同本部は同日午前8時からほぼ1時間おきに会議を開き、捜索隊を派遣するかどうかを検討した。
山頂の状況を視覚的に把握するため、午後1時25分にヘリコプターテレビシステム(ヘリテレ)を備えた同県警のヘリが出発。現場上空で撮影した映像をリアルタイムで同本部へ送信したが、雲に覆われて地上の様子が分からず、捜索隊を乗せたヘリが着陸できるかどうか判断できなかった。
また、自衛隊もヘリを飛ばした。搭乗した緊急消防援助隊の隊長は「ぬかるみや岩場の場所、これまで見つからなかった方が発見できないかと思ったが、雲が厚くて何一つ確認できなかった」と話した。
気象庁によると、御嶽山周辺は7日、高気圧に覆われ、日中は晴れる見通しだという。また、振幅の小さな火山性微動は6日午後6時現在、継続しており、噴火は続いているとみられるという。
7日はヘリと王滝口からの捜索隊を約1000人規模で準備。午前6時前に自衛隊や県警のヘリが出発。現場からの映像で土砂崩落の有無などを確認し先遣隊を出すかどうか判断する。
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