・熱帯林を持つアフリカの森林面積は、森林破壊への国際的な取組みにより減少速度は小さくなってきたが、対照的に南米では加速している。
・熱帯林には、地球上の生物種の半分以上が生息しているといわれている。森林破壊は貴重な野生生物種の絶滅につながる。(熱帯林は「種の宝庫」といわれる)
・熱帯林は、いったん伐採すると植林でも追いつかないほど再生は困難である。
・1992年の地球サミットで採択された「森林原則声明」は、森林保全に関する世界的な合意文書である。
・先進国主導により「持続可能な森林経営」という考え方に基づいて、熱帯林の保全に向けた国際的な取組みが行われている。(この考え方は、森林原則声明を踏まえたものになっている。)
・森林破壊の原因には、非伝統的焼畑耕作、薪炭材の過剰伐採、農地への転用、過剰放牧などがある。
(非伝統的焼畑耕作:休閑期間が地力回復期間より短い農業形態のこと。地力が戻らないうちにまた焼畑を行う。)
(伝統的焼畑耕作:林地などに火入れを行い、短期間作付けした後、長期間休閑させる方法。森林破壊の原因にはならない。)
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