とてもレアな事件が起こりました
それは!!
自宅に認知症のおじいさんが迷い込んでくるという事件です!!
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朝11時ころ。
家の外から 「すいませーん!!」 と呼ぶ声がするので、覗いてみると、ボロボロの傘で、ビニールがフレームから外れて、ずぶ濡れの状態で駐車場をウロウロしている70代くらいのおじいさんを確認。
はじめは、どういう状況か理解できず、誰かと話しているのかなと思っていたけれど、そうじゃない様子。
またどこかへ歩いて行こうとしていたので、とりあえず見に行こうと大雨の中、私も傘をさして外へでたんですけど、
そんな私を見たおじいさんは、 「すいません!!」 とかけ寄ってきて、
「〇〇百貨店はどこにある?」 と聞いてくる。
私はその百貨店を知らなかったので、この辺にあるのかとか聞いてみたけれど分からず。そうするとおじいさんは、 「すいません。ありがとう!」 と言って、また歩いて行こうとする。
傘がボロボロだったので、私の綺麗な傘を渡そうとしたんですけど、「いや。いいです。ありがとう!」と言って、フレームだけの傘をさしていこうとするので、
これは正常な判断はできてないと思い、もう一度引き留めて、濡れない場所に移動して話を聞きました
いろいろと地名を聞いていくと、おじいさんの家はその〇〇百貨店で、彼女に会うために出たところ、道が分からなくなったとのこと。
私の家からは、歩いて1時間はかかる場所でした。
とにかく〇〇百貨店と県警の近くとしきりに言っていたので、〇〇百貨店を検索してみると、実際にある!!
ってなわけで、電話をかけて事情を説明しました。そしたらなんと、迎えに来てくれるということに。
おじいちゃんにも迎えが来てくれることを説明して、椅子やお茶を用意してその場で待機(笑)
色々と聞いて行くと、
年齢は48歳と答える。どう見ても、48歳には見えないので(失礼ですが・・・)
生年月日を聞くと、昭和18年と回答。 79歳やないかーい !!
娘さんはおじいさんの中では20歳らしい。そして、20歳年下の奥さんと結婚したと
どうやらおじいさんは、40代で彼女に会いに行こうとしていたけれど、20歳年下の奥さんと結婚はしている世界にいるらしい(笑)
話しを聞いている間も、「まだ迎えに来ないだろうか?」とボロボロの傘をさして雨の中出て行こうとするので、
家族にも電話もして、こちらの電話番号も伝えているから大丈夫だからと安心させて対応。
実際どれぐらい歩いて来たかは分からないけれど、言っていることが事実だとしたら1時間は歩いてきているので、
もう足がフラフラで転倒しそう
歩いて行かしていたら間違いなく転倒するレベル
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小一時間待っていると、奥さんが迎えに来てくれました
「あんたどこ行ってたん!!」って怒られていました(笑)
奥さんに話を聞くと、いなくなって探していて、警察に電話しようかと思っていたときに、私から電話がかかってきたようです♪
ケアマネさんもついていて、最近になってデイサービスにも行きだして、日によって幻視も見えるときがあるようですね。
病院にもかかっているということでした。
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認知症高齢者の徘徊対策としては、閉じ込めるのは虐待になってしまいます。
高齢者虐待防止法で発見した場合通報しなければいけないので、閉じ込めることはできません。
仮に出かけたとしても安心できる対策をとる必要があると思います。GPSが高いですが、シューズに収納するものもあるので紹介しておきます。
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感想(118件)
私がこれまで実際に担当したケースでは、認知症の高齢者にGPS携帯を持たせて、家族が位置を把握するという対応をしているケースもありました。
どの辺まで行けば帰れなくなるのかを把握したり、いつもとは違うコースへ行っていたら探しに行くという対応を家族が行っていました。
そういった通信端末を持たせるという習慣がつくかつかないかっていう問題はあるんですけど、最近の高齢者はスマートフォンを使っている方も多いですから、意外となじむかもしれませんね
こういった徘徊探知機については各自治体で取り組み事業があったりして、一定額の助成をしている自治体もありますから、
認知症高齢者を介護していて、徘徊なんかに困っているという方については最寄りの地域包括支援センターに相談してみるのも良いと思います♪
認知症高齢者はこれからどんどん増えていきますし、徘徊するお年寄りを0にすることは不可能です。
徘徊したとしても、ある程度安心できる対策をとっておくということが重要かもしれませんね♪
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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