情熱のあと

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yukihiro19640210

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2005.04.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ふと年齢を感じるときがある。今日がそうだった。

もう若くはない。わたしは一人で死ぬのか、と思った。
元々胃は丈夫なほうでなく、胃癌になっても不思議ではない。
正直さみしくないと言えば嘘になる。
しかし、再婚を考えうるだけの余力はわたしには残っていない。
結婚は人生のイベントとしては大きすぎる。
わたしには別れた妻以上の女性がいるとはとうてい思えない。
伴侶は一生のうちで一人いればいい。


もしくは、一方の盲目的な服従によって成り立つ。
盲目的に服従されるような結婚生活は、わたしは楽しいとは思わない。
男に服従する女など、なんの魅力もない。
生活力のない女は、男に媚びる。

かといって妥協するつもりはない。
妥協するくらいなら一生一人身でいたほうが有意義だ。
人生は短いのに妥協する価値を感じない。
わたしは誰と結婚してもうまくいかないということなのだろう。

若い頃は、妻がいて子どもがいてという生活を夢見ていた。
一度は手に入れたけれど指の間から滑り落ちた。
妻を愛していたという郷愁だけが残った。

わたしは郷愁を愛するために生まれてきたかのようだ。

時々は、あのときわたしが妥協していたらよかったかもしれないと
思うときがあるにはある。
すべてわたしが悪かったと思うときがある。
わたしが我慢して妥協していたら子どもを片親にすることはなかった。

けれど、それをしてなんになったというのだろうか。
もっとお互いを疲れさせ、憎み合う対象になったに違いない。
わたしは妻を愛していた。けれどそれは、妻が望む愛とは違っていた。
だから別れるしかなかった。

結果的にわたしは彼女の一生をめちゃくちゃにした。廃人にまで追い込んだ。
わたしにできる罪滅ぼしは、一生独身でいることだ。
そして一生郷愁を愛していくことだ。
わたしは死んだように生きている。





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Last updated  2005.04.21 17:36:40
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あいあいさらさら @ Re:ある愛の真実(09/03) 最近私は「赤い日記帳」という曲を1人で聞…
yukihiro19640210 @ 愛しています 今のわたしなら妻だけのために生きられる…
すずのね4178 @ 奥さんの大切さがわかったんですね 私は我慢して我慢してきました 子供が居…
yukihiro19640210 @ 依存関係 いい旦那に当たると依存関係というのも幸…
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