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2020年06月09日

舟を編むの映画版をみてみた!



好きな小説をおすすめされたので、興味を持ったのがこの「舟を編む」です。

まず、普通は、外国人の方に、日本の小説を紹介される日本人も少ないと思いますが、、、笑。
今回は映画化されているということで、映画を見ました。







松田龍平さんが演じる主人公が、辞書作りに邁進する内容ですが、普段使っている辞書が、どのように、どうやって作られていく過程や、作り手の人々の思いや祈りが込められているかがヒシヒシと伝わってくる作品でした。


宮崎あおいさんが演じる、主人公の配偶者で板前役の演技もすごかったなぁ・・
素朴な感じがすごく伝わりました。



ただ、なんで二人が両想いになったのかが、よくわからなくて。。


一方的に主人公が好意を持っていたのですが、彼女に手紙を渡しただけで付き合うことになったのでした。
おそらく、小説ではもっともっと細かい描写があったんだろうなぁと考えながら見ていました。


母親いわく、最後の終わり方も小説とは違うようなので、機会があれば小説も読んでみたいなと思えました。





これから辞書を使うときは、丁重に扱わないと罰があたるような気分になりました。

普通に日本に生まれて、日本で育つと、何も考えなくても日本語が話せます。
でも、人に思いを伝えたり、人の話を聞くということは、無意識でその言葉のひとつひとつの意味を理解し、操らなくてはいけません。それと同時に、話す相手もあなたと同じ感覚や表現でその言葉を理解していないと、自分が発した内容がきちんと伝わらないのです。

言葉の重要性をすごく感じました。辞書という媒介を通じて、その言葉の意味を共有し、使わなければ会話は成り立ちません。しかし、その一語一語を説明するのは、すごく難しいです。


また、なんとなく、自分の思ったことを表現するのに、自然に言葉の取捨選択をしています。
外国語を勉強するとわかることですが、その選択は本当に難しいですし、ネイティブでも文章を書くときは推敲しなくてはいけません。


この映画を見て、「言葉」の奥の深さや、日常の会話、言葉や単語の選択など、考えさせられる部分が多かったです。


普段はアニメやマンガのことについて書いていますが、たまには小説についても書いていこうと思います。
このブログを見て、興味を持ってくれたら嬉しいです。

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