:
都市封鎖から1か月半が過ぎた武漢市でも、新たな挨拶の流行が生まれていた。
「もう、PCR検査は受けた?」である。
この挨拶の背景にあるのは、4月から中国で行われた、とんでもない量の「大量検査」だ。4月8日、封鎖が解除されるのと前後して武漢で6人の新規感染者が発見された。これを重く見た当局は、およそ 900万人を対象にPCR検査 を行うことを決断、実行したのである。
およそ 20日間で検査を終えた人数は990万人 に達した
※1日44.5万人検査ってことですね、4月時点でピーク時は1日100万人検査できたそうです
ほぼ全市民にPCR検査を行ったことによって確認された無症状感染者に関する情報だ。 990万人のなかで無症状感染者は300人 であった。
この300人と濃厚接触があったと考えられる人々を追跡していて、その数は 1174人 にのぼった。
興味深かったのは、衛生当局が新たに見つかった無症状感染者の生活に入り込み、ウイルスがどのように周りに広がっているのか、徹底して調べている点だ。手法はサンプル調査だ。
サンプルの対象はマスク、コップ、歯ブラシ、スマートフォン、床、家具、ドアノブ、トイレ、排水溝といった身の回りの品から、感染者が利用するエレベーターのボタン、共有スペースに置かれた物や通路からも採られた。 検査されたサンプルは3343にも及んだが、驚いたことにそのすべてが「陰性」と判断 されたことだ。
検査費用:9億元(約136億円) ※一人約1500円
検査に従事するスタッフ:1451人
検査機器:701台
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image