JUCOU GALLERY

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2011/07/09
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30日間アトリエ・ソシオに行く訳ではなく、日曜日は閉まっているし土曜は午後6時から、通常の固定ポーズはウィークデイにみで、午後4時から午後10時まで。

日中は戸外でスケッチなどとなる。中盤からマドリードのビル(スペイン銀行旧館)を描いたが、前半は近場の村チンチョンのスケッチ。滞在中盤の平日の昼、部屋でスーパーで購入してきたモチーフで静物画も描いた。

連作の2点を掲載するが、日本で描くのとは雰囲気が少し違って見える、気持ちの問題なのだろうか。空気というのか集中できているのだと思う。

紙や絵の具に引きずり回されずにしっかりとモチーフと絵の中に入っていけたと思う。

バックを描いているのは一枚目の作品で、洗面台のガラス板の上のマッシュルームとイチジクにアンティチョーク。バックはタイルと鏡をそのまま入れてみた。
しっかりとした構築性、それが念頭にあったと思う。

二枚目はバックを陰影のみで流してある。
モチーフは洋梨、皮をむいたアンティチョークのグラスの中にブルーベリー。
絵画性と柔らかな雰囲気を出したいと思いながら描いている。


若い生徒たちにかわるがわる肩や背中を揉んで貰ったが硬くなりすぎて指が入らないと嘆かれてしまった。絵も肩も凝り性なんだな。

僕の大作は多くの方が「難解すぎる」とおっしゃるのだが、こういった水彩小品は難解の対極にあると思う。僕だけでなく作家の持つ二面性、多重性が現れたものだと思う。

ただ、僕の場合その二つともが完全具象の手法による。だからそのボーだラインの曖昧さが僕のスタイルの確立の妨げになっているという指摘もある、が、そもそもスタイルというのははなはだ忌み嫌うべきもののように思う。変化。とどまることの無い前進を妨げるものの中にスタイルがある。   たい焼きじゃないんだからなんでも同じ型にはめて焼いてもいくら中身が違うんだといってみても、外観は一緒なんだ。

反論もあろう、語りは一緒でも内面が違うから前進なんだと。そのとおり。しかし内面が同じ形を打ち破って滲み出てきての話である。天才は可能だろうが、僕のような凡人にはチト難しい。  だからスタイルが微妙に変化せざるを得ないのだ。

同じモチーフでも一日過ぎればまったく違う印象。
それを正直に描いているだけなのだ。
それそのものが、僕のスタイルなのだと思う。

さて、スペインだが、農産物以外の物価の高いことといったら、それに比べて日本のなんと安いことか。自炊はスペイン、外食は日本。

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最終更新日  2011/07/09 09:45:09 AM
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