日本自動車輸入組合によりますと、先月、国内で販売された外国車の新車の台数は3万2806台と、去年の同じ時期と比べて3.4%増加しました。
外国車の国内での販売台数は、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動で、ことし4月以降、最大で20%のマイナスが続いていましたが、6か月ぶりにプラスとなりました。
また、新車の販売に占める外国車の割合は10.4%と9か月ぶりに10%を超え、9月としては過去最高となりました。
これは、海外の自動車メーカー各社がこの夏以降、相次いで新型車を投入した効果によるものとみられ、消費増税の影響で販売のマイナスが続く日本車よりも先に回復に転じる形となりました。
一方、ことし4月から9月までの半年間の販売台数は、前の年と比べて9.1%減少し、上半期としては5年ぶりのマイナスとなりました。
日本自動車輸入組合は、「小型車を中心に比較的に価格の高い外国車の販売を伸ばしているのが特徴で、日本車よりも回復のスピードが早いのではないか」と話しています。
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