シャープのスマートフォンは国内でしか販売されておらず、またセキュリティも強固でroot化できる機種も少ないですがSH-07Eもついにroot化が可能になりました。対応しているのはビルド番号が「01.00.04」の機種のみとなります。これ以外は非対応です。
こちらからroot化キットをダウンロードできます。
gadgetdamage.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
root化にあたっての準備ですがまずUSBデバッグを有効にする必要があります。SH-07Eの場合は「設定」→「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」とあります。「開発者向けオプション」の選択肢がない場合は「設定」→「端末情報」と開き、一番上にある「ビルド番号」を10回タップすることで開発者向けオプションが表示されるようになります。このビルド番号が「01.00.04」以外の機種はroot化できません。
USBドライバがインストールされていなければ こちら からダウンロードしてインストールします。インストールが完了したらUSBデバッグを有効にしてパソコンとスマートフォンを接続します。これで準備は完了です。
あとは「SH-07E rootツール」を起動し、指示通りに進めていきます。
1.VpnFakerのインストール
2.root権奪取
の順番です。作業はどちらもそれなりに時間がかかるので終了するまで待ちましょう。
余談ですが一般的なroot化はAndroidのシステムの中枢を変更しますが、SH-07Eはセキュリティが強固でこれを行うことができません。SH-07Eのroot化ではAndroidのシステムの中枢を丸ごとコピーしてそのコピーをroot化してイメージを作り、端末内のストレージに置きます。そしてスマートフォン起動時にコピーしてroot化したイメージをマウントすることでroot化を実現しています。
電源を切った状態から電源を入れたり、再起動をかけた場合はまず
1.通常通り起動されます。この時点ではroot化するまえとなんら変わりない状態です。
2.その後再起動がかかりコピーしてroot化したイメージをマウントして起動します。この時点でroot化が完了し端末のすべての権限にアクセスすることができるようになります。要するに起動後必ず一度再起動されます。
この方法の利点としては安全性が通常のroot化よりも高いことがあげられます。通常のroot化ではシステムに重大なダメ−ジを与えた場合、起動そのものができなくなりますがコピーしたイメージであればいくら弄ってももともとあるシステムは無傷なのでコピーしたイメージからマウントしないようにすればroot化前のまっさらな状態に戻すことができます。
欠点は電源オフからの起動や再起動時に一回再起動されるのがわずらわしいとかそれくらいですね。
参考
andmem.blogspot.jp/2014/03/sh06eroot.html
一通り作業が終了したら、root化が成功しているか確認します。スマートフォンに「SuperSU」と「VpnDialogs」がインストールされているはずです。「SuperSU」を起動してみて「SUバイナリがインストールされていないため、SUperSUをインストールできません。これは問題です!」といったメッセージが表示されなければroot化は成功しているでしょう。
もしroot化が完了していなければ
1.root化したコピーイメージをマウントできていない(root起動ができていない)可能性があります。その場合はホームボタンを長押しして「VpnDialogs」をタップすると再起動がかかりroot起動されます。一回のタップでroot起動がされない場合は何度か試してみると成功することがあります。どうしてもだめなら電源ボタンを長押しして電源メニューを呼び出し、再起動をかけて様子を見ます。
2.root化そのものができていない可能性があります。再度「SH-07E rootツール」を使ってroot化を行ってみましょう。前にも書きましたがSH-07Eのビルド番号「01.00.04」の機種だけが対応しています。これより前のバージョンでも後のバージョンでも対応していません。
root化が完了すればあとはいじるだけです。シャッター音を消したり、プリインストールアプリを消したり通常では使えない機能やアプリを使ってより幅広く自由にAndroidを使ってみましょう。
SH-07E root化 その2
SH-07E root化 その3
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