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この数ヶ月、右手の親指の腱鞘炎が痛くて、ビンの蓋も開けられない。お箸も持てなくて、フォークで食べたときもありました。薬歴書くのが本当につらくて、時々湿布をして仕事をしていました。
時々、「どうしはったん?」と目の前で、ウロウロする目障りな湿布姿の親指を見て、尋ねてくださいました。
逆じゃない。もし私だったら、病気の自分が相手を思いやる余裕なんてあるでしょうか。感心します。
最近は少し良くなってきたので、(そのかわりに薬指がばね指になりましたが)湿布をしていません。「もうよくならはった?」と聞いてくださる患者さんがいました。覚えておられたのですね。
年取った患者さんのさりげない語り口の中には、時々ハッとする愛情のこもった珠玉の言葉が混じっています。
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