同研究所によると、性別は男性が97例(52%)、女性が88例(48%)で、年齢の中央値は55.0歳(四分位範囲40.0−69.0歳)。50歳代(33例)、60歳代(37例)、70歳代(33例)が入院患者の半数以上を占めた。感染確認の経緯も取り上げており、「国内確認」が151例(82%)、「チャーター便による帰国」が5例(3%)、「ダイヤモンド・プリンセス号乗船者」が29例(16%)となっている。
何らかの基礎疾患を有した症例が103例(56%)あった。その内訳は、高血圧が39例(21%)、糖尿病が28例(15%)、脂質代謝異常症が24例(13%)、喘息が10例(5%)、悪性腫瘍が7例(4%)、腎疾患が4例(2%)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が4例(2%)、脳血管疾患が2例(1%)となっており、「喫煙歴が15例(8%)で認められた」としている。
初発症状に関しては、発熱が109例で最も多く、以下は、呼吸器症状(68例)、倦怠感(23例)、頭痛(17例)、消化器症状(16例)、鼻汁(8例)、関節痛(7例)、嗅覚異常(6例)、味覚異常(4例)などの順だった。また、入院時の症状については、呼吸器症状(61例)、発熱(53例)、消化器症状(21例)、倦怠感(13例)、嗅覚異常(11例)、味覚異常(10例)などを挙げている。
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