思い出したくなかったあの人と石になる私とショーン
最終話
私は大きく深呼吸した後で
「
最初に言っておくけど、あんたらに近づきたいとは今でも思ってるし、モチベーションにもなってる。
私は、辞めたつもりはないよ。
ただ、最近の企業案件、win-winなのかい?
あんたらの教えはこうだったはずだ。
企業ーあんたらー読者 = win-win-win
ネットで拾ったもっともらしい言葉をつぶやいて自分を鼓舞するあなたの姿を見たくないだけ。
」
アルパカは何も言わなかった。
私はアルパカの背中を見送りながら、いつもと違う道を歩いて行った。
その時、ヒトデをくわえた一匹の黒い猫が羊を追う様に、私の前を通り過ぎて行った。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image