瑞葉が慧輝をふった理由とは。
可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 13巻 / 花間 燈
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<第一章 被ってごらん、くまのマスクを>
慧輝は瑞葉に告白し、振られました。
瑞葉はそれ以降、家でも学校でも慧輝のことを避けるようになりました。
慧輝はとても傷心し、クマの着ぐるみの頭部を被って席に座るという奇行をして、教室をざわつかせました。
唯花ちゃんや紗雪先輩、真緒に、瑞葉に振られたことを伝えました。しかし『瑞葉が慧輝のことを好きじゃない訳がない』と言い切られ、その言葉を信じて慧輝は瑞葉に、告白を断った真意を聞きます。
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瑞葉:「兄さんが好きっていうの、わたしの勘違いだったみたい」
「ずっと一緒にいたから、勘違いしちゃったんだと思う。普通に考えたら、家族相手に恋なんてするはずないのにね」
「わたしの兄さんに対する気持ちは、恋じゃなかったってことだよ」
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そして瑞葉は、これからは普通の兄妹の関係に戻ろうと告げました。
<第二章 可愛ければ妹でも好きになってくれますか?>
瑞葉に告白して振られたことは、すぐに周りの人たちにも知られました。
そして真緒に改めて『付き合って欲しい』と告白されましたが、やはり慧輝は瑞葉のことが好きで、その告白を拒否。
その後、慧輝と瑞葉の関係はすでに学校内で噂になっていて、『兄妹で好き合うなんてありえない、気持ち悪い』と陰で言われていることが分かりました。
瑞葉は慧輝のことを好きですが、この悪評判を気にして慧輝の告白を断っていたのでした。
後日。
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「——ね、聞いた? 桐生と妹ちゃんの話の続報」
「——聞いた聞いた! あのふたりって実は両親公認の婚約者どうしなんだってね!」
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慧輝は強引に話を進展させ、瑞葉と婚約しているという噂を学校に流しました!
これは嘘の噂を学校に広めたのではなく、両親の了承を得て、本当に慧輝は瑞葉との結婚を許してもらいました。
瑞葉の両親が他界して桐生家に瑞葉が引き取られたこと、瑞葉と慧輝は血が繋がっていないことなどを学校新聞に載せて記事にしてもらい、慧輝は自分と瑞葉との関係を、強引に学校中に認めさせました!
慧輝の行動と説得に、瑞葉は遂に告白を受け入れて、二人は付き合うことになりました。
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「わたし、本当は嬉しかったんだ。兄さんがいろいろしてくれたこと。頑張ってくれたこと。ぜんぶ、涙が出るくらい嬉しかった……」
「両想いって、こんなに嬉しいんだね」
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<第三章 ノーパンガールはシスコン兄貴の顔を見ない>
瑞葉と慧輝は付き合い始めました!
書道部の女子たちは瑞葉から惚気話を聞いて、それぞれの反応を見せました。
瑞葉は鷹崎先輩から、「慧輝くんって女の子の友達が多いし、他の子に目移りしない保証はないと思わない?」と言われました。
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「兄さんが浮気するとは思えないけど……」
「女の子にモテモテなのは本当なんだよね……」
「……ちょっと確認するだけなら、いいよね?」
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実際に、瑞葉が兄を見張っていると、彩乃さんや女装した三谷凛に抱きつかれていました。
不安になった瑞葉は、慧輝の女子とのやり取りを見ていたと本人に伝え、話し合いました。もちろん、慧輝の方に浮気をする気は全くありません。
「不安にさせたのは事実だしな。これからもっと頑張って、俺が瑞葉しか見てないってわかってもらうよ」
と、慧輝は瑞葉に伝えました。
(その後キスした)
<第四章 変態娘が女子会してみた>
・瑞葉と慧輝が家でどんな生活をしているのか気になり、紗雪先輩が書道部の女子たちを招集しました。
瑞葉と慧輝はエッチなことはまだしていないなど、他の子はいつから慧輝を好きになったのかなど、恋バナをしました。
・瑞葉の様子が少しおかしくなりました。
やたらと無防備で胸元をパタパタしたり、急にそっけなくなったり、たまに一人でため息をついたり。
慧輝は瑞葉の変化が気になります。瑞葉には何か悩みがあるのかもしれません。
・ 鷹崎先輩が福引で温泉旅行のペアチケットを当てて、慧輝にくれました!
瑞葉と一緒に温泉旅行に行くことになりました。
<第五章 混浴ですが、なにか?>
・瑞葉と慧輝は二人で温泉街へ行き、イチャイチャデートを楽しみました。
・日帰りの予定でしたが雪が降り始めて電車が運行停止になってしまい、急遽、宿に泊まっていくことになりました!
・ その夜、慧輝と瑞葉は混浴。 一緒にお風呂に入ったものの、エッチなことはしませんでした。
・ この温泉旅に行ったのは三月三日。瑞葉の誕生日です。慧輝は夜、その日最後のサプライズとして、バイトで溜めた資金で買った、婚約指輪を瑞葉にプレゼントしました!
温泉旅行から家に帰った後。
慧輝と瑞葉はいい雰囲気になり、キスをし、慧輝は瑞葉の胸部に手を当てがいました。そしてこれからというその時、
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「あっ!? 兄さん、ちょっと待って……っ!?」
「え? まさかここまできてお預け? もしかして強引すぎた?」
「そうじゃなくて。強引な兄さんも嫌いじゃないし、ぜんぜん嫌じゃなかったけど、なんていうか緊急事態で……」
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瑞葉の目線に釣られて視線をやると、そこには普段あまり帰らない両親が立っていました!
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「母さんと仕事の休みが重なったから帰ってきちゃったんだけど……」
「どうやらお楽しみだったみたいね♪」
「…………」
「帰るタイミング、最悪すぎるだろ……」
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※次回、14巻がこのシリーズの最終巻です!
(『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』13巻のネタバレ・あらすじ)