今や様々な分野でコンピュータやロボットが活躍する時代。そんななか、2013年に、オックスフォード大学が702業種について、2020年にコンピュータに取って代わられる確率を試算。“バーテンダーの仕事がコンピュータに代わられる確率は77%”などの数値を発表し、世の中に衝撃を与えた。そしてこのほど、『週刊現代』(2014年11月1日号)が同大学のオズボーン教授にその追取材を行い、先のデータを徹底分析、“あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」”と題した記事がネット上で反響を呼んでいる。
『週刊現代』はオズボーン教授の談話とともに、「消える職業」「なくなる仕事」を一覧表として紹介。たとえば、
・銀行の融資担当者
・スポーツの審判
・不動産ブローカー
・レジ係
・ホテルの受付係
・時計修理工
などが挙げられており、これらがコンピュータに代わられる確率はいずれも90%以上だという。
確かにこれまで、基本的にコンピュータが可能だったのは、効率化・単純化できる仕事だったが、除々に認知能力を必要とする仕事もこなせるようになってきている。『週刊現代』によると、オズボーン氏は、人と人とがコミュニケーションをしなければいけないサービス業の壁すらロボットが乗り越えようとしていると指摘。一方で人間は、「機械にできることは機械に任せ」ることで、さらに「高次元でクリエイティブなことに集中できるようになる」という。
この記事について、ツイッターには「なんか妙に納得」という声がある一方で、「10年後も大して変わってないさ」とみる人も。また、
「あああ。10年後からはどうして暮らしていけばいいのかなあああ。。。」
と、仕事がなくなるかもしれないことに悲嘆にくれる人がいるかと思えば、
「10年後には存在も無かった仕事もまたぎょうさん増えてるんやろな」
と、新しい世界が広がることを指摘する意見もある。なかでも、
「プログラマは技術力だけでなく、デザイン力も磨くべきだろうな」
「コンピュータを管理する仕事は増えるだろうな」
など、デザインやオペレーションなど、IT関連の仕事で増えるものもあることを予想する人は多いようだ。
仕事がなくなれば、案外別の仕事が増えるもの。さて、10年後はどんなコンピュータ社会になっているのだろうか。
【このカテゴリーの最新記事】