム硫黄電池」がある。(続)
2025.10.14
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今日のウォーキングは第2934日目で4431歩だった。今日のゴミ捨ては昨日の庭の剪定の分も含めて6袋あまりあったがすべて連れ合いが捨ててくれた。非常に助かった。今日は車検で朝からディーラーが取りに来て、今日1日で済ませ、夕方返車してくれた。本当に丸1日掛かって、返車されたのは辺りが薄暗くなってからだった。車検証がないと問い合わせがあり、慌てて探して別途しまっていることを発見し、取りに来てもらった昼過ぎ連れ合いはご近所さんとのお話の会に参加した。***ハマスがいよいよ人質を解放し、イスラエル側に引き渡すことになった。約5カ月ぶりだとのことだ。 段階的に解放していたようで最長の人は2年にも及ぶという。現在生存しているのは20名とのことだ。彼らを順次引き渡して行くという。すでに亡くなっている人も28名だとか言っていたがこの遺体も返却されることになる。停戦合意では、ハマスは停戦発効から72時間以内に拘束中の人質と遺体計48人を引き渡すと定められている。ガザでは10日正午(日本時間同日午後6時)から停戦が発効し、イスラエル軍が人口密集地などから撤退。ガザの住民の多くは北部ガザ市などへ帰還を始めていた。ガザの戦闘を巡っては、ハマスとイスラエルが9日、和平に向けた「第1段階」となるイスラエル軍の部分的撤退とハマスによる人質全員の解放に合意していた。ハマスの武装解除や戦後の暫定統治などについては今後の交渉で詳細を決める見込みだが、双方の要求には隔たりもあり、交渉が長期化する可能性も残されている。トランプの提案には人質返還後に武装解除に応じるハマス構成員に「恩赦を与える」とされた。ただ、ハマスの3日の声明には武装解除への言及はない。ハマスの排除を前提とするトランプの提案とハマスの回答には温度差も目立つ。このまま戦闘がおさまってくれればいいが、予断は許さないようだ。今までのネタニヤフのやり方を見てどうもすんなりとは受け取れない感じだ。死亡した人質の遺体の一部は行方が分からなくなっているため、米国やイスラエル、トルコ、カタールなどによる多国籍の捜索隊が現地に入って探すとみられている。捜索隊は必要に応じて重機も搬入し、がれきの撤去も行うという。ハマスは3日、トランプ米政権が示したパレスチナ自治区ガザの包括的な和平案に対する回答を提示した。即ちイスラエル人の人質全員の解放に同意したのだ。それが今実行されようとしている。しかし、イスラエルと米国が求めている武装解除などには言及しておらず、米イスラエルが受け入れるかは不透明だ。ハマスはガザの行政をアラブ・イスラム諸国が支援する独立機関に引き渡す用意があると表明した。元々の中央政府は全く名前が出てこない。全く力が無くなっているもののようだ。ガザでの戦争の終結を求めるアラブや国際社会、トランプの努力を「高く評価する」と強調した。トランプ米大統領は3日、ハマスの回答を受け「ハマスは恒久的な平和を受け入れる準備ができていると確信している」と自身のSNSで表明した。ガザでの人質救出へ「イスラエルは直ちに爆撃を停止すべきだ」と要求していた。SNSで意思表示をすることで徹底するものなのだろうか。以前の和平交渉の時にはイスラエルは隠れてガザ爆撃していたようだが今回の人質解放に関してはイスラエルは素直になっているようだ。トランプから強い圧力があったのか、内部の極右を抑えることができたのかその辺りのことは記事には書かれていない。トランプはイスラエルのネタニヤフと会談し、ガザの停戦から復興まで20項目で構成する和平案を公表した。ネタニヤフは提案に同意し、ハマスの出方が焦点となっていた。人質全員解放がなされるようだが、ハマスの武装解除もハマスが要求してきたイスラエル軍の完全撤退については時期や条件の明示はなく曖昧なままだ。ハマスの武装解除およびイスラエル軍の完全撤退というのは今後に残された重大なアイテムとなるであろう。トランプが提案したガザの再建計画についても言及した。「ガザの将来やパレスチナ人の権利に関する問題は、包括的なパレスチナの枠組みのなかで議論されるべきだ」と主張。ハマスもその一員として貢献するとした。ハマスはこれまでもイスラエルとの停戦交渉を繰り返してきたが、ハマス壊滅を掲げるイスラエルとの議論は平行線をたどってきた。ハマスの組織は2年近くの戦闘で弱体化しており、仲介国のカタールやエジプトがトランプの提案を受け入れるよう説得してきた。イスラエル軍の撤退について具体的な時間軸は示しておらず、イスラエル軍の撤退が交渉の対立点となっている可能性がある。カタールやエジプトはともに人質解放の実現に向けた調整を続けると明らかにした。トランプはハマスの人質解放後、イスラエルが攻撃を再開しない保証をどう提供するのかと問われると「我々には大きな力があり、すべての関係者が合意を順守するようできる限りのことをする」と述べた。
2025.10.13
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今日は連れ合いの友人が合唱団の一員の定期演奏会に出掛けた。会を重ねて25回目の定期演奏会だという。場所はびわ湖ホールの中ホールだ。私はもちろんだが連れ合いもここに来るのは初めてのことだ。いつもはよくサキラホールで開催されることが多かった。出し物はというと、これが硬い曲でバッハ作曲の「ヨハネ受難曲」ということだった車で来ることも考えたが電車の方が、便利が良さそうなので電車で行くことになった。 JR島本駅で乗って京都を少し超えた膳所で京阪電車のローカル線に乗り換え、1駅目の石場というところで降りるとあとは5分ぐらいでホールに着く。出演する女性の友達は膳所から直接歩くことを推奨したがやはり足腰の悪い者にとっては石場まで行くのが正解だった。大津祭りがあるので混み合うかもしれないと言う情報があったので、早めに出かけることにした。島本から1時間くらいだが1時半の開場に対して12時半にはホールについた。昼食を採り開場するのを待った。ただ一時ぐらいになるとホールは長蛇の列になった。特に指定席では無いけれど30分も早く並ぶのかとふと万博のことを思い出した。最近の人は並ぶことに抵抗がないようだ。行列は広がらないようにくねくねと折り返し並ぶことになる。その時何名集まっていたかは知らないが列も2重3重になっていた。会場の準備もできているようなのにきっちりと1時半にならないとオープンしなかった。なんとも意固地というか融通の利かないスタッフたちであると感じた。行列に並んでいる途中に、もう一人の友人が声をかけてきた。活動的な女性でうちに飾ってあるリアルト橋の絵も彼女が描いたものだ。ドアが開きひとりひとり切符のモギリが始まっている。それにつれて列はぞろぞろと進んだが、折り返した列の人は待っていればいいもの、何も言われないのにぐるっと回るように歩いて行く。もちろん間にロープなど張っているわけではない。なんとも要領の悪いやり方だなと思いながら自分もほぼそれに従った。左端から少し入った通路寄りの4席を確保した。おそらく最初に入った人は前の方の席で全体が見渡せるようなところに座っているのだろう。合唱のメンバーが両サイドから入場してきた。どう見ても最後列の男性は結構歳がいっているようだった。とは言え友人(アルト担当)さんはもっとも右に位置を占めていた。年齢はすでに我々と同じ80~81歳だ。そんなふうにしてみるとメンバーは結構お年寄りが多いように思えた。演奏会のパンフレットは表紙にキリストの磔刑の絵が描かれている。黒い表紙の装丁に標題もヨハネ受難曲となるとあまり興味はわかない。少なくとも楽しい曲ではなさそうだ。どうやら寝てしまいそうだと言うと、連れ合いも寝たらいいと言っていた。いびきだけはかかずにという注文はついたが。2時近くになっていよいよ開演になった。前に10人ほどの弦楽器を持った人たちは奏でる。歌はと言うとソリストがそれぞれ歌うというような形式ではじめから目を閉じてしまうような感じだった。バックのスクリーンに説明の映写された文章が書いてある。なんとも宗教的な言い回しなので素直にはわからない。ヨハネが受難した時も気高くあったというのことを一般の人は聞いているのだろうかと言う想像ぐらいだ。1時間足らずで休憩15分が入った。それまで私はウトウトしていた事もあって連れ合いのたちの友人が歌うところ見損ねている。というか大勢の人がいるが合唱するところが少なかったように思う。休憩を機に連れ合いは出ようという。ほかの2人には私の調子が悪くなりそうなのでと言う風に言い訳をしていたようだ。「元気出して頑張ってね」という言葉に送られて我々2人は会場を後にした。びわ湖ホールの外観は実に雄大だった。ロビーも広いし我々が入った中ホールは、いつも講演を聞く北摂文化大のトリシマホールよりもやや小さめだった。雨がパラパラしていたのか空はどんより曇っていた。傘をさすほどではないがいつ降るか心配になるくらいだった。連れ合いに支えられて階段を下りながら石場駅の方に向かった膳所の街のローカルなところのように人気はほとんどなかった。大津祭りは西岸の方で行われるのではないかと思った。石場から膳所まではほんの1駅、2分か3分程度だ。ここは何とか座ることができたでもすぐ降りなければならない。さすがに膳所まで出ると人通りも多くなる。JRの乗客も結構多い。優先席の若い者は我々が入っていても見向きもしない。まあ仕方のないことだ。杖でも持っていたら少しは違ったのかもしれないがおそらく同じだろう。皆スマートフォンを見ながら下を向いて必死になっている。大津にさし掛かると真ん中に席が1つ空いたので私がそこに座った。連れ合いが傍に立っていると、通路を挟んだ女性がさっと、席を譲ってくれた。中にはいい人もいるんだと感謝しつつ京都駅まで乗った。京都で降りて、買い物をするという。私は、渡りローカの電車が見えるところで待つことにした。立っているだけでも辛いので腰を曲げたり折ったりしていた。前を通る人は殆どが外人という感じで、昔の京都は何処に行ったかと思うくらいだ。連れ合いが早めに買物を切り上げて、戻ってくれた。後は普通の京都線に乗って、外の風景を見ながら島本まで無事到着した。早く着いたので、庭木の剪定を行った。白木蓮の伸びすぎた部分、サルスベリの高く伸びた部分や道路にせり出した部分、槙の異常に伸びた部分なども切った。連れ合いも手伝ってくれ、白いゴミ袋に5杯くらいになったろうか、とにかく片付けるのがしんどかった。
2025.10.12
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コーナンで買物をした。 コーナンには欲しいものがたくさんある。消耗品が多いのだが常に支払う金額は高額になってしまう。時間はあまりなかったが卯の花が繁りすぎていたので剪定した。 最後連れ合いも掃除を手伝ってくれた。 ***26年間連立を組んでいた公明党がこの度連立を離脱することになった。企業献金の是正と裏金の処理問題がおざなりになっている事などが挙げられる。ほかにも相応の訳があるようだ。1. 選挙協力が東京・大阪等特に都市部で、候補者調整が機能不全に陥り、公明党支持層の不満が高まった。候補者調整が上手く行かなくなったようだ。2. 政策の乖離として防衛費増額や憲法改正などのそりが合わないところ。高市総裁下では自民党の右傾化が進むという。現在の自民党では戦争に向かって突き進む恐れがありそうだ。3. 支持母体(創価学会)との関係創価学会内部で「自民党との協力が理念に反する」との声が強まり、政治的独立性を求める動きが加速。公明党は単なる自民党の補完勢力に過ぎないとの不満があった。4. 地方組織の反発地方議員や支持者の間で連立のメリットが見えない。地方選挙での苦戦が続き、連立維持によるデメリットが顕在化している。5. 政権内での発言力低下政策決定過程で公明党の意見が軽視される場面が増え、「連立の意味がない」との認識が広がった。私としては裏金問題の渦中にあり説明もしない萩生田が党の要職につくということが、すでに公明党の要求に対する挑戦というより無視ではないかとゆうふうに考えられたのではないだろうか。85歳にもなる麻生が副総裁に治まり、幹事長はその義弟であると言うことから、古い体質の麻生が勢力を持つ党になるのは火を見るより明らかだ。解党的出直しとのきれい事が単なる言葉上の儀礼的なもののように思える。高市総裁自身極右であり、米国追従がさらに加速し、防衛費が上がることは容易に想像できる。日本が日本である存在感を出すには、高市では、と言うか今の政界にはその器量を持つ者がいないのではないか。上記5に述べたように、公明党は長年の連立、即ち従順な同胞(というか部下的存在)としてたかを括っていたのではないか。私には、「一寸の虫にも五分の魂」という感じではなかろうかと感じる。適材適所と言いながら、毎回国交大臣は公明党の指定席になっていることも奇異に映る。財務大臣や、外務大臣はキーだが、国交大臣は2義的(勿論重要な内容を含むが)と考えているのだろう。更には少子化担当大臣や、北海道・沖縄担当大臣なども同様の扱いではなかろうか。そうしてみると、政治の世界で裏の裏まで知っていても、政治(国際関係を含め)の先を見ることが出来る人材が不足しているのではないか。高市-斉藤会談で、連立が解消される話し合いになった前後の高市の予見が如何に甘かったと言う事だろうか。高市曰く「一方的に連立離脱を伝えられた」との心中にも、心底驚いたのだろう。子飼いの犬に手を噛まれくらいのショックではないか。斉藤はこれにたいして「1ヶ月というかそれ以上の期間をかけて企業献金の問題などについて申し入れを行ってきた」のも関わらず高市は「党内に持ち帰って協議し手続きにのっとって速やかに対応したい」と答えたらしい。いかに無様な回答であろうか。1か月間ないしはそれ以上の期間の公明党の想いをまったく無視してきたということに他ならない。聞けることは聞くが耳の痛いことは耳をふさぐ。誰に相談するのかというと麻生か、党内のすべてを治めていない総裁がここで独断で返答することもできない。相談をもう少し当初から行って、回答をぶつけていたらお互いのすり合わせで、少しはなんとかなったかもしれない。この点では公明党の方が、若干の歩み寄りを示しているように思えるが、高市の方はそんなことは気づいていないのかもしれない。今や次期総理に誰がなるのかが話題の中心である。野党ごとに積み重ねた票数でも自民党にかなうにわ全党が一致しなければならない。おそらくそういったことは無理だろから高市政権が生まれることはほぼ確実なように思える。これについては解説者やコメンテーターが侃々諤々の話をしている。どうみても超少数の自民党政権が生まれるような気がする。しかしその後どういった法案もほとんど自民党の思惑通りには成立しないであろうということだ。ポピュリズム的に語られている消費税の減税やガソリンの暫定税率の廃止などは最初に取り掛かる問題であろう。そしてトランプと誰が対応するのか、丸め込まれずに済むのかこれもまた興味深い。回答的出直しといった自民党は本当に解党して出直した方が良いのではないだろうか。麻生もそろそろ少なくとも表から消えればいいのにと思う。麻生が降り萩生田が降りたら、自民党は少し変わるかもしれない。
2025.10.11
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今日のウォーキングは第2933日目で4241歩だった。腰整体のあかせにいった。少しずつ改善されているのかもしれないが一向に良くならない。今日などは簡便な電気治療と手技は15分程度ではなかっただろうか。やる気がなくなったのか、それとも見切ったのかよくわからないがそろそろ考える時かもしれない。買物でサンドラッグにいった。割引の切符を持って有効に使うことを考えている。連れ合いは昔の道路さんと夕食をバルタコンで採ったようだ。帰りにパエリアのお土産を持って帰ってくれた。***曲がる太陽電池についての記事があった。 太陽電池については既に実用化がされているのであろう、多くの記事を見ることができる。それによるとずいぶん効率的な自然エネルギーが増えることを意味し我々にとっても良い傾向だと言える。リコーは印刷機に使われる「インクジェット」技術を駆使し、フィルムにインクを噴出するように材料を塗布することで薄くて曲がる「ペロブスカイト太陽電池」の製造コストを下げる。2030年度には約9万世帯の年間消費電力に相当するペロブスカイト太陽電池を生産できるようにする。リコーは同社のデジタル印刷機などにインクジェットの技術を搭載している。微少なノズルからインクを噴出して像を描く手法で、1970年代から同技術の研究開発に取り組んでいる。リコーはペロブスカイト太陽電池の製造にも適用できると見込んでいる。ペロブスカイト太陽電池は薄くて軽いため、折り曲げたり窓や壁といった建材と一体化させたりすることができる。これまで設置が難しかった場所でも使えるため、平地が少ない日本では導入する利点が大きいとされる。壊れた太陽光発電の残骸なども出るのが少ないようだ。積水化学工業は「ダイコート」と呼ばれる方式をとる。ヘッドから押し出される液体材料をフィルムに均一にコーティングする。フィルム式の大量生産に向く一方、レーザー加工機や真空成膜装置などの大型装置が必要でプロセスが複雑になる課題がある。リコーはインクジェットを方式では工程が簡素化され、製造コストが削減できる。工程ではまずロール状のフィルムを機器に設置する。フィルムを巻き取りながらインクジェットのヘッドから材料を吹き出して複数の層を形成する。電極層もインクジェットで対応するため、大型の真空成膜装置を使う工程がなくなり、コストが削減できる。ダイコート方式では全体に塗った後、レーザー加工機でパターンを描いて不要な部分を除去していた。インクジェット方式では狙った場所だけ塗布できるため、レーザー加工機が不要になる。材料を節約することにもつながる。大和ハウスは建物の外壁に貼る実験に取り組む計画がある。リコーは2030年度に約9万世帯の年間消費量に匹敵する300M(Mは100万)W以上のペロブスカイト太陽電池を生産し、販売する。発電コストは1kW時あたり14円と次世代電池に政府が求める目標の達成をめざす。世界市場の予測はおおむね右肩上がりで成長する。2030年に1兆6675億円と2025年に比べて11倍になる。経産省は2024年時見積もりで、2040年に20G(Gは10億)Wのペロブスカイト太陽電池を国内に導入する目標を策定した。従来型の太陽光パネルは中国製が多い。日本製の普及が求められていてその方向で動いている。パナソニックHDはインクジェットに着目し、多様な建材ガラスに対応する事が出来る、独自の「大面積塗布法」を開発した。コニカミノルタは材料への耐久性を高めたインクジェットヘッドを開発した。セイコーエプソンも2025年度中にインクジェットヘッドの新製品を発売する。同社は電池の製造装置を手掛けるメーカー複数社にヘッドを納めており、4月には有力技術をもつ韓国へも出資した。エプソンは「ダイコート方式とインクジェット方式はそれぞれの利点があり、当面は併存する」ようだ。印刷や材料はいずれも日本が強みを持つ。企業の切磋琢磨が他国にない競争力を生み出す。
2025.10.10
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今日のウォーキングは第2932日目で4557歩だった。***日本人が2人続けてノーベル賞を受賞した。大変名誉な事だと思う。ノーベル化学賞を受賞した京都大学の北川進特別教授の受賞した対象は金属有機構造体(MOF)についてである。この金属は自在の穴を有し、狙った物質を微細な空間に自在にとじ込められるとのことだ。二酸化炭素(CO2)をはじめとする様々な物質の分離や貯蔵に使え、環境やエネルギーなど向けに幅広い応用が期待できる。既にこの材料は世界で開発競争が激化しており、実用化では海外が先行している。MOFをはじめとする多数の隙間の開いた多孔性材料は以前から気体などの除去などに使われてきた。鉱石のゼオライトはその一つで、触媒やガス精製などに使われている。古くからある活性炭も多孔性で、冷蔵庫や自動車などの消臭剤としておなじみだ。更には砂漠の空気からの水の取り出し、二酸化炭素(CO2)の回収、有毒ガスの貯蔵に利用できると言う用途がある。MOFはさらに表面積が大きく、大量の物質を効率的にとじ込められる。1gでサッカー場に相当する7000平方m以上の表面積を持つMOFも登場している。今回、化学賞の受賞が決まったのは他に2氏がいる。同じ原理であるが、研究の方向は少しずつ違うようだ。北川氏はMOFを柔軟な構造で作れるように改良し、ガスが構造体を出入りできるようにした。同時に受賞したヤギー氏は様々な物質でMOFの構造を作れるようにした。物質の種類を選ぶことで、ためるガスの種類などを変えることができ、様々な応用分野を開拓した。ノーベル化学賞委員会もMOFについて「化学的な方法でCO2を空気や産業用排気管から分離できる材料を作成することなどができる、と評価している。北川氏らの研究をきっかけにMOFの研究が活発になり、関連論文は世界で年間2000本以上発表される。北川氏は「用途に合わせて作れることがMOFの良いところだ。広がり方が遅かったが、40以上のスタートアップができた」と話す。これだけの研究が北川氏をきっかけに出てきたというのは素晴らしいことだし、他にも同様の研究でノーベル賞の対象になっていたかも知れないと言う感じだ。MOFは海外企業を中心に温暖化対策の産業利用が進む。工場排気や空気中のCO2をMOFで効率よく取り込んで除去する目的だ。独BASFは2023年、年産数百ton規模のCO2回収用MOFの製造体制を整えた。米エクソンモービルと米カリフォルニア大は、天然ガスの火力発電所の排ガスからCO2を取り除くMOFを開発した。日本でも大阪ガスがMOFを搭載した空気中からCO2を直接回収する「ダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)」向けのシステムを開発した。MOFを使えばDACにかかる費用を大幅に抑えられる見通しだ。北川氏が座右の銘としているのは「1つは『勁草(けいそう)の心』。勁草とは強風や雪にも耐える強い草のことで、北川氏によると、逆境や苦しい時でも自分の研究の説を曲げないという強い気持ちが「そして、もう1つが『無用之用』だ。役に立たないように見えるものも、実は役に立つということだ。我々も似たような心持ちでいるつもりだが、怠惰に流れてしまうのが凡人ということかと感じた。多孔性材料は文字通り、無数の小さな穴が開いた素材のことだ。しかも肉眼では見えない、分子サイズの極めて小さな穴で構成されている。これをただの穴と考えたら無用のままだが、そこから進んだのがこの研究に繋がった。しかも、多孔性材料は無数の小さな穴を規則正しく、しかも穴のサイズを自由自在にできるというところが画期的なのだ。「これによって非常に小さな物質、特に気体について、狙ったものを穴の中に保つ、つまり貯蔵することや、ふるい分けるつまり分離することなどができるようになった。まさに、穴を生かした無用之用というわけです」今までは固体が対象で、さらに液体を対象にしていたが、これからは気体を対象にするのだとのことだ。すでに実用化されているものとして、例えば、リンゴなどの果物が腐るのを防ぐ鮮度維持剤や、危険なガスを安全に運搬するためのガスボンベ、更には消臭剤などに多孔性の材料が使われているとのことだ・北川氏のチームが出している資料によると、少量で瞬間的にスピーディーに(においを)取りきる。臭気もしくは、人体にとって有害性のあるガスを取ることで、環境保全であったり、産業の維持にもつなげる。
2025.10.09
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町内の日帰りバス旅行が開催された。行先は丹波篠山になっている。丹波篠山は何度か行ったことがあるのであまり乗り気ではないものの大勢の人と交わるのもいいものではないかと参加することにした。もう一つは世話をしてくれたボランティアのリーダー格の人が我々2人の枠を確保しておいてくれたからだ。いつもは少し離れたところだが、今回は島本駅の東口を降りたところが集合場所だ。 9時出発ということで8時15分に集合することになっていた。 8時頃に着くとすでに何人かの参加者がベンチに座って待っていた。それから点呼をとって席は自由席だ。われわれは前から5列目あたりの左側に座席を占めた。全部で48名の参加のようだ。目印のピンクのバッジをつけてはぐれないように配慮していた。いよいよ出発だ。走り慣れた171号線から名神高速に入り京都東で降りて、京都縦貫道に入った。後は八木西で降りて、いつも通るデカンショ街道に向かわず、園部方面に向かった。程なく雪印メグミルクの工場に着いた。工場では牛乳やヨーグルトの製造状況を見学することが出来る。制服の詳細や眉まで覆うマスクをまとうことが決められている。先ず4階に導かれたが、原料は4階に上げられるのだそうだ。原料は北海層などから送られてきて総量は150tonを超えるようだ。次に2階に降ろされたが、この間で加工され包装されて完成品になるのだという。牛乳を試飲させて貰ったが、とてもおいしく感じだ。四角い牛乳パックの中味が牛乳であることを見分けるにはトップにへこみがつけてある事だと初めて教わった。清潔度によって床の色が灰色、グリーン、赤に分けてあるという。グリーンは寄り清潔度が高いと言うことだ。製品が、ベルトコンベアに乗って集積される様子は、なかなか興味深いものだ。中には、低温になっているため、人が働くには過酷なのでロボットが導入されリズミカルに動いていた。帰りに小さい牛乳パック形の赤い消しゴムをプレゼントされた。広報の女性であろう、説明してくれた人は出て行くバスに手を振ってくれた。次の目的は、ささやま玉水だ。何処を走ったかは詳細には覚えていないが、丹波の町並みは、低い山に数件寄り添って建つ里山風景が、島本とは違った落ち着きを感じる。最後にはデカンショ街道を通り、脇道に入って、早めの昼食で、ささやま玉水に駐車した。何とこの辺りには食事処が少ないのか、10台程度の台数が駐まっていた。さらに驚いたことに食堂には、そうした人達が既に大勢食事中であった。牛肉の食べ比べ、と銘打って、松阪牛、丹波牛そして三田牛の小さな鍋が置いてあった。食べ終わって違いをと言われても、ほぼその差を表現することは出来なかった。土産物を同時に売っていたが、私はほぼ興味は無かった。見て回る所もなくクーラーの効いたバスに逃げ帰った。食事時間1時間20分の後、近くの篠山城址に行った。私はこの辺りには良く来たのだが、散策することはなかった。今回は城跡の面まで行こうと連れ合いとともに歩いた。股関節や腰も痛いので、苦しい面もあったが、上れることもわかり先ず先ずだった。自然に組まれた階段はキツかったが、その上のベンチで涼風を楽しんだ。大書院の中には入らなかった。城址を降りて、その他の資料館に行く話も合ったが、そちらは連れ合いに任せた。次に向かったのは大内農場で、黒豆をもぎ取る行事が待っていた。既に切り取られた2枝束を48組並べてあるのを前に、後ろの気に腰を掛けて、2枝分もぎり取るのだ。もぎ取ったものは持ち帰れるのだが、なかなか面倒な感じだった。連れ合いなどは少し暑いのと面倒なので、隣の夫人に助けてもらっていた。2枝分でも袋に半分くらいの量が取れた。黒豆になるのはもう少し時期が遅いので、今はグリーンの豆を食することになる。30分の行事を終え、帰途につくことになった。最後は道の駅ガレリア亀岡での土産を買うことになる。ひたすら丹波街道を亀岡に向かう。道の駅ガレリア亀岡は亀岡ICの近くだ。私は特に欲しいものも無いので、1人バスに残っていた。後は亀岡から京都縦貫道を一路帰還し、山崎を経て島本駅に無事到着した。途中無性に眠かったが、所々で眠ったようで、眠り込むようななことはなかった。我々よりも若い人が殆どだろう、疲れも見せず、挨拶を交わして、三々五々家路についた。
2025.10.08
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