大切な日々

大切な日々

帰国後のゆうだいと妻


「なかよし学級」に通いはじめました。ハンディを抱える子供と親をサポート
する為の施設で、教会の牧師さんと数人の先生方によって運営されています。

中国には障害者の施設などほとんどない為(一人っ子政策の影響で、障害児
とわかれば生まれてこれない事が多いので)、向こうに住んでいる間は、
ゆうだいをお友達のいる環境に触れさせる事がほとんどできませんでした。
妻はその事をとても心苦しく思っていて、その事も日本に戻りたいと思う
一因でもありました。

帰国して「なかよし」に通わせるようになり、妻も本当に喜んでいました。
「なかよし」があった日は毎晩明るい声で、その日の保育の内容や、ゆうだい
の様子を報告してくれました。ゆうだいもそれまでに増して、表情も豊かに
なり、笑ったりお返事(親にはそう見える)をするようになりました。
医学的にも奇跡的な成長だと言えるのではないでしょうか、だって大脳がない
のにどうやって反応してるんでしょうか。人間の潜在的な可能性は我々の想像を
遥かに超えるものなんですよね。

夏になって「なかよし」のサマーキャンプがあり、私も一時帰国して参加しました。
まるで家族のような暖かい雰囲気と、先生達の献身的なサポートに感激し、
何よりも他のお父さん(あーちんパパを始め)の育児に対する姿勢に感銘を
受けました。仕事優先、空いた時間で育児と考える私とは異なり、皆さん
育児優先で頑張っています。出張や残業は断り、主体的にお母さんを
サポートしているようでした。わがまま言って、中国に単身赴任している
自分が恥ずかしくなりました。。



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