アメリカの大手パソコンメーカー、ヒューレット・パッカードは6日、パソコンとプリンターの事業と、インターネット経由で大量のデータを管理するクラウドサービスなどの法人向け事業をそれぞれ別の2つの会社に分社化すると発表しました。
世界のパソコン市場はタブレット端末やスマートフォンの普及で縮小傾向が続き、ヒューレット・パッカードは去年、パソコンの出荷で世界首位の座を中国の「レノボ・グループ」に奪われるなど業績が低迷しています。
このため低迷しているパソコンなどの事業を法人向け事業と切り離すことで、迅速な経営判断を行えるようにして業績の立て直しを図ることにしたものです。
ホイットマンCEO=最高経営責任者は「分社化は立て直しに向けた強い決意のあらわれだ。2社に分かれることで市場や消費者の大きな変化にも柔軟に対応できるようになる」とコメントしています。
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