「あのさぁ
えびす娘に困ってるねん」
次男あっきぃ君が
《なんでも不満をもらす会》と
称した我が家のティータイムに
口火を切った
「あんな
こいつ
オレの友達の前で
お父ちゃんとこ泊まりにいくねんとか
平気でいうねん」
「何がわるいねん」
すかさず長男ピカ君がいい
三男クール君も大きくうなずいた
「・・・おれさぁ
親が離婚したの
知られたくないねん」
「何ゆうてんねん、オレなんか
みんなにゆうて
お涙頂戴してるで」
ピカらしい発言だ
「女子とか
ぐちゃぐちゃいいそうで
嫌や」
あっきぃ君が
ふーとため息をつく
横顔は
いつもよりまして
おっさん臭かった
「離婚したんが
嫌やったんもあるやろ?」
「そりゃ
離婚せえへんほうが
いいんやろうけど
しゃーないやん
あの状況は
それくらいわかってるで。
それは
それでええねん
今は離婚も
そこらへんにあるしな
でも
みんなに知られたくないねん
・・・・まさか、先生も知ってるん?」
「当たり前やんか」
「なんや~~~、知ってたんか」
あっきぃ君の
ナイーブな一面を
かいま見た
いつも明るく
おっさん臭く
長男以上に
兄弟の面倒をみて
のほほんとしてる彼だが
彼なりの
親の離婚を
受け止めているのだ
「そっか
じゃ、みんな
あっきぃの友達の前では
ゆわんとこうなっ」
「は~~~い」
とても
大事な会になった
ミルクティーと
いちごを
食べながら
しっかり
今の確認が
また
できた
親として
ここんとこは
しっかり
心に
とめておこうと思う
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