マイクロソフトは次期WindowsであるWindows 10を発表した。発売は来年の予定だが、新しいWindows10に触れる前に、一度、Windowsの原点を体験してみてはどうだろうか。Webブラウザがあれば、誰でもWindows 95の1つ前の元祖ともいえる、Windows 3.1を体験できる。
●知っていますか? Windows 3.1
いまは、アップルやグーグルに押されて、あまり目立たない印象のマイクロソフトだが、それでもWindowsの世界シェアは8割を超える。まだまだ、その影響力は計り知れない。ついこのあいだも、次期WindowsとなるWindows 10を発表が世界的なニュースになったのは記憶に新しい。開発途中のWindows 10 Technical Preview版は、誰でもダウンロードして試すことができる。
ところで、長いWindowsの歴史の中でも、エポックメイキングなバージョンといえば、やはりWindows 95になるだろう。キーボードと文字(テキスト)中心のMS-DOSの時代を終了させた。一般家庭からオフィスまで、マウスで操作できる視覚的なWindowsを一気に普及させる起爆剤になった。その後、Windows 2000、そしてWindows XPの登場で、Windowsの地位は確立したといえるだろう。
実は、あまり目立たなかったが、Windows 95が出る3年前の1992年にリリースされたWindowsがある。それがWindows 3.1だ。現在のWindowsから見ると、外観も機能もはるかにチープだが、ウィンドウを開いてアイコンをダブルクリックするという、その後のWindowsの原点となった製品だ。MS-DOSからWindowsへの移行をリアルタイムに経験している方から、きっと覚えているはずだ。
●いますぐ体験できるWindows 3.1
そんなWindows 3.1を、簡単に体験できるサイトがある。
http://www.michaelv.org/
ここにアクセスすると、ある人達にはなつかしい、いまのWindowsしか知らない人には、おそらく衝撃の画面が現れる。それが、これだ!
ブラウザでWindows 3.1を体験できる。なつかしの「プログラムマネージャ」がドーンと表示される。
現れるのは、プログラムマネージャのウィンドウだ。「Main」や「Accessories」「Games」などのアイコンをダブルクリックすれば、昔、なつかしいプログラムを実行できる。「Accessories」を開けば電卓やメモ帳も起動するし、「Games」にはマインスイーパーも用意されている。コントロールパネルを開いて、壁紙を設定することも可能だ。
あくまでWebのシミュレーションなので、細かい動きまでは再現されていないが、筆者の遠い記憶を思い起こしても、確かにこんな感じだった。
特に仕事に役立つわけではないが、昔を知っている方は、少し触ると、当時のさまざまな記憶がよみがえるかもしれない。Windows 10 Technical Previewを試用する前に触ってみるのも一興だ。
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