日本チェーンストア協会によりますと、全国の主なスーパーの売り上げは、1兆155億円余りで、出店や閉店を除いた既存店の売り上げは前の年の同じ月を1%下回りました。
売り上げが前の年の同じ月を下回るのは、ことし4月の消費税率の引き上げ以降、6か月連続になります。
これは先月、平年より気温が低かった日が中旬にかけて続き、清涼飲料やビール、アイスクリームなどの販売が伸び悩んだことが主な要因です。
また、値上げが行われたハムやソーセージの売れ行きも振るわず、天候不順に加え、円安や原材料価格の上昇などを理由とした値上げも消費に影響していることがうかがえます。
日本チェーンストア協会は「今月も週末に台風が上陸した影響でスーパーの売り上げは前の年を下回る見通しだ。
消費は回復傾向にはあるが、増税や物価の上昇に伴う実質賃金の減少などもあって足取りは重い」としています。
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