最近の若い人は、クルマに興味がないんだとか。
そうだろうね、子どもの頃からクルマがあるのが当たり前で、道具として使ってるわけだから、特にステータスとか感じないんだろうね。
免許も、乗りたいからじゃなくて、持ってないと困ることもあるだろうから、みたいな感じ？
時代ですなあ。
さて、最近は免許を合宿で取る方が多いそうですね。
なんか、豪華な宿舎に泊まって、美味しいもん食べてみたいなのが人気だとか。
しかも短期間で取れて。
いいっすね。
女子に受けるでしょうね、そういうの。
と、思っていたら、こんなのもあります。
なんすか、これ。
何しに行くんすか、これ。
父ちゃんは許さんぞー（棒読み）！
まあとにかく、時代は変わった。
間違いなく変わった。
そんな、甘っちょろい合宿で免許を取ろうと思っている若造に、昔の話をしてやろう。
私が教習所に通っていたのはウン十年前だ。
その頃は、パソコンも携帯もない時代だから、教習の予約を取るのも、キャンセル待ちするのも、全部人力。
デジタルじゃない。アナログ。
受付に行列作って並んで、くるくるパーマの受付のおばはんに、何日の何時は空いてますかー、みたいな。
しかも、そりゃ高校出たら免許獲るでしょみたいな流れだから、超混んでる。
当然、応対は横柄。
そんな時代でしたよ。
しかし、横柄なのは、受付のおばはんだけじゃない。
教官が強烈。
優しい教官、怖い教官、意味がわからない教官、まさに人種のるつぼ。
だまーって助手席に乗ってて、指だけで進行方向指示して、いいも悪いも言わず、そして、いきなり急ブレーキを踏む教官。
いきなりっすよ、ガン！ってブレーキ踏んで。
は？って青ざめてると、
「おい、ブレーキ遅えんだよ」
と、中学の不良の先輩みたいなイントネーションで指導されて。
ヤクザか！
また別な教官は、助手席に乗るなり、バイザーの所に携帯ラジオをぶら下げて、競馬中継スイッチオン！
なになに？
教習中じゃないの？
おーい、運転してますよー。
で、１コマ終わると、ハンコをポンポン押してくれる。
こんなのでいいのか！
さらに、助手席に乗ると、「はい、じゃあ頑張っていきましょう！」と明るく声をかけてくれた教官。
「ああ、この人は普通だ」と思うまもなく、靴を脱いで、靴下も脱いで、足をダッシュボードの上に。
で、足の皮をむき始めた。
皮膚病か！
今こんな教習所があったら、逆にお客さんが集まるかもｗ。
優しく教えてもらえる若い人たちがうらやましいです。
しかも、カップルでだなんて。
これから免許獲る若者の皆さん、良い教習所を選んで下さいね！
