1960年代後半から1970年代中期に渡って活躍したスウェーデンの7人組バンドの1971年のアルバム「In Acapulco」収録曲。(Cafe Apres-midiコンピでは「Lilas」に収録)同アルバムにはWaveやMas Que Nadaといったブラジルの名曲カバーが収録されていますが、このココロコ・サンバも 曲名通りブラジルのサンバを狙った曲。作詞作曲にあるBernt Egerbladというのはスウェーデンのピアニストで、A.Strandellというのはギミックスの女性メンバーのANITA STRANDELLのことのようなので彼らのオリジナル曲の模様。
要は北欧の白人がブラジルのサンバを実現させたことになりますが、白人とは思えないほどグルーヴィでいいですね。メロディも明るく爽やかで出来が良く、すこし憂いを帯びたメロディはSamba De Orfeu辺りに通じる品の良さも感じさせます。テンポの速いスキャット中心の曲ということで仕上がりも実に瑞々しくポップ&キャッチー。ココロコというタイトルが気になって調べてみたんですが、いろいろんな言語で使われていて意味も複数あり特定出来ませんでした。「頭がおかしい」という意味っぽい気もしますが、曲調と合わないですよね。歌詞をしっかり聞き取れば分かるのかも知れません。