もう15年くらい前?に、たまたま本屋さんで1作目を立ち読みして一目ぼれ
教員、施設職員、療育の指導員…いろんな立場で子どもたちと楽しく読んできた絵本です
1階から100階まで上がっていきながら(本によっては下るものも)、数字や文字、動物等の名前や特徴といった情報にたくさん触れられます
10階ごとに違う種類の住人がいるので、1冊で10種類の住人たちに出会えます。
インテリアや生活様式、お部屋自体の作りも住人ごとにさまざま。
隅々までチェックしたくなります
それと同時に次は誰が住んでいるかな?最上階には誰が待っているの?と、わくわくしながらどんどんページをめくっていってしまいます。
この本のおすすめポイントは他にも
お名前.com
1階から100階に着くまでの間は、見開き1ページの文章が少なく、センテンスが短いので、まだ長い文章を読むのには不慣れなお子さま、文章を読むのが苦手なお子さまにも、ハードルが低めだと思います。
※いえに入る前と最後の階ではわりと長めの文章になっているので、そこは療育者が読んであげる等、お子さまの力に合わせて調整してあげてください。
100階の住人と出会って、用件()が終わったら、毎回、バビューンとあっという間に地上に戻っておうちに帰れます。
帰りはエレベーターであっさり降りたり、温泉とともに一気に噴き出したり。
階段でコツコツ100階までたくさんの住人に会いながら進んだのに、帰りは一瞬でいえに入る前の場所に戻ってくる
この瞬間に、今まで積み上げてきた「100かいだてのいえ」の世界がさあっと溶けてしまい、夢から覚めたような読後感があります
つかみどころのない不思議で特別な場所に行ってきた感覚を味わうことができる、とても素敵な演出です
そして、またいつでも好きな時にページをめくってその世界に入って行けるのが絵本のいいところですよね
1000万人の絵本ためしよみサイト|絵本ナビ
【このカテゴリーの最新記事】