結婚したのち旦那さんのことが大好きになった嫁の日記。

結婚したのち旦那さんのことが大好きになった嫁の日記。

2017.06.12
XML
テーマ: 母のこと(50)
カテゴリ: 子育て
暗い話になるので

苦手な方は、お勧めしません









母親という役割をしていて

ふと自分の幼少期を思い出す

あまりしあわせではなかったなぁと思う




母は、嫁いできて

私の祖父母である義母と義父と同居となるのだけれど

義母からとてもいびられていたようだった

孫の私にも厳しい人だった






祖父母に預けて働きに出ていた

仕事で疲れて帰ってきたら、布おむつに汚れがついたまま

バケツに溜め込んであって

それをお風呂の時に洗ってから上がると

いつまで風呂に入ってんの!と怒鳴られたのだそう

そんなエピソードを、母は時々私に言う

その汚れたオムツを出していたのが赤ん坊だった私なわけで

母が小さな赤ん坊の世話を義母に預けて仕事して

帰ったら義母にいびられる

いつもイライラして母は私に当たってしまっていたことを

ごめんねと今頃になって言う



私はいたたまれなくなる





私は虐待されていたわけではないし

比較したらもっと辛い家庭だってたくさんあるのだろう

けれど、子どもの頃の自分が悲しいさみしい悲しい思いをしていたというのは

まぎれもない事実で



もっと私をみてほしかった





父親もあまり母に優しくなかったし

喧嘩しているヒステリックな声を聞くのが嫌だった

ちょっとした家庭崩壊状態だった

私の反抗期は高校のほとんど3年間で

ひどくこじらせていたと思う

両親に対する嫌悪と憎悪が溢れ出して

こんな家にいられないと思って

高校を卒業してすぐに家を出た

これ以上家にいたら自分がおかしくなると思った





そんな私も結婚して母になり

息子を見ていると

とても愛おしくて

こんなに可愛い我が子を人に預けるのは今のところ無理だ

少なくとも3歳くらいまでは一緒にいたいと思う

たくさん笑いかけてたくさん抱きしめよう

幼少期にたくさん抱きしめてあげていると反抗期を短く軽くするのだそう

私はかなり手こずったよね




でも今私はとても幸せだ

すべてが順風満帆な人なんていない

そんなの人生、面白くもない

こうやって時々また私は母のことを思い出して胸が締め付けられるけど

私は、乗り越えたよね、少しは

今、夫と息子と家族になれて

心から安らげる場所ができたなぁと思う





母は可哀想な人だったんだね

私も母親になったのだから、母のことを許したい

母が生きているうちにわだかまりを解きたい

たぶんわだかまりを抱いているのは私だけなのだろうけれど

それができたら、私も母も、解放されるに違いない

もっと成長できるに違いない

母になっても、私は母の前では子どもなんだなぁと思う

でも、息子には、私が味わったような悲しかったり寂しかったりした思いは

できるだけ味あわせたくない

そういうふうに思える時点で

私の辛い過去も、良かったんじゃないかな

・・・良くはないけど、

辛い思いを一度もしたことがない人は

優しい人にはなれないからね

そう言う意味で、良かった




大人になるということ

母になるということ

何かに折り合いをつけるということ

意味づけするということ

血や肉に、力に変えるということ、消化するということ

母になるのも少しずつなのだなぁ

でも、少し、自分に向き合えた日でした






暗い話になりましたが

読んでくださった方、本当にありがとうございました





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.06.12 23:27:20
コメントを書く
[子育て] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: