行く川の流れは絶えずして

行く川の流れは絶えずして

2007.05.19
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 立てこもり事件、やっと解決したということだが、残念なことが多かった事件だと思う。
 毎度のことながら24時間以上に長期化したことを筆頭に、マスコミが警察の対応を問題にするような報道が始まっているが、個人的に思うに、現場はギリギリの状況の中で、非常に難しい判断を迫られていたのだと思う。
 最初に撃たれた警官が5時間以上も放置されていたというが、犯人が「救急車でも近づいたら撃つ」といっている以上、倒れて動けない人をさらなる危険にさらすこともありうる訳で、十分な準備、装備ができるまで待たざるをえなかったのはしかたがないことだと思う。問題があるとしたら、それだけの準備、装備をするのに時間がかかりすぎている、普段からの備えがされていないという点だと思う。
 少なくとも、日々苦楽を共にしている同僚が命の危険にさらされているのだから、それを助けたい気持ちは、現場に近いものが一番もっていたはずである。それを看過してものを言うことは、それだけで理不尽に値すると思う。
 もっとつっこんで言うならば、犯人を銃撃する、射殺するということが、法律とか制度上、迅速に決断できないことが問題なのだと思う。やたらと鉄砲をぶっぱなすのもどうかと思うが、相手も鉄砲をぶっぱなしているという今回のようなケースであれば、TVを見ていた人の9割以上が、射殺してでも解決すべきと思ったのではないか。もし、事件解決に際して誰かの命を危険にさらさねばならないというのであれば、犯人の命を危険にさらすという判断が最も良識のある判断である。
 犯人の側も、日本の警察は滅多なことでは撃たないという前提があるから、あそこまで無茶苦茶なことをするという推測も成り立つのではないか。人質が近くにいるから銃撃は危険というのは言い訳にすぎず、そうであっても正確に銃撃、射殺できるだけの技術を身につけるのが、警察に課せられた課題であると思う。
 殉職された方は、重装備のなかのほんのわずかな隙間に弾が命中して命を落とされたということらしいが、そのあたりの装備の見直しも必要なのではないかと思う。
 殉職された方には、ご冥福をお祈りしたい。残された遺族の方には、国家、政府、警察等から十分に生活を保障してさしあげることが、せめてもの救いであると思う。我々が払っている税金は、そういうことにこそ、使ってほしいものだ。





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Last updated  2007.05.19 11:57:23
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