2000年に資生堂の研究所が中高年特有の「脂臭くて、青臭いニオイ」の原因物質が「ノネナール」であることを発見。
この体臭を「加齢臭」と名付けたことから世間に知られることになりました。
「ノネナール」は、中高年の皮脂に含まれる脂肪酸が分解されたり、過酸化脂質によって酸化することで発生。
「ノネナール」は男女問わず、40歳を過ぎた頃から年齢に比例して増加し60代で急増する成分。
?男性は女性よりも皮脂量が多い為臭いが目立ちやすく、40才以上の男性の8割以上の方が加齢臭に悩んでいます。
?皮脂量の少ない女性は、体内の女性ホルモンの働きで皮脂分泌を抑えていますが、女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンの働きが活発化、皮脂が増えて加齢臭を発しやすくなります。その「女性ホルモンが減り始める時期」が35歳前後、そこから加齢臭の悩みが出始めます。
男女ともに、若い頃は体内の抗酸化物質によって細胞の酸化が防止されていますが、40歳を過ぎると抗酸化物質の働きが弱まり、細胞が活性酸素によって酸化しやすくなります。それが皮脂の酸化を強め加齢臭を強めます。
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加齢臭対策としては、身体のノネナールをこまめに洗い落とし、ニオイを産生する雑菌の繁殖を抑えることも大切なポイントです。特に男性は女性に比べ、ノネナールに限らず、汗や皮脂などの老廃物の分泌が多く、男性ホルモンの影響もあり、加齢臭に悩む方が多いと言われており、身体全体の消臭予防が効果的といえます。
体を洗うときはゴシゴシ洗わず、よく泡立て、泡でゆっくり丁寧に洗うこと、指やウオッシングタオルからの摩擦は皮膚老化を早めるので優しくできる限り、指やウオッシングタオルからの摩擦を起こさないよう泡を転がすようにし泡で洗います。頭部や体を洗う時は耳の裏やえり足、首の後ろ、肩、背中をしっかりと洗うことが大切です。きちんと湯船に浸かる、脂っこいものを摂り過ぎないように気をつける、ボディシートなどでこまめに汗や脂質を拭き取るなど。これだけでもにおいの強さは変わってきます。
正しい入浴、洗濯、適度な運動と食事は加齢臭対策となります。
加齢臭に効果的な正しい入浴方法は、
重複する点もありますが、ゆっくり丁寧に豊かに泡立てた泡で泡洗いすること、頭部や体を洗う時は耳の裏やえり足、首の後ろ、肩、背中を理想は毛穴レベルまで泡立てた泡でしっかりと泡洗いすることが大切です。
またきちんと湯船に浸かり、汗を流すことでにおいの強さは変わってきます。シャンプーやボディソープで取り除ききれない余分な皮脂やシリコン有害物質を炭酸が取り除いてくれるので炭酸シャワー、炭酸バスも合わせて加齢臭対策することをお勧めいたします。炭酸を使用の際は炭酸の効果を生かすため41度以下で入浴します 家庭用炭酸公式サイト
頭皮ですが、湯船につかって汗をかいた後に洗髪します。お湯で流すことで、ほとんどの髪の汚れがとれます(8割お湯で汚れは落ちるとされています)ので、まず、シャワーで(できれば炭酸シャワー)充分に頭全体をよく流してください。シャンプーはよく手で泡立てて、泡を頭皮全体に行き渡るようにし優しく泡で頭皮をマッサージするように洗います。シャンプーは充分すぎるほど、流してください。ただシャンプーのシリコンが残るとシャンプーだけでは余分な皮脂や有害物質をのぞくことができないので、炭酸シャワーでシャンプーのシリコンまたシャンプーでは取り除けない、他の有害物質を取り除きましょう。
シャンプーやシリコン有害物質が残っていると、雑菌が繁殖しやすく、臭いの原因になります。
シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かしましょう。
水分が残っていると菌を増殖させます。
髪は短いほうが通気性もよく、頭皮が不潔になりにくいです。
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体を洗うときに使う石鹸やボディーソープですが、消臭効果や殺菌効果のある石鹸やボディーソープ、泡立てやすいものをお勧めします。それだけでは皮膚にシリコンや毛穴レベルで落ちていない有害物質が残っているので炭酸シャワーや炭酸バスに浸かることで健やかに保ちましょう。
炭酸にはマッサージ効果、皮膚の老化防止効果があり弱酸性なのでここり良い入浴タイムとなりストレス軽減にもなります。
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?生活の中で加齢臭を軽減させる為の洗濯、適度な運動と食事ですが
ストレスにならない過度な運動が
衣服についた臭いもさらに臭いを増強させますので、衣類は清潔なものを着用し、洗濯には酸素系漂白剤を使うと殺菌効果がある上に、消臭予防にもなると言われています。
抗酸化力をつけるため、酸化を防ぐ食生活を心がけましょう。
梅干しはすべての体臭を減少させます。緑茶、わさび、生姜、ゴマ、ネギ、大根おろし、柚子などの薬味も胃液の分泌を高め、血液を浄化してくれるので取り入れた方がよく、食事の基本は和食にして、主食はビタミンEが多い雑穀や、ビタミンB群が多い玄米や胚芽米がオススメです。副食は肉類よりも魚介類や海藻、季節の野菜や豆類、デザートには旬の果物を意識して摂り、野菜が苦手な方はサプリメントをお勧めいたします。
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9-ヘキサデセン酸の酸化を促進させる活性酸素を除去することも大切。活性酸素を除去する機能が衰え始めるのも40歳前後。活性酸素の増加も加齢臭を引き起こす原因のひとつといわれているのです。
活性酸素を除去するために意識したいことは上記にあげた様な、健康的な食生活に加え、ストレスの軽減が重要です。
ストレスは、活性酸素を増加させ皮脂を酸化させるため、ノネナールだけでなく、それ以外の脂肪酸も増加させます。このような皮脂が酸化されたニオイは「ストレス臭」とも呼ばれています。そしてタバコです。特にストレスは活性酸素を増加させる大きな原因になるといわれていますから、ストレスを溜め込み過ぎないように適度に発散できる方法を見つけることが重要です。
最後に、衣服のケアです。ノネナールは普通の洗濯ではなかなか落ちません。スーツやコートはあまり着回さず定期的にクリーニングに出すようにし、クリーニングに出す以外では、酵素用漂白剤を使ってのつけ置き洗いや、炭酸や重曹に漬け込み、洗濯洗剤はよく溶かして、汚れを除きます。
また、介護用の洗剤にはアンモニア臭を落とす効果があるので、酵素用漂白剤でのつけ置き洗いでもにおいがとれないときは試してみてください。
体のニオイは、「たかがニオイ」とことさら無視や無頓着になるものでもなく、エチケットの範囲内で他人に迷惑をかけないようなニオイ対策がしたいものです。
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