気に入って頂けましたでしょうか?
たださっさと美術館見学しただけでは気づかないことを記事を書くうちに
自分自身もいろんなエピソードや新しいことを発見したり、と
予想しない事が結構あります。
今回、イザベッラ・デ・メディチの件は(詳しくは 前回の?G をご覧ください)
決して私の発見ではないですし、一個人のブログなので本当に微力で
ありますが世紀を超えて彼女のイメージが間違って知れわたっている
ことを少しでも多くの方に異なった事実だという事を認識してもらえ
たのではないかと思うと私自身も本当にブログを続けていてよかったな、
と思います。
これもひとえにいつも読んで応援して下さる皆様のおかげです。
どうかこれからもよろしくお願いいたします。<(_ _)>
さて、おしゃべりはこれくらいにして
今日はチェレートグイディの町で毎年クリスマス前からベファーナの
祝日の1月6日までのクリスマスシーズンに披露される
プレゼーペ(プレゼピオ)についてです。
プレゼーペとはイタリアで飾られるクリスマスの飾りで各家庭や、
教会などでキリストの誕生の様子を描いた物語絵の様な人形飾りです。
Il presepe di Cerreto Guidi
ご覧ください、この素晴らしいプレゼーペを!
画像では少しわかりづらいかもしれませんがそのほとんどが
ウンチネット UNCINETTO (かぎ針編み)という編み物で
作られています。
言っておきますがウンチとは別物です。)
いわゆる編み物だけで町や人形や、自然などを表現しているのですが、
チェレート・グイディのシンボルといってもいいほどである
メディチ家の別荘と隣の教会、そして時計塔なども実に忠実に表現され
唯一 時計塔の位置が実際よりも横によりすぎで
本来は教会の後ろ、別荘寄りの位置にあるべきなのですが
恐らく時計塔の位置をずらさないと良く見えないから、
という理由からなのかもしれませんね?
チェレートグイディの集落を舞台に
クリスマスのテーマであるキリスト誕生の様子や、受胎告知などが
表現されているこの作品は実に精巧によくできていて、
時間によって人物が動いたり、水が流れたり、
日が暮れて、夕方になりそして夜になったら暗くなり星が出てくる
という演出もあります。
しかも、別荘の部分だけでなく、別荘のもっとその先にも
民家や自然や羊飼いなどがいるところなども細かく表現されていて、
見ている人も楽しくなります。
夕方になりうっすらと暗くなると民家では暖炉の火が明るくともり
キッチンでは薪で調理をしている様子などを垣間見ることが出来ます。
ちなみに今年は2018年12月2日から2019年1月6日までの間
第8回目のチェッレートグイディのプレゼーペの展示があるそうです。
機会がありましたら是非ご覧ください。
もし今年いけなくても、恐らく毎年公開されると思われますし、
プレゼーペの公開される時期は大体12月の初旬から1/6の間
と決まっていますので、
次回のイタリア旅行でこの時期に旅行をされる予定の方は
各地でのプレゼーペを見学するというのも旅行の一つの楽しみとして
計画されるのも良いですね。
上の動画はチェレート・グイディのプレゼーペをもっと大きく見る事が
出来ますのでリンクを貼っておきます。
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さて、チェッレート・グイディについては今日で最後になります。
いかがでしたか?(´・ω・`)
皆さんのご感想をお聞かせください。それではまた!!