なかなか、どの本を選べばいいか分からないし、人それぞれ若干目的は異なると思う。
大半の本は簡単なフレーズ集である。
「〇〇はどこにありますか?」
「〇〇したいのですが」
「いつ〇〇しますか」
「どこどこに住んでいます」
など、基本的な文章に絞っており、一応旅行や、初対面の人と最低限の会話が交わせるようになろうとすることを目的としているものがメインである。
もちろん、そういった定型文は大事であり、自分が得意とするフォーマットを取得することは重要である。
しかし本当の日常英会話は実にハードルが高い。
ビジネス英語は自分の得意ジャンルが英語となっているため、相手の言わんとすることはある程度分かるが、日常英会話になるとなかなか難しい。
例えば、私が海外生活をSettleしようとしたときや、その後必要となった日常会話はこうだ。
「電気利用に伴うデポジットはどこで払えますか」
「うちの息子は昨晩から熱があり、吐き気をもようしています」
「クレジットカードの引き落としを、自動引き落としにしたいのですが」
と実際の日常英語は、書籍のようにはうまくいかない。
まあ危機迫ると、何とかなるものだが、特に生きるか死ぬか、病院では必死に伝えようとしたのをよく覚えている。
上記の例通りの文章が書いている英語本などなかなかないが、多少有用なものがあるのでご紹介したい。
英会話フレーズブック リアルな日常表現2900 という本である。
病院での英語が一番難易度が高いと感じているのだが、この本は病気時の英語が結構盛り込まれているのである。
わたしは息子が入院したとき医者に「urine test」と言われたが、理解するのに時間がかかった。
これは尿検査のことだったのだ。この例文も上記の本には含まれている。
これは一例であるが、項目別にいうと「病気」のほかにも「銀行」「郵便・宅配便」「恋愛」「結婚・離婚・育児」など一般的な日常英会話本の「自己紹介」や「道案内」「レストラン」等だけにとどまらない。
2900例文もあって、反復練習本としては少々難易度が高いので、辞書的な読み物として購入する分にはありだろう。
例えば翌日、病院や銀行など行って何かする目的がある場合などに、本の例文を参考に自分の頭の中でフレーズをある程度構築しておけば役立つと思う。
もちろんCDもついているので、ヒアリングの練習としてもOKだと思う。
ご参考までに
ALEX
英会話フレーズブック—リアルな日常表現2900 (アスカカルチャー)
posted with ヨメレバ
多岐川 恵理 明日香出版社 2007-08-31
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