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2019年04月11日

【華麗なるメモリ】キングストン社「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz」をレビュー

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型番は「HX440C19PB3AK2/16 RGB LED」です。

8GB×4枚で合計32GBになります。

最近はCPU(Core i9 9900K)とグラフィックボード(2080ti)を強化してきましたが、メモリだけがスペックに見合わなかったので、そろそろ高速なメモリが欲しくなって色々と探していたらキングストン社の「HyperX Predator DDR4 RGB」シリーズに辿り着いて一目惚れしてしまい購入しました。

ただデザインが気に入っただけでなく「4000MHz」の超高速メモリをセレクトしました。

また手元にメモリスピード「3000MHz」「2400MHz」があるので、それぞれメモリ別にベンチマークを測定しましたので参考にしていただければ幸いです。

メモリが弱いと、どうなるの?


?パソコンの動作速度が低下する

?アプリケーションが起動しない

?ゲームによってはポリゴン欠けやフレームレートの低下に影響する

?作業中にフリーズして今までの作業が台無しになる

これが一番、困るケースだと思います。

クロックスピードとレイテンシーの関係


わかりやすく表を作成しました。

「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz」の特長

開封の儀

外観

「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz」をチェックする

各社のライティングアプリに対応!

メモリスピードはフレームレートに影響する?!

メモリスピードを上げればゲームが快適になるのか?!

使ってみた感想

良かったところ

残念な点、注意する点

総評

主な仕様

関連商品

処理速度 遅い <——> 速い
クロックスピード 2666 MHz <——> 4000 MHz
レイテンシー C 19 <——> C 14

クロックスピードは高いほど速くなります。

例えば・・・

メモリを選ぶときに「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz  HX440C19PB3AK2/16 RGB LED」とあった場合「4000MHz」の部分に注目してください。

よって「2666MHz」よりも「4000MHz」の方が処理が速くなり高価になります。

次はレイテンシー(遅延)は数字が少ないほど速くなります。

「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz HX440 C19 C19PB3AK2/16 RGB LED」とあった場合「C19」の部分に注目してください。

型番には「CL??」や「C??」と表記されています。

よって「C19」よりも「C14」の方が速くなり高価になります。

つまりメモリ選びは性能と価格のバランスで選択すると良いと思います。

PCのパフォーマンスをシンプルに向上したければ「クロックスピード」を優先するのが一般的です。

低レイテンシーはベンチマーク「3D MARK」など少しでもスコアを上げたいとき優先されることがあります。

「高クロック」+「低レイテンシー」は非常に高価になるので「高クロック」を重視し「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz HX440 C19 PB3AK2/16 RGB LED」を購入しました。

?黒いアルミニウム製の強力なヒートスプレッダー

?比類なきDDR4パフォーマンスをたたき出す高速性と低レイテンシ

?Intelの最新チップセットに最適化されたIntel XMP Readyプロファイル

?製品寿命期間にわたる保証  (キングストン社のHPより引用)

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強靭な鎧のイメージが漂うデザインです。

手に取ってみると意外にズシッと重く手裏剣のような質感でカッコいいです。

持ち方によっては角が鋭く少し痛い。

各マザーボードのライティングアプリに対応しているので、わざわざ新規にインストールは不要!

ライティングの様子

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赤いライティングは、まるで「溶岩」?!


それぞれメモリスピードが異なる3種類のメモリを用意しました。

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?キングストン社「HyperX Predator RGB DDR4 4000MHz」8GB×4 (4000MHz C19)

?Corsair社「VENGENCE RGB PC4-24000 DDR4 3000MHz」8GB×4 (3000MHz C15)

?TEAM社「DDR4 PC4-19200 DDR4 2400MHz」4GB×2 (2400MHz CL16)

スロースピード(2400MHz)とメモリ少容量(8GB)に、どんな影響を及ぼすか?

「?」のメモリは敢えて2400MHzの8GBで試してみます。

PC構成

【CPU】Core i7 「9900K」
【マザーボード】「ROG MAXIMUS XI FORMULA」
【メモリ】
?キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
?Corsair社「VENGENCE RGB PC4-24000 DDR4 3000MHz」8GB×4
?TEAM社「DDR4 PC4-19200 DDR4 2400MHz」4GB×2
【GPU】「ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING」

【CPU】Ryzen 7 「2700X」
【マザーボード】「ROG STRIX X470-I GAMING」
【メモリ】
?キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
?Corsair社「VENGENCE RGB PC4-24000 DDR4 3000MHz」8GB×4
?TEAM社「DDR4 PC4-19200 DDR4 2400MHz」4GB×2
【GPU】「ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING」

Cinebench R15ー「CPU」
cinebenchR15.sc.png
 「シングル・マルチスレッド」

Core i9 9900K

9900k.4000.3000.2400.png
9900Kではメモリスピードが速いほど順調にスコアが上がっています。

Ryzen7 2700X

2700x.4000.3000.2400.png
2700Xの場合、単純にスピードが速ければ良いということでなく適性のスピードを探し調整したほうが良いスコアとなりました。

3000MHz、2400MHzの低レイテンシーが優位なスコアになりクロックスピードの恩恵は受けていない。

メモリ少容量は反映しない結果となりました。

「3D MARK」

Core i9 9900K

9900k-2080ti.4000.3000.2400.png
大きく差は開いてませんが概ね、メモリスピードは速いほうがスコアが上がる結果となりました。

Ryzen7 2700X

2700x.2080ti.4000.3000.2400.png
「3D MARK」ではメモリスピード、容量に反映しない結果となりました。

2700Xの場合、クロックスピードよりもレイテンシーが影響しやすい結果となりました。

SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
shadow title.jpg
「平均フレームレート」

Core i9 9900K

9900.2080ti.4000.3000.2400.シャドウ.png
SHADOW OF THE TOMB RADERではメモリスピードが速いほうがフレームレートが安定し快適なゲームが楽しめます。

特にフルHDの伸びが素晴らしい!

4Kは違いが見られませんでした。

一方、2400MHzではベンチマーク測定中に「ポリゴン欠け」が発生しフレームレートが安定しませんでした。

Ryzen7 2700X

2700x.4000.3000.2400.シャドウ.png
2700Xでは4000MHzのポテンシャルが引き出せていない。

意外にも2400MHzが優位なスコアとなりました。

RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
tomb rader sc.png
「平均フレームレート」

Core i9 9900K

9900k-2080ti.4000.3000.2400rise.png
フルHD、WQHDなら4000MHzが優位なスコアになりましたが4Kでは恩恵を受けない結果となりました。

比較的3000MHzがトータルバランスが良いです。

2400MHzは伸びが悪くフレームレートが安定しません。

ゲーム中にポリゴン欠けや1秒間くらい静止するといったトラブルがありました。

Ryzen7 2700X

2700X-2080ti.4000.3000.2400RISE.png
メモリスピードに差がなくRyzenのCPUによるオーバークロックは期待できないスコアとなりました。

デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
deus sc.png
「平均フレームレート」

Core i9 9900K

9900k-2080ti.4000.3000.2400deus.png
4000MHzも3000MHzも、ほぼ変わらないスコアとなりましたが2400MHzでは極端なロースペックはPC構成上バランスが悪くスコアが伸びずメモリによるボトルネックが発生しました。

Ryzen7 2700X

2700x-2080ti.4000.3000.2400deus.png
4000MHzによるメリットはないスコアとなり3000MHzが一番スコアが伸び良い。

ただ解像度が細かいほど9900Kよりもスコアを上げているのでPC環境に応じてメモリスピードや電圧など細かい調整すれば満足できるスコアが出せるかもしれないです。

超高速メモリの恩恵を受けるのは今、最強の「Core i9 9900K」が一番、相性が良くフレームレートも安定しゲーム環境が更に良くなりました。

一方で「2700X」はメモリスピードとは無縁の結果という印象があります。

オーバークロックしても、あまり伸びないCPUなので予想はしてましたが予想通りの結果となり残念です。

?9900Kであれば更なるフレームレート向上が期待できる

?4000MHzまで対応しているので最適なメモリスピードを見つける楽しさがあります。

BI1.png
BI2.png
?筆者の主観ですがLEDライティングの演出がカッコいい!

2700Xの場合、メモリスピードは、あまり反映しない。

また最適なスピードを突き止めても9900Kと比べスコア最大値が低いため、メモリ容量さえあれば足りれば良し、といった結果となり買い替えのメリットはあまり感じません。

9900Kの場合は超高速メモリほどスコアが伸びる結果となり非常に満足しました。

また上級者は「電圧」など細かい設定をコントロールし故障リスクを背負いながらスコアを競います。

9900Kは設定次第で、まだまだ伸びしろがある素晴らしいCPUです。

一方、2700Xは低レイテンシーに影響しやすいので、やや高価になる傾向があります。

メモリスピードに拘らず価格重視で選んでも良いと思います。

2700Xの導入を検討しているならば安価なメモリでも十分、足ります。

今、メモリの価格が下落して、とても買いやすいタイミングです。

このチャンスにメモリを新調してみては、いかがですか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

本日の1票をお願いします。



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