先週の相場は、12日から想定以上の上昇基調で過熱感を示す指標も相次いでいたが、日経平均は高値を切り上げ年初来高値を更新、一時1万8,800円台と大台代わりの1万9,000円が見えてくる水準にまで押し上げてきた。
調整らしい調整の場面がなく、短期過熱感が強まった。
騰落レシオ、ストキャスティクスなどテクニカル指標が過熱感を示している。
過熱感を冷ます日柄調整・値幅調整が必要なところである。
しかしGPIFや年金の株式運用比率の増加等買い需要が控えている。
また、2月の上昇が比較的短期間に一本調子の上げになったことで、上昇過程で買えていない投資家も多く、買い需要は強含みとされる。
また3月期決算物には配当取りの買いも控えている。
相場ムードも強気、株価も大きく崩れる心配はなさそう。
好材料が明確な上昇中の銘柄に追随買いを入れる必要がありそう。
ただ経済指標の発表が増える月初は、上値が伸びにくい可能性もあり、出遅れ銘柄を買うことも有効になりそう。
チャートをよく見て選別投資をしたい。
来週の国内日程は、2日月曜日が10〜12月期法人企業統計、2月新車販売、3日火曜日が2月マネタリーベース、1月毎月勤労統計調査、6日金曜日が1月景気動向指数など目立ったものはない。
海外日程は、2日がユーロ圏1月失業率、ユーロ圏2月消費者物価、米1月個人所得・個人支出、米2月ISM製造業景況指数、3日が豪州準備銀行理事会、米2月新車販売台数、4日が豪10〜12月期GDP、BOE金融政策委員会、米2月ADP雇用統計、ベージュブック、米2月ISM非製造業景況指数、5日が中国全人代開幕、ECB定例理事会、6日が米2月雇用統計など、重要な指標が目白押し。
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