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2019年04月09日

【CS機を卒業する?!】MSI社「Radeon RX 570 ARMOR 8G」をレビュー

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「Radeon RX 570 ARMOR 8G」が売れている理由


「Radeon RX 570 ARMOR 8G」は余計な付加価値(LEDライティング、強固なボディのイメージを持たせるデザイン)など一切、削ぎ落としてコストカットしたモデルになります。

最大の魅力を一言で言えば価格が1万円半ばで最新ゲーム「ディビジョン2」が非常に快適に動作します。

一般的な普通のデスクトップパソコン(ミニタワー)に組み込むだけでゲーミングPCに様変わりします。

快適に動作するとは、どんなこと?

話がそれますがゲーミングに特化したゲーミングモニターを使用します。

ゲーミングモニターと言っても雰囲気だけのモニターから高フレームレートに対応するモニターまで種類が様々です。

選ぶポイントとして重点に置いてもらいたいのは 「144Hz」という表記を気にしていただけると良いと思います。

速い表示、応答速度(1ms~4ms)などは価格によって大きく変動するので予算を決めておきましょう。

モニター選びは大きさや種類も様々で選ぶ楽しさがあります。

もしも迷ったらデザインで選ぶと意外と早く決められるかも?!

話を戻して「RX570」はCS機の半値で購入できるゲーム機として入門モデルに相応しいグラフィックボードです。

それではコスパ最高の魅力を謳う「Radeon RX 570 ARMOR 8G」をレビューしたいと思います。

「Radeon RX 570 ARMOR 8G」の性能比較


「Radeon RX 570 ARMOR 8G」のスペック表を作成しました。

ビデオメモリが多いメリット

「Radeon RX 570 ARMOR 8G」の特長

開封の儀

外観

「Radeon RX 570 ARMOR 8G」をチェックする

換装の際の準備

ドライバをインストール

GPU RX570 GTX 1660ti RX590 RX580 GTX 1060
コア数
2048 1536 2304 2304 1280
ベースクロック
1168 MHz 1500MHz 1469 MHz 1257MHz 1506MHz
ブーストクロック
1244 MHz 1770MHz 1545 MHz 1340 MHz 1709MHz
メモリ
GDDR5 8GB GDDR6 6GB GDDR5 8GB GDDR5 8GB GDDR5 6GB
バス幅
256 bit 192 bit 256 bit 256 bit 192 bit
メモリ帯域幅
224 GB/S 288 GB/S 256 GB/S 256 GB/S 192.2 GB/S
TDP
150 W 120 W 225 W 185 W 120 W

TDPが少し高いのが気になるところです。

RX570の中でビデオメモリが「8GB」と「4GB」の2種類が存在します。

ビデオメモリ(VRAM)が不足すると・・・どんなことが起きる?!

?ポリゴン欠けが発生してしまう!

?色表示がおかしくなる!

?テクスチャー(金属の質感、素材の模様)が正常に描かれない!

このようなことが起きないようにビデオメモリが十分あると安心です。


?トルクスファン
分散型のファンブレード ひねりの大きなブレードがエアフローを加速します
従来型のファンブレード 大型のヒートシンクへエアフローを送り込みます

?セミファンレス機能Zero Frozr
負荷の低いときにはファンを停止し、ノイズを最小化します。
エアフローコントロールテクノロジー
空気力学を応用したエアフロー制御技術により、冷却効果を向上。
オーバークロックユーティリティAfterburner
Android/iOS携帯端末からワイヤレスで操作が可能
Predator(プレデター):ゲーム動画キャプチャツール
Kombustor(コムバスター):DirectX12ベンチマークソフト内蔵
マルチGPU対応

?オール固体コンデンサ
高負荷環境試験において約10年の高い耐久性
より低温かつ高効率
高い安定性のアルミニウムコア(MSI社より引用)

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1万円半ばで購入できるグラフィックボードにしては洗練されたウィングブレードが安っぽさを感じさせないデザインです。

またLEDライティングを省いているので、とにかくヒカリモノが苦手な方には選びやすいでしょう。

冷却性能に関わるボディ周りを見てみます。

冷却性能はコストカットして熱暴走対策を施してないのでは?!と心配しますが問題ありません。

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ウィングブレードの中を覗くと大きなヒートシンクが見えます。

ヒートパイプが太く冷却性能はしっかりしているので心配なさそうです。

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コアの性能部分は「RX570」として保持しGPU周りの素材やデザインなどは大きくコストカットしているのが分かりやすいです。

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インターフェースは「ディスプレイポート」が3つ、「HDMI」「DVI」が1ずつ備えています。

出力が5系統もあるのでマルチモニターとしての用途にはバッチリですね!

接続ピンは「8ピン」を使用します。

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コスパを考慮してバックプレートはありません。

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それでは「Radeon RX 570 ARMOR 8G」のベンチマークを検証していきます。 


グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。

古いドライバ削除の詳しくはこちら!


グラフィックボードを換装したら「AMD Graphics Drivers」をインストールします。

ダウンロードはこちら

それでは準備が整ったのでベンチマークを測定します。

「Radeon RX 570 ARMOR 8G」のスコアを検証


PC構成

【CPU】Core i7 「9900K」「9700K」
【マザーボード】「ROG MAXIMUS XI FORMULA」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
【GPU】「ROG-STRIX-GTX1660TI-O6G-GAMING」

【CPU】Ryzen 7 「2700X」
【マザーボード】「ROG STRIX X470-I GAMING」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE RGB DDR4 3000MHz 16×2/32GB」
【GPU】「ROG-STRIX-GTX1660TI-O6G-GAMING」

CPU別スコア

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8GB(MSI)/4GB(ASUS)のスコア

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8GBと4GBの違いはメーカー別によるチューニングに違いはあるものの「3D MARK」での差はあまりないです。

つまりメモリ増加による恩恵は見られませんでした。

スクリーンショット (35).1.png
ワンランク上の「RX580」と同等性能です。

「GTX 1050ti」の約半分のスコアの差をつけました。

ディビジョン2−「デフォルト設定」
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画質-別スコア

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フルHDであれば、かなり快適に遊べます。

高-画質なら常時50フレーム以上キープします。

画質はそこそこで良いと言うのなら中−画質で常時60フレーム以上はキープできるので最新ゲームタイトルでCS機(30fps)では味わえない異次元のゲームの楽しさに魅了するでしょう!

SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
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CPU別スコア

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GPU別スコア

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「3D MARK」では「RX570」も「RX580」との違いはありませんでしたがゲームでは顕著に表れていますが1万円半ばの価格面を考慮すると納得するスコアと言えます。

RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
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CPU別スコア

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GPU別スコア

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8GB/4GBとの差があまりなくメモリ増量による恩恵は見られない結果となりました。

デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
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CPU別スコア

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「4K」では最適化の影響か2700Xのスコアが飛び抜けています。

何かの間違いかと思い3度もベンチマークを検証しましたがスコアは変わることがなくデウスエクスでは2700Xが一番、相性が良い結果になりました。

スクリーンショット (46).1.png
8GB/4GBの差は、ほとんどありません。

使ってみた感想


144HzのフルHDモニターを使用して「ディビジョン2」を高-設定で遊んでみましたが「RX580」とあまり違いがみられない程です。

コストカットによって簡易化された冷却性能はあまり熱くなることがなく心配無用でした。

「ディビジョン2」のベンチマーク測定時は50℃〜60℃前半位に留まりました。

性能の割にTDPが高いのは気になる方もいますが価格面で考慮すれば納得できると思います。

良かったところ


?一切の付加価値を省いた「Radeon RX 570 ARMOR 8G」はCS機(30fpsが主流)よりも快適に遊べました。

?今、現在は気温が低いといった環境もありますが大きなヒートシンク、太いヒートパイプによる冷却性能はしっかり強化されています。

?2万円半ば「RX580」との性能差は少ない。

残念な点、注意する点


?マルチモニターで使用するとき、モニター構成を変更するとき、たまに画面がおかしくなります。

例えば仮想解像度を設定するときに起きます。

もしも画面がおかしくなったら「タスクマネージャー」を呼び出しキャンセルすることで直ることがあります。

?性能の割にTDP(150W)が高いです。

総評


8GB版も4GB版も大して違いはない結果となり残念でした。

しかし1万半ばで購入できるグラフィックボードにしてはCS機を大きく超える性能を備えています。

グラフィックボード単体の評価というよりコスパで評価をすると非常にお買い得です。

CS機の半値で購入かつAMDゲームもらえるキャンペーンで2つもソフトが貰えるという実質タダに近い本体価格は迷うデメリットはほとんど、ありません!

ゲームがもらえるキャンペーン.png
期間は4月6日までです!

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時間がありませんので、この機会に是非、手に入れてみてはいかがですか?

お目通し戴き、ありがとうございました。

もしも、お時間がございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。

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主な仕様


幅x高さx奥行-246x130x39 mm

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