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そのうちの一人のおばあさんが、悲しそうにこう言っていました。
「ひ孫の世話も出来ない。こんなんで、まだ生きてなきゃならない。」
手足がしびれていて、ちょっとしたことも思うように出来ません。財布の口をあけて、ここからとってと言われたこともあります。
あるときは、嘔吐して、脱水症状になり、衰弱のあまり、入院されたことも。
でも、私は思います。
彼女が、そういう状態で生きている、そのことこそが周りの人にとって必要なことなのだと。
私たちに「老」や「病」の苦しみを教えます。また私たちの幸せに気付きます。
日常は気付かない、生きているということの深い意味に、考えが及びます。
秋ですね。
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