究極の断捨離・ファイト・クラブに学ぶ。: 11LO

2015年02月04日

究極の断捨離・ファイト・クラブに学ぶ。

『ファイトクラブ』。

ファイト・クラブからの教え。

映画も大変クオリティの高いものがありますが、なんといっても原作のメッセージ性には何度読んでもやられてしまいます。

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私の今年の目標に断捨離があります。

もっとシンプルに生きたい
愛着のある物だけに囲まれて暮らしたい

そんな欲求に素直に従おうと思いました。
しかしこれが実践するとなるとなかなか大変なことで、毎日これはいるかいらないか？と頭を悩ませ続けているのです。

そんな時、この作品を再読してかなり刺激をもらいました。

断捨離的ファイトクラブ

photo credit: ticking away.. via photopin (license)

ここで私の断捨離熱を大いに盛り上げてくれた名言を書き連ねていこうと思います。

　　　お前が所有したものに、最後には所有される。

凄い名台詞です。まさに私の状態を表している一言ではないでしょうか。
自分で所有しているという感覚すら結構危うい状態なんですね。　

　　　デュベットが何だか知ってるか？毛布のことだ。ただの毛布だ。俺やお前のような人間が、なぜ毛布について知ってる？狩猟採集民の精神で生き抜くために、毛布は絶対に必要なものか？違う。じゃあ俺たちは何者だ？ ……俺たちは消費者だ。ライフスタイルの妄想が生んだ副産物なんだ。

ライフスタイルの妄想。これ良い言い回しです。
私たちはどこまでも消費者。意外と自覚ないですね‥そしてこの名言はこう続きます。

俺たちは消費者だ。ライフスタイルの妄想が生んだ副産物なんだ。殺人、犯罪、飢餓なんてものは俺を悩ませない。俺を悩ませるのは、セレブ雑誌、500もチャンネルがあるテレビ、下着についてるブランド名、ロゲイン、バイアグラ、オレストラ……

私たちの日常で大きな関心はやはりこういうことなんですよね。
世間的なニュース、事件、悲劇に興味はあるものの結局差し迫った悩みというのは次に買う物のことだったりします。

なんて恥さらしだ…調味料ばかりで食料がない家みたいなもんだ。

そして極めつけはこのフレーズ。
この物質社会をうまく皮肉っている良い言葉です。
我々の生活は我々をとことん楽しませて、過ごしやすいようにコーティングされていますが、果たして実際に生きている実感はあるのでしょうか？

まだ未見のあなたへ。

映画でも原作でも良いです。
断捨離熱に取り憑かれた方は一度味わうべきです。
確かに暴力描写はきついところもありますが、生を感じる為のエネルギーは並々ならぬものがありますし

究極の断捨離方法として

自宅を吹き飛ばす

という荒業が飛び出します。