ポケットに入れてたらiPhone 6 Plusが曲がった曲がったと騒がれているiPhone 6 Plusですが、どうやら本当に曲がるようです。Unbox TherapyのLousさんが、「曲がる噂」の検証テストとして、素手でiPhone 6 Plusを曲げています。動画ではかなり力を入れているようにも見えますが。そしてこのちょい曲がりの状態でも、使用に影響はなかったそうです。
この本体が曲がってしまう件に対して、Creative EngineeringのデザインエンジニアであるJeremy Ironsさんは、以下のように解説しています。
エンジニアリングの視点でいうと、iPhoneは驚くほど小さく、とてもデリケートに作られている端末です。iPhone 6 Plusでは構造に大きく影響するのは1つだけ。背面とサイドをカヴァーするアルミのフレームです。ガラスの裏に薄い鉄パーツが1枚ありますが、曲がってしまう強度については、しょうがないのかもしれません。
つまり、曲がってしまった事実に対して、そんなに驚いていないということです。解剖でお馴染みのiFixitも、Ironsさんが言う鉄のパーツについて触れていました。つまり、想定の範囲内のよう。
しかし、この鉄パーツ1枚いれたところでその強度が解決されはしないというのが、Ironsさんの意見。従来のiPhoneは、より厚く、ここまで長くありませんでした。材質の性質上、短い方が曲がりにくく、長ければ曲がりやすくなってしまいます。長さアップ、薄さダウンという2つの要素によって、新iPhoneは今まで以上に曲がりやすくなってしまった、と。Ironsさん曰く「0.5ミリの薄さ変更はその強度に大きく影響します。iPhone 5sは、iPhone 6 Plusよりも7%厚い。これはつまり曲げに対して22%強いということなのです」とのこと。
もちろん、Ironsさんがこれはエンジニアリングの視点から見た場合の数字であって、iPhoneの詳細を加味した結果ではないとしています。あくまでも、一般的な話。
もし、曲がる報告が続出するようならアップルも何らかの発表を行なうかもしれません
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