私も初心者の頃に経験があります。
XX銀行、XX証券会社のチーフ為替アナリストが「今月末のドル円はXX円になる見通しだ」のようにレポートに書いたら、あるいは有名なエコノミストがニュースで為替水準についてコメントしたら、初心者はそれを参考どころか判断の基準にしてしまうでしょう。
しかしすぐにわかります。 全く頓珍漢で当たらないことが 。
例えばこの記事を執筆しているのは2015年4月30日ですが、各社(シティバンク・モーニングスター・三井住友銀行・東京三菱UFJ 等)が先週出した今週の為替相場予想では、既に週の2日目の火曜日の時点でユーロ円で2円以上予想レンジからはみ出ています・・・
1年間ではなくたった7日間程度で、ピンポイント予想ではなく、レンジ予想からさらに2円以上ずれるというのはもう「占い」レベルと言ってもいいでしょう。
念のため申し上げると、彼らは基本的に優秀で賢いです。問題なのは、それでも 為替の水準を事前に予想することは極めて難しいということ です。
また彼らの仕事は判断の材料を提示することなので、為替の水準を「当てる」ことを求めるのは少々酷です。
このことを前提とすると、以下のことが言えます。
1)他人の言うことやニュースは、プロであってもただの材料・ネタとして聞くだけ。
2)「これからドル・ユーロ・ポンドの水準はこうなる!」と
力強く叫んでいるアナリストやブロガーはかなりの割合で問題がある人が多い。
3)イベントが終わった後の後付けの解説も、むしろ何とでも説明できるので見ないほうが良い。
4)むしろ間違った予見を自分の心に植えつけないためにも、「素の状態で」トレードしたほうが良い。
ちなみにトレーダーの間では、お互いに「見ざる言わざる聞かざる」です。
つまり、
利益は、あなたの心の中にある、ということです。
この点についてはまた別の記事で詳しく述べます。
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