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2015年04月30日
アトピーの原因は皮膚の表面細菌のバランス異常
黄色ブドウ球菌などの異常細菌巣によって
引き起こされることを解明したというニュースをみました。
アトピーは、喘息や鼻炎、食物アレルギーなどの他のアレルギー症状と、
セットで患う方が多い事から、アレルギーの一環として考えられています。
私もアトピー・喘息・猫アレルギー・鼻炎、
といろいろセットになっていますしね(笑
どこが始まりかわからないけれども、
この具合の悪さは全部関係ありそうだと思ってしまいます。
人間の皮膚表面にはたくさんの種類の細菌がいますが、
アトピーの患者さんの皮膚の細菌は、
種類がグッと減って、黄色ブドウ球菌に占められてしまうんです。
この黄色ブドウ球菌が、アトピー発症と何らかの関係があるというのは、
40年以上まえからわかっていたものの、
それが何なのか、わからなかったのです。
以下は慶應義塾大学医学部が4月22日に発表した研究のお話です。
アトピーの要素をもつマウスで、
皮膚細菌巣を培養すると、
発症とともに皮膚細菌巣は異常細菌巣へと劇的変化します。
このアトピー要素をもつマウスに
異常細菌巣に効く抗生物質2種類を与える治療をすると、
アトピーを発症しませんでした。
A.離乳直後から、治療せず皮膚炎を発症したけど、10週目で抗菌治療を始めたグループ
B.離乳直後から、抗菌治療をしていて、10週目で中止したグループ
2種類のグループにわけて実験をしてみると
Aのグループは皮膚細菌巣が正常化して、皮膚炎もほぼ治癒
Bのグループはそれまでの正常な皮膚細菌巣が一気に変化し、皮膚炎を発症
この結果から、
アトピーは偏った異常細菌巣によって起きる事がわかりました。
実験でマウスに行った抗生物質を使用した治療は、
腸内細菌への悪影響もあるため、
人への治療方法としては現実的ではないそうです。
しかし、この研究結果をもとに、
細菌巣を正常化することのできる方法が積極的に開発されて、
いくでしょうといった話なんですね。
今すぐではないですが、
新しい治療法がアトピーを完治させる日がくる事を祈ってます!
→もとの記事はこちらから読むことができます
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