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2019年02月16日
順番に数えることができるようになったら他の数え方も☆数唱ポスター☆
療育の指導員をしていた頃、年長のお子さまを持つ保護者の方や、同じく年長のお子さまを担当する指導員からも度々あがる質問が、
「小学校に入るまでにあとどんな力をつければいいの?」
もちろん細かいことを言えばお子さまの発達段階や性格によって千差万別ですし、あれもこれもと求めればきりがないことではあるんですが……
1年生の1学期というのは、保育園・幼稚園までの生活とはがらっと変わり、どんなお子さまにとっても、楽しくもしんどい数か月です。
慣れた環境や生活習慣の中で過ごせている年長さんの間に、 学習面でのつまづきを先取りして軽減してあげられるといいな という視点で、目安となることがいくつかあります。
以前にご紹介した、「10の合成」や「小さい字(拗音)の読み書き」をマスターしておくというのもその一つです。
今回は小学校での算数の学習に入る準備として、取り組みたい課題をご紹介します。
年長さんまでに
100までそらで数えられるように
という課題に取り組まれるご家庭は多いですし、100まで覚えられると次はもっと大きな数に進む保護者の方もおされます。
私の考えですが
1から100までを何も見ずに数え上げられること
それと同時に、またはその次の取り組みとして、
「逆唱」 や 「とび数え」 に取り組むといいと思います。
経験上、100まで数えられても、10進法の感覚が今一つつかめていないお子さまがいます。
一の位と十の位の複層的な1→9の繰り返し構造を意識できていない状態です。
いろんな数え方を経験をすることが数的な感覚・理解が広がる役に立つと思い、作ったのが、すごろく様のマス目をただ数える課題です。
もっと小さいお子さまには、二桁の数字を読み方を覚える練習にも使えます
私は「数唱ポスター」と呼んでいます。
準備するものは、
A2前後の紙に数十までの数字を書いた紙。
何かしらルートを進むデザインにするのがミソです。
ただ並んだだけの数字ポスターでももちろん読む練習はできますが、こっちの方が楽しくできます。
1〜20まで。これは無料で公開されている子ども向けの達成表(トイトレのがんばり表等に使えるもの)を拡大コピーして着色しています。
30まで。こちらもがんばり表としてダウンロードできるもの大きくして塗っています。
40まで。宇宙。これは包装紙に折り紙等を貼って作りました。
私はホワイトボードに貼って使っていたので、裏に板磁石を貼っています。
もう一つは
ペーパーパペット
ポスターのデザインに合わせて用意します。
マスに書いてある数を読みながら、すごろくの駒のように進めていきます。
紙とストローで簡単に作っています。
進め方は簡単。
お子さまにペーパーパペットを持ってもらい、
順番に数えながらスタートからゴールまで進む。
ゴールからスタートまで反対向きに進みながら数を読む。
指導員と交互に読む(2とびの導入)
5とびや10とびで読む
2とびや3とびで読む
等々、いろいろなルールで1〜ゴールまでの数字を数えていきます。
あまり長く繰り返すと大変なので、最大でも50までのポスターで取り組むのがいいと思います。
(まだ100までを何も見ずに言えないお子さまは、別でそちらの練習もしていきましょう)
一人で練習として読んでも楽しくありません。
一回ごとにお題をだし(Ex.「次ゴールからスタートまで反対に読めるかな?」「次はジャンプで5と0のところだけね」等)しっかり聞いて間違えずにゴール(スタート)までたどり着いたのを確認してあげてください。
きちんと見てくれている人がいると、差し棒を持って発表しているようで自然とモチベーションが上がります
「小学校に入るまでにあとどんな力をつければいいの?」
もちろん細かいことを言えばお子さまの発達段階や性格によって千差万別ですし、あれもこれもと求めればきりがないことではあるんですが……
1年生の1学期というのは、保育園・幼稚園までの生活とはがらっと変わり、どんなお子さまにとっても、楽しくもしんどい数か月です。
慣れた環境や生活習慣の中で過ごせている年長さんの間に、 学習面でのつまづきを先取りして軽減してあげられるといいな という視点で、目安となることがいくつかあります。
以前にご紹介した、「10の合成」や「小さい字(拗音)の読み書き」をマスターしておくというのもその一つです。
今回は小学校での算数の学習に入る準備として、取り組みたい課題をご紹介します。
年長さんまでに
100までそらで数えられるように
という課題に取り組まれるご家庭は多いですし、100まで覚えられると次はもっと大きな数に進む保護者の方もおされます。
私の考えですが
1から100までを何も見ずに数え上げられること
それと同時に、またはその次の取り組みとして、
「逆唱」 や 「とび数え」 に取り組むといいと思います。
経験上、100まで数えられても、10進法の感覚が今一つつかめていないお子さまがいます。
一の位と十の位の複層的な1→9の繰り返し構造を意識できていない状態です。
いろんな数え方を経験をすることが数的な感覚・理解が広がる役に立つと思い、作ったのが、すごろく様のマス目をただ数える課題です。
もっと小さいお子さまには、二桁の数字を読み方を覚える練習にも使えます
私は「数唱ポスター」と呼んでいます。
準備するものは、
A2前後の紙に数十までの数字を書いた紙。
何かしらルートを進むデザインにするのがミソです。
ただ並んだだけの数字ポスターでももちろん読む練習はできますが、こっちの方が楽しくできます。
1〜20まで。これは無料で公開されている子ども向けの達成表(トイトレのがんばり表等に使えるもの)を拡大コピーして着色しています。
30まで。こちらもがんばり表としてダウンロードできるもの大きくして塗っています。
40まで。宇宙。これは包装紙に折り紙等を貼って作りました。
私はホワイトボードに貼って使っていたので、裏に板磁石を貼っています。
もう一つは
ペーパーパペット
ポスターのデザインに合わせて用意します。
マスに書いてある数を読みながら、すごろくの駒のように進めていきます。
紙とストローで簡単に作っています。
進め方は簡単。
お子さまにペーパーパペットを持ってもらい、
順番に数えながらスタートからゴールまで進む。
ゴールからスタートまで反対向きに進みながら数を読む。
指導員と交互に読む(2とびの導入)
5とびや10とびで読む
2とびや3とびで読む
等々、いろいろなルールで1〜ゴールまでの数字を数えていきます。
あまり長く繰り返すと大変なので、最大でも50までのポスターで取り組むのがいいと思います。
(まだ100までを何も見ずに言えないお子さまは、別でそちらの練習もしていきましょう)
一人で練習として読んでも楽しくありません。
一回ごとにお題をだし(Ex.「次ゴールからスタートまで反対に読めるかな?」「次はジャンプで5と0のところだけね」等)しっかり聞いて間違えずにゴール(スタート)までたどり着いたのを確認してあげてください。
きちんと見てくれている人がいると、差し棒を持って発表しているようで自然とモチベーションが上がります
2018年09月06日
楽しく遊んで数の概念を育てる☆アイスクリーム屋さんごっこ☆
ごっこ遊びをすると、子どもたちは楽しくいろいろな学習ができます。
しかも、工夫して面白く作れば、子どもたちは 自ら、繰り返し 取り組んでくれます
アイスクリーム屋さん は「かず」の学習のために作った課題です。
1〜10までしっかり数えられるようになったら、次のステップとして、具体物を1対1対応で揃えていくことや、足し算の基礎として数を合計することに簡単に取り組めるように作ってあります。
まだ数字が書けない子には、数字のシール等も用意してあげるといいですね
療育者とお子さんが交互にアイスクリーム屋さんのお客と店員になり、注文します。
注文を聞きながらアイスクリームを用意するのではなく、まず、 注文書 に記入します。
注文の受け方と注文書の書き方は初めの一回だけ、療育者が店員になって見本を見せます。
しっかり店員さんとお客さんになってやりとりをすると、コミュニケーションスキルの獲得にもつながります
最初に容器を選んでもらいます。
私は、容器の種類によって、入るアイスクリームの上限を決めていました。
カップは10個まで、コーンは6個まで注文OKという感じです。
課題としては無駄に複雑になっているようですが、小道具が多少あった方が、ごっこ遊びは楽しくなります。
それからアイスクリームの注文を聞きます。
1種類につき3個まで頼めます
実際のアイスクリーム屋さんでは「何個」という頼み方はしませんが……1個=1スクープのイメージです
注文を聞いて シール を貼ってもらい、全部聞き終わってから、各アイスの個数と合計を書き入れます。
足し算ができなくても大丈夫。
シールを1,2,3,4……と数えれば合計がわかります
注文通りにアイスクリームを掬って完成です
療育者がお客の時は、お子さん(店員)が注文を聞いて注文書を書きます。
療育者が店員の時は(見本を見せる場面を除く)、お子さん(お客)に注文書に記入して渡してもらいます。
私は「お勉強」としてこのアイスクリーム屋さんごっこを提示していたので、子どもたちも自分が、どちらの立場でも注文書をまとめることを理解していましたが、お子さんによってそのあたりの融通が難しかったら、「店員役が注文書に記入」と統一してもいいと思います。
慣れてきたら応用として、 有料バージョン もあります。
まだ本格的にお金の学習をする段階ではないので、簡単にすべて100円にしてお金が入らない時と同じ処理でできるようにしています。
でも100円が10個集まると1000円というのは、この段階のお子さんにはまだ難しく……1つ10円でよかったと反省しています。
アイスクリームに見立てているカラフルな玉は 100円均一 の手芸コーナーで売っています。
アイスクリーム屋さんの土台は、段ボールに、小さめの紙コップを半分くらいの高さに切って貼っています。
カップ・アイスクリーム掬い(計量スプーンです)も100均です。
コーンは家にあった紙袋を巻いて作っています。
中にも紙を詰めて上げ底にしてあります。
しかも、工夫して面白く作れば、子どもたちは 自ら、繰り返し 取り組んでくれます
アイスクリーム屋さん は「かず」の学習のために作った課題です。
1〜10までしっかり数えられるようになったら、次のステップとして、具体物を1対1対応で揃えていくことや、足し算の基礎として数を合計することに簡単に取り組めるように作ってあります。
まだ数字が書けない子には、数字のシール等も用意してあげるといいですね
療育者とお子さんが交互にアイスクリーム屋さんのお客と店員になり、注文します。
注文を聞きながらアイスクリームを用意するのではなく、まず、 注文書 に記入します。
注文の受け方と注文書の書き方は初めの一回だけ、療育者が店員になって見本を見せます。
しっかり店員さんとお客さんになってやりとりをすると、コミュニケーションスキルの獲得にもつながります
最初に容器を選んでもらいます。
私は、容器の種類によって、入るアイスクリームの上限を決めていました。
カップは10個まで、コーンは6個まで注文OKという感じです。
課題としては無駄に複雑になっているようですが、小道具が多少あった方が、ごっこ遊びは楽しくなります。
それからアイスクリームの注文を聞きます。
1種類につき3個まで頼めます
実際のアイスクリーム屋さんでは「何個」という頼み方はしませんが……1個=1スクープのイメージです
注文を聞いて シール を貼ってもらい、全部聞き終わってから、各アイスの個数と合計を書き入れます。
足し算ができなくても大丈夫。
シールを1,2,3,4……と数えれば合計がわかります
注文通りにアイスクリームを掬って完成です
療育者がお客の時は、お子さん(店員)が注文を聞いて注文書を書きます。
療育者が店員の時は(見本を見せる場面を除く)、お子さん(お客)に注文書に記入して渡してもらいます。
私は「お勉強」としてこのアイスクリーム屋さんごっこを提示していたので、子どもたちも自分が、どちらの立場でも注文書をまとめることを理解していましたが、お子さんによってそのあたりの融通が難しかったら、「店員役が注文書に記入」と統一してもいいと思います。
慣れてきたら応用として、 有料バージョン もあります。
まだ本格的にお金の学習をする段階ではないので、簡単にすべて100円にしてお金が入らない時と同じ処理でできるようにしています。
でも100円が10個集まると1000円というのは、この段階のお子さんにはまだ難しく……1つ10円でよかったと反省しています。
アイスクリームに見立てているカラフルな玉は 100円均一 の手芸コーナーで売っています。
アイスクリーム屋さんの土台は、段ボールに、小さめの紙コップを半分くらいの高さに切って貼っています。
カップ・アイスクリーム掬い(計量スプーンです)も100均です。
コーンは家にあった紙袋を巻いて作っています。
中にも紙を詰めて上げ底にしてあります。