米長期金利の上昇によるリスク回避の動き
米政治情勢の混迷
米長期金利は、3日に発表された8月JOLTS求人件数の結果を受けて急伸しました。この結果を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測が強まり、株式市場ではリスク回避の動きが強まりました。
また、米政治情勢は、つなぎ予算を成立させ米政府機関閉鎖回避にこぎつけたマッカーシー下院議長が共和党内の保守強硬派からの反発で解任されるなど、混迷の様相を深めています。この問題については先行きがなかなか予想しづらく、引き続き株式市場のリスク要因としてくすぶっています。
個別銘柄では、輸送用機器や景気敏感株、バリュー株が軒並み下落しました。一方、グロース株の一角は上昇しました。
今後の株式市場の見通しについては、米長期金利の動向が重要です。米ADP雇用リポートの結果次第では、米長期金利の上昇が一服する可能性もありますが、依然としてリスク回避の動きが強まる可能性もあります。また、米政治情勢の混迷も株式市場のリスク要因としてくすぶり続けるでしょう。
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