冬になり、気温が下がると、必然的に室内での滞在時間が長くなり、密集や密閉といった感染リスクを高める状況も生じやすい。重症化しやすいとされる高齢者らにとっては、北海道で目立つ家庭内感染も懸念材料になる。
風邪などの原因となるコロナウイルスは 一般的に気温が低下すると、飛沫(ひまつ)感染で流行が拡大する と考えられている。
東京医科大の濱田篤郎教授(渡航医学)は「欧州で感染が再拡大しているのも寒さが原因といわれている。北海道の感染者増も同様で、感染拡大地域が北日本から南下してくる恐れがある」と警戒感を示した。
冬場の特徴は寒さと乾燥だが、濱田教授によると、気温の低下が人の行動に与える影響が大きい。濱田教授は「 部屋を暖めて積極的に換気 をするしかない。 手洗いももちろん大切で、室内でもできる限りマスクを着用すべき だ」と指摘する。
エアロゾルは長時間にわたって空気中を漂う。このため、濱田教授は一定の湿度を保つことも有効だと説明、「加湿器は清掃などで適切に管理しなければ、別の病原体をまき散らす可能性があるため注意が必要だ。 部屋干しなどでもよい だろう」と話した。
JR東日本では、窓開けや車両上部の空調装置からの外気取り入れなどで2、3分で車内の空気が入れ替わるいう。「換気の重要性は認識しており、基本的には今後も継続していく予定だ」と話している。
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