Sports WA 05-01


Sports WA 05-01
「Reward of Snowplough」



さて、2005年のJリーグの開幕は、3月5日でした。
見に行きたいところのリストを見ると、こんな感じでした。
3/5 14:00~ 水戸ホーリーホック-京都パープルサンガ(笠松)
3/5 14:00~ 浦和レッズ-鹿島アントラーズ(埼玉)
3/6 15:30~ 柏レイソル-川崎フロンターレ(日立柏)
川崎Fは、会社のチケットを活用したいので、アウェイの場合は行かないのが原則です。
となると、残るは京都と浦和。
いつもの京都だと、開幕戦は地元西京極で迎えるのに、今回は開幕戦が何と関東圏。
こうなれば、よしきの心は京都>>浦和です。
というわけで、寒空の中、横浜から水戸までの移動となりました。
ちなみに、開幕戦を見に行くのは、2002年のジェフ市原-京都パープルサンガ(市原)以来です。

前日の3/4(金)。
関東地方を大雪が襲いました。
関東圏での試合開催も危ぶまれる状況でしたが、何とか全試合行われることに。
(サテライトリーグでは、延期もありましたけどね。)
というわけで、安心してサッカーに行けると思い、寝ることに。

さて、3/5の予定スケジュールはこんな感じでした。
最寄駅(7:59発)→上野(8:39着-8:45発)→
水戸(11:01着-11:10発)→東海(11:26着)→笠松(11:50着)
これで、開門直後にスタジアムに入ろうという計画でした。
しかし、起きてみたら朝8時過ぎ!明らかに寝坊です。。。笑
とりあえずは朝風呂に入って、洗濯が終わらないことには出かけられないので、落ち着いて風呂に入ることに。
結局、最寄駅を10時前に出発することになりました。
上野駅に着いたのが10時58分。
11時に特急があるということは電車の中で調べてあったので、上野駅で走りまくります。
1番線から17番線まで走って、特急の車掌さんに「乗せてくださーい!」って言って何とか乗車。
結局、水戸駅に着いたのが12時過ぎでした。
水戸からのシャトルバスが12:30発なので、会社にお土産購入。
そして、シャトルバスに乗って、1時過ぎに笠松に到着しました。

笠松へ来るのは、実は初めてだったので、どこから入るか全くわからず。笑
それでも何とか入り口を見つけ、入ると。。。
スタジアムは雪が残ってる。。。笑
というのも、前日の雪で真っ白だったそうです。
試合開始前に何とかスタッフ総出で雪かきをして、グランドは緑の芝生が見えてる状態でした。
ただ、周りには除雪された雪が残ってましたけどね。笑

スタジアムに着くと、京都から来たサポーターのみなさんにいきなり笑われる始末。
A「関東圏の人間が遅刻して来たわ。笑」
B「俺等は、スタジアムで雪かきしてたんやからなー。」
その言葉には、ただただすいませんとしか言いようがなく。。。笑
でも、最後はこういいましたけどね。
よ「雪かきしたんやったら、絶対その報酬が水戸からありますって。笑」
その言葉には、「うまくまとめやがったなぁ。」と言われましたけどね。

そんなこんなで先発発表。
毎年、開幕戦の先発発表は、新しいメンバーがいるので、ドキドキしますね。
(これが5月くらいになってくると、ドキドキしなくなるものです。笑)
そして。試合開始。

前半は、完全な水戸ペース。
DFリカルドの遠征不参加もあって、DF手島と鷲田の折り合いが全くつかない。
いつものリカルドの統率力がないためか、ボランチの米田・斉藤の動きも悪い。
そんな象徴的なシーンが、前半13分の水戸 金子のゴール。
何か、あれ???入ってしもたん?っていう感じのゴールでした。
そして、前半終了直前に水戸に2点目を決められる。
新外国人デルリスのJ2初ゴール。
このデルリスは、次回対戦した時は要注意ですな。
というわけで、前半は全くいいところなく0-2で終了。

前半を見て、半ばキレ気味のよしき。
とにかく、ボールの取られ方は最悪。水戸のプレッシャーに押されっぱなし。
ここで、あったかいスープパスタを食べ、考えて決めたことが1つ。
「水戸に3点目が入ったら、試合途中でも帰ろう。。。こんな開幕戦、久しぶりやわ。」
その思いは、後半完全に打ち砕かれることになる。

後半最初も水戸が攻勢。
ここで、柱谷監督が動く。
後半12分、ボランチの米田からFW田原豊を投入。
この采配が、結果的に大当たりを呼ぶことになる。
後半20分、パウリーニョのJ初ゴールで1点返す!
そこからは、水戸が止まったかのような動き。それを利して、京都が大逆襲をかける。
1点返してからわずか5分。田原豊の同点ゴールが突き刺さる!!
笠松に終結したわずか100人ほどのサポーターは狂喜乱舞状態。
みんなが、「やっぱりユタカだー!」と叫んで応援もヒートアップ。
そして、後半35分、アレモンの逆転ゴール!!!!!!
もう、京都サポーターは抱き合って喜ぶわ、泣き出す人もいるわ。
その後は水戸もあせったかのように総攻撃をかけるが、そのままタイムアップ。
結局、3-2で京都が大逆転勝利という結果になりました。

試合が終わって、バスの関係があるので、すぐにスタジアムを後にする。
(サポーターのみなさんには、3節の平塚にも来てねと宣伝しておきました。笑)
発車前のシャトルバスの中で電話が鳴りました。
浦和-鹿島(埼玉)に行っている『の。』からの電話。

の「おたく、何やって勝ったの?」
よ「後半3点とって大逆転。決めたのはアレモン・ユタカ・パウリーニョ。
でも、前半はキレまくってましたけど。笑」
の「ハーフタイムに途中経過を見て、こっちでみんなで言ってたわ。
絶対よしき、笠松でブチキレしてるわって。笑」
よ「で、そっちはどうやったん?」
の「今日はケンカを見に来たようなもん。」
よ「ん?何があったんよ?」
の「前半が終わる直前に、アルパイが退場になって、そのあと前半終了後は掴み合いのケンカ状態。」
よ「メチャクチャな試合やなぁ。。。バスが出るから切るわ。」

というわけで、シャトルバスに乗って、横浜まで3時間の道のりを帰ってきました。

後日、柱谷監督の公式サイトに、印象的な言葉がありました。
スタジアム入りして初めに目に入ったのは京都のサポーターの人たちが雪かきを手伝い、トンボを持っている姿でした。
それもすごい笑顔なんですよ!
それを見て「あー、今日は勝ったな!」って思ってしまいました(笑)。
(中略)
しっかりとポゼッション率を高めていけば必ず相手は疲れてきます。
フィジカル的にも我々はどこのチームよりを強いです。
どこのチームよりもハードなトレーニングを積んでいます。
ですから、とにかく前半はしっかりと戦うことが大切です。

笠松のスタジアムで言った言葉、思い出してました。
「雪かきしたんやったら、絶対その報酬が水戸からありますって。」
この言葉、現実になってよかったなぁ。と。
京都から応援&雪かきしに来てくれたみなさん、お疲れ様でした。
次節の西京極の開幕戦。応援よろしくお願いします。


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: