最初、岩手県宮古市を訪れた目的は、
震災の復興のお手伝いをすることでした。
支援の問い合わせをしたら、
宮古は、石巻、釜石、陸前高田
そして原発のある福島に比べると
復興の度合いが進んでいるとのこと。
観光などで少しでも経済的な支援の方が
いいかもしれません、とおっしゃっていただきました。
それでも、震災の傷跡は目に映り、
地元の方から、いくつかお話を聞くことが出来ました。
ホテルのバスの運転手さんから聞いたお話。
『堤防が決壊しました。』
『道路も壊れました』
『家を建てることが、出来ない地域になりました』
『家を失い、建てることが出来ない人たちが
1年5か月たっても、まだ仮設住宅に住んでいます』
宿泊したホテルの方のお話。
沢山の方々が非難されて来られたとのこと。
食料は備蓄があったので、初めの頃は
鮭や梅干しなどの具が入ったおにぎりを配れていた、と。
何か月か経ち、救援物資が届かず、
塩だけのおにぎりになっていった、と。
遅れてきた救援物資を
送り返した、と。
ご自分が被災していらっしゃるにも関わらず、
家を流され避難者となった人達が気の毒。。だったと。
浄土ヶ浜レストハウスで飲料水を販売していた
女性の店員さんのお話。
宮古の辺りは他に比べれば
市街地での被害が少なかったので、
釜石・田老・山田に比べれば、まだまだいい方なんです、と。
私は農家で山の方だったので難を逃れました、。
海沿いの友人はじめ、多くの方が家に避難してきました、と。
皆さん口を揃えて
『わざわざ、東京から遠い宮古まで、
よくいらっしゃてくださいました。
沢山、楽しんでくださいね』と。
まだまだ、復興への道を歩み始めたばかりなのに、
他人を思いやる気持ちに、
改めて生きることに必要なことは、
人を思いやる強さと優しさが、かけがえのない大切な事なんだな、と。
写真をYou Tubeにまとめてみました。
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