動機
| ■■■ | ★★★ 動機 ヘア＆メイクアップ・アーティストになりたい！？ ★★★ 一口にヘアメイクと言っても様々な分野があります。 先ずは、どんなジャンルのお仕事があるか考えてみましょう。 |
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★★★ メイクアップ・アーティスト ★★★
その名の通り、ヘアスタイリングを伴わないメイクアップのみを対象としたお仕事。
ヘアは苦手‥または興味が無い、という人。メイクアップに専念して、専門技術を磨き上げたい！という方に。但し、ヘアは必ず伴ってくるものですから、例え自分がメイクアップ専門でも、ヘア知識だけは習得するとプラスになります。
★★★ ヘア＆メイクアップ・アーティスト ★★★
メイクアップに加え、ヘアスタイリング技術を持ち合わせて、従来はヘアスタイリストの行うお仕事の両方を一人でこなします。
メイクと同様ヘアは避けて通れない要素ですから、自分で両方こなすことにより、よりヘアとメイクの一体感が望めます。
また、予算削減の為に一人でヘア＆メイクをこなせるアーティストの需要は年々高まっています。
★★★ ファッション＆ビューティ・ヘアメイク ★★★
メイクアップ・アーティストの大半が憧れる分野ではないでしょうか？
常にトレンドを意識し、創造性、オリジナリティ、美への追求、メイクとファッションの結合‥。クリエイティブなアーティストを目指すヘアメイクには、無限の可能性が広がる世界。
でも、そんなに簡単で楽しいお仕事なのでしょうか？
メイクアップ・アーティストはメイクが担当と言っても、ファッション撮影はヘア・メイク・ファッションの３大要素のバランスが取れて、初めて良い作品と言えます。その為に、例えヘアメイクではなくメイクアップ専門アーティストであっても、ヘア知識、ファッション知識、スタイリング知識なくして需要に対応したメイクを完成させることは出来ません。
写真家が好みの写真家やデザイナー、モデル（時にはミュージシャン等）を例えにあげて、それを参考に同じようなスタイルでメイクを考えてくれ‥と言ってくることが非常に多い。
その為に常に新しい情報と知識を蓄積して、咄嗟に相手の要求が頭の中に浮かぶように準備しておく必要があります。
また、一日で何体もの撮影をする場合、一体にかけられる時間は限られていますから、手早い迅速なメイクが要求されます。
写真家の口癖は「迅速かつ完璧に」。特にビューティ度の強いメイクの場合、ＣＵ（クローズ・アップ）が多いので、どんなに小さなミス（毛穴、不均等な眉、コーミングし忘れた睫毛等）でも厳重にチェックされます。
★★★ 映画ヘアメイク ★★★
ファッションとは全く逆に、冒険度ではなく役作りに重点を置いたメイク。
またファッションが女性モデル大半なのに対し、映画は男優、子役、老人等あらゆる俳優を対象にメイクの判断とテクニックが重視されます。
先ずは脚本を熟読し、各キャラクターを深く理解して、どのようなヘアメイクが相応しいか、慎重に決断を下すことが大切。
ここで発揮されるのが読解力です。
脚本を読みながら、各キャラの性格や趣味を読み取り、「この人なら、こんなヘアやメイクをするだろうな」と想像出来る力が必要。
もし疑問が残ったり、脚本のみではキャラが掴み難い場合は、ディレクターに躊躇いなく質問して、役作りを引き立てるヘアメイクを建設してゆきましょう。
自分は良かれと思って女優さんを綺麗にしたい一心で施したヘアメイクでも、監督に「このキャラは設定上、こんなヘアスタイルじゃ駄目だ」とか「この役柄の性格上、こんな色のメイクはしない！」と叱られるハメにならぬよう‥。
また映画＆ＴＶにしかないのが特殊効果。
本格的な特殊メイクは専門家の役目ですが、ファッションでは先ず必要としないような様々な特殊効果が、メイクアップ・アーティストに要求されます。（詳細は 「特殊効果」 のページで）
映画＆ＴＶヘアメイクにおいて非常に重要なのが「継続性」。
一本の物語を通して各俳優は同じキャラを演じ続ける訳ですから、当然ヘアメイクも毎日一致していなければなりません。
特に同じ日の設定のシーンを何日にも分けて撮影する場合、何度でも全く同じヘアメイクを再現することが出来なければなりません。
初日にヘアメイクを施した際に、メモと写真を撮って再現の参考にしましょう。
★★★ 音楽ヘアメイク ★★★
音楽ヘアメイクは、その名からも分かる通りミュージシャンを対象としたお仕事。ファッションを意識したトレンド性と映像ヘアメイクという２つの要素を結合させたテクニックと言えます。
先ずは「イメージ作り」を意識しましょう。
例えば新人歌手がフレッシュで爽やかな印象か、ファッショナブルで奇抜な印象か‥。プロダクションとミュージシャン本人の希望や計画に沿って、ヘアメイクを建設してゆきます。
もし、自分に舞い込んだ撮影が一回ぶっつけのお仕事であれば、ミュージシャンの確立したイメージを損ねることなく、撮影の志向に合ったヘアメイクをしてあげることが大切。
逆に転身イメチェンを図っている時期であるならば、それでも今後、そのミュージシャンは自分がしてあげたヘアメイクを当分の時期継続してゆく訳ですから、異存はないか、長期間同じスタイルを続ける程に気に入ったヘアメイクかをチャンと確認、同意の上で。
★★★ ＣＭヘアメイク ★★★
短時間のショットでありながら、ファッション、ビューティ、映像、イメージ構築‥様々な要素が入り組んだ撮影と言えるのがＣＭ。
何よりも重要なのは、宣伝する会社または商品のイメージ。モデルや俳優は、その企画イメージに合わせて役作りをし、ヘアメイクはそれに合わせてルックスを施します。
ＹＯ－ＹＯ個人のアドバイスは「冷静さを保つこと」。
決してモデルや俳優のルックスに興奮して、度の過ぎたヘアメイクにならぬよう。
ＣＭの主役は、あくまで宣伝する企業や商品です。撮影の目的を熟考して、慎重にどんなヘアメイクにするか決定しましょう。
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